ハノーヴァー万国博覧会
![]() ハノーヴァー万国博覧会(ハノーヴァーばんこくはくらんかい)は、ドイツのハノーファー(ハノーヴァーは英語の発音)で2000年6月1日から10月31日まで開催された国際博覧会である。 概要20世紀最後の万博にしてドイツ初の大型国際博覧会でもある。世界中が地球温暖化等の環境問題に直面する中、テーマを「Mensch, Natur und Technik(人間・自然・技術)」と定め、環境万博を名乗った。会場面積は約160haで、既存の見本市会場で世界最大のハノーファー国際見本市会場の敷地を利用する形で行われ、万博後のメッセの機能向上や知名度向上が期待されていた。191の国や機関が参加(万博史上最多)することになり、ドイツがヨーロッパのほぼ中央に位置することから、人が集まりやすいと考えられ、目標入場者数もかなり多めに推定された。総入場者数は1800万人を記録したが、約24億マルク(約1200億円)の大赤字を生む結果となった。国とハノーファー市が半分づつ赤字分を返済することに合意したが、立件された人物が誰もおらず批判された[1]。ただし、ヘルベルト・シュマルシュティーク元市長はこれで良かったと考えている[2]。 次の万博である2005年日本国際博覧会は、ハノーヴァー万博の課題を引き継ぐ形で計画が進められた。しかし、こちらはハノーヴァーのような予算の無駄遣いをしなかったため[注釈 1][3]。最終黒字を予想より多く計上して終わり、ハノーヴァー万博の失敗があったためか博覧会国際事務局(BIE)から高く評価された[注釈 2]。 テーマ曲はドイツのテクノミュージックグループ・クラフトワークと、ドイツのハードロック・ヘヴィメタルバンド・スコーピオンズが担当した。 マスコットトゥイプシー(Twipsy)![]() テーマである「人間・自然・技術」をイメージして作られた架空の生物。1992年バルセロナオリンピックのマスコットコビーの生みの親であるハビエル・マリスカル (Javier Mariscal)によって1995年に制作された。カラフルな体と、左右非対称の足、片方の手が大きいのが特徴。また、様々なカラーバリエーション存在する。 テレビアニメトゥイプシー(独:Twipsy、英:Twipsy)は、1999年11月1日から2000年4月24日にZDF、KiKA系列において、同名でテレビアニメ化(なお日本では放送は未放送)、2D/3Dで作られた、ハノーヴァー万国博覧会の公式マスコットのトゥイプシーを主人公にしたテレビアニメ。EM.TV(現・スポーツ 1 メディア AG)により製作された[5]。全26話。 あらすじニックとアルバートはコンピューターを使っていた。ニックの妹であるリッシーはジュースをコンピューターに繋がった電源タップにこぼしてしまった。すると、一瞬にして部屋の照明が消え、ニックはサイバースペースに居た。その後、主人公のサイバーメッセンジャーのトゥイプシーと出会う。果たしてニックはサイバースペースから脱出できるだろうか、トゥイプシーは目的のメールを無事に送れるのか。 登場人物サイバースペースの登場人物
見た目は左右非対称であり、頭の後ろには延長部、右腕が大きく、左足がハイヒールのような足のサイバースペースの生物。主人公である。
金髪の顔に口が2つがある女性である。
メールやデータなど食う。蜘蛛のような見た目のサイバースペースの生物。悪役である。 現実世界の登場人物ウォーカー家の登場人物
金髪の13歳の少年。
ニックの妹。金髪の8歳の女の子である。
ニックの父。金髪の男性である。
ニックの母。金髪のメガネをしている女性である。
ニックのペットである。イヌである。 バークホルン家の登場人物
メガネをしている12歳の少年(人間)で、ニックの友達である。
アルバートの弟。
その他
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia