ホセ・ルイーズ
ホセ・ラファエル・ルイーズ・アパリシオ(José Rafael Ruiz Aparicio,[注釈 1] 1994年10月21日 - )は、ベネズエラ・カラボボ州グアカラ出身のプロ野球選手(投手、元捕手)。右投右打。MLBのテキサス・レンジャーズ所属。 経歴プロ入りとパドレス時代2011年7月2日にインターナショナルFAでサンディエゴ・パドレスと契約を結んだ。プロ入り当初の守備位置は捕手。 2012年6月2日にルーキー級DSLパドレスでプロデビュー。その後投手にコンバートする2016年シーズン途中まで捕手として出場していたが、マイナーでの通算打撃成績は1005打席で打率.203、1本塁打、68打点、OPS.488に留まっていた。 2016年6月27日にA+級レイクエルシノア・ストームでプロ初登板。6月30日にルーキー級AZLパドレスに降格。7月3日に登録が捕手から投手に変更され、A-級トリシティ・ダストデビルズに昇格。8月7日に投手登録された状態で初登板した。このシーズンは3チーム合計で全てリリーフで11試合(12.1回)に登板し、2勝0敗、防御率0.00を記録した。シーズン終了後にパドレスはルイスを40人ロースターに追加した。16-17年のウィンターリーグ期間はベネズエラのナベガンテス・デル・マガリャーネスに所属した[3]。 2017年はA+級レイクエルシノアで開幕を迎えた。7月24日にメジャー昇格し、同日に行われたニューヨーク・メッツ戦で救援登板し、メジャーデビュー。この試合では1.0回を投げて無失点であった[4]。翌日25日にレイクエルシノアへ再降格。この年のメジャーでの登板はこの1試合のみであり、残りの期間は全てA+級レイクエルシノアに所属した。マイナーのシーズン成績は44試合(全て救援、49.2回)に登板して、1勝2敗2セーブ、防御率5.98を記録した。17-18年のウィンターリーグ期間も去年と同様マガリャーネスに所属した[3]。パドレスは12月15日にルイスをDFAにした[5]。 ホワイトソックス時代2017年12月22日にウェイバー公示を経てシカゴ・ホワイトソックスが獲得し移籍した[6]。 2018年はA+級ウィストン・セーラム・ダッシュで開幕を迎えた。5月10日にAA級バーミンガム・バロンズに昇格。9月4日にセプテンバー・コールアップでメジャー昇格した。このシーズンはマイナーで合計43試合(58.2回)に登板して、3勝1敗16セーブ、防御率3.06、メジャーで6試合(全て救援、4.1回)に登板して、0勝0敗、防御率4.15を記録した[3]。 2019年は40試合に登板[3]。7月3日ダブルヘッダー第2試合のデトロイト・タイガース戦では、延長12回表に登板して1回を3奪三振と完璧に抑え、その裏にホセ・アブレイユがサヨナラ本塁打を放ったため、メジャー初勝利を収めた[7]。 2020年は故障のためシーズン初登板が8月となり、わずか5試合の登板にとどまった[3]。 2021年は初の開幕ロースター入りし、シーズン終了までメジャーに帯同。キャリアハイとなる59試合に登板して1勝3敗4ホールド、防御率3.05、63奪三振という成績を残した[3]。 2022年もメジャーでフルシーズンを過ごし、キャリアハイを更新する63試合に登板して1勝0敗11ホールド、68奪三振を記録した[3]。ただし後半戦は捕まる機会が増えたこともあり、防御率は4.60と前年より悪化した[8]。 2023年はシーズン開幕前の3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にベネズエラ代表として出場した。開幕はメジャーで迎えたが、最初の4試合(3回2/3)で9自責点を許す絶不調に陥り、4月7日にDFAとなった[9]。 ダイヤモンドバックス時代2023年4月9日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスに金銭トレードで移籍した[10]。移籍後は34試合(うち先発1試合)に出場し、2勝1敗1ホールド、防御率4.43、36奪三振という成績を挙げたが、7月25日にDFAとなった[9]。ウェイバー公示を経て、7月30日にマイナー契約を結び直してAAA級リノ・エーシズに送られた[9]。以後はシーズン終了までメジャーに戻ることはなく、オフの11月2日にFAとなった[9]。 フィリーズ時代2023年11月27日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結び、2024年のスプリングトレーニングには招待選手として参加した[11]。5月3日にメジャー契約を結んで、アクティブ・ロースター入りした[12]。この年は52試合に登板して5勝1敗1セーブ、防御率3.71、登板数と同じ52奪三振を記録した[3]。 2025年は5月終了時点で16試合の登板で1勝3ホールドを挙げたものの、防御率8.16の成績で6月1日にセス・ジョンソンの復帰に伴ってDFAとなった[13]。 ブレーブス時代2025年6月7日にウェイバー公示を経て、アトランタ・ブレーブスに移籍した[14]。6月19日にディディエル・フエンテスの昇格に伴う形でDFAとなり、3日後にAAA級グウィネット・ストライパーズに降格した[15]。 レンジャーズ時代2025年7月17日にデーン・ダニングとのトレードで、金銭とともにテキサス・レンジャーズに移籍した[16]。 投球スタイル最速100.4mph[注釈 2](約161.6km/h)の速球とカーブで全投球の9割以上を占める。 詳細情報年度別投手成績
ポストシーズン投手成績
WBCでの投手成績
年度別守備成績
背番号
代表歴脚注注釈
出典関連項目外部リンク
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