ファイヴ・バイ・ファイヴ
『ファイヴ・バイ・ファイヴ』(Five by Five) は、1964年にリリースされたローリング・ストーンズのEP。シカゴのチェス・スタジオで6月に行われたセッションが収められ、イギリスではデビューアルバムがリリースされて間もなく、8月にリリースされた。 歴史ミック・ジャガーとキース・リチャーズの作詞作曲技能は発展途上で、「エンプティー・ハート」と「南ミシガン通り2120」の2曲が「ナンカー・フェルジ」(バンド作曲のペンネーム)名義で収録された。残りの曲は彼らお気に入りのR&Bカバーで構成される。アンドリュー・ルーグ・オールダムは本作のプロデュースとライナーノーツの執筆を担当し、そこではデビューアルバムが30週間1位であったと記したが、実際には12週間であった。 「南ミシガン通り2120」は2分ほどのショートバージョンで収録されているが、後にアルバム『12×5』にフル・バージョンが収録された。 リリースとレセプション
『ファイヴ・バイ・ファイヴ』はイギリスのEPチャートで1位を獲得した[2]。一方で本作は1964年後半にリリースされたアメリカでのセカンドアルバム『12×5』のアルバムタイトルと収録曲の基礎を形成した。 イギリス人音楽評論家のロイ・カーは著書「The Rolling Stones: An Illustrated History,」で「ビートルズの4曲収録のEP『ロング・トール・サリー』と並んで、「5 X 5」は疑いなく最初で最後の素晴らしいEPだ。」と記している[3] 『ファイヴ・バイ・ファイヴ』は2004年にアブコ・レコードによるボックスセット『シングルズ 1963-1965』で初めてCDとしてリリースされた。2010年11月には限定版ヴィニールボックスセット『ザ・ローリング・ストーンズ 1964-1969』に収められ、2011年には『60's UK EPコレクション』に収められた。 2013年4月20日には7インチヴィニール盤として再リリースされた。 日本ではロンドン・レコードから12インチ盤としてリリースされた。帯にはおまけとしてコンドームを模した小型のサックが添付された。 収録曲
パーソネル
カバー脚注注釈出典 |
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