メイド イン ワリオ
『メイド イン ワリオ』は、2003年3月21日に任天堂より発売されたゲームボーイアドバンス用アクションゲームであり、メイド イン ワリオシリーズの第1作。公称ジャンルは瞬間アクション。アメリカでは『Wario Ware, Inc. Mega Microgame$』という名称で同年5月26日に、ヨーロッパでは『Wario Ware Inc. Minigame Mania』という名称で同年6月6日に発売されている。 概要本作はワリオとその仲間達が作ったゲームをテストするという形で、次々と出されるプチゲーム(5秒程度で終わるミニゲーム)をプレイして行く。 複数のミニゲームをプレイしながらストーリーを進めるタイプのゲームは以前にも存在していたが、本作の特徴として「1つのミニゲームの時間が極度に短い」「各ゲームの間に入る合いの手」があり、さらにゲームを進めるごとにどんどんスピードが上がっていき、これが独特のリズムを生んでいる。またその破天荒なゲーム内容を盛り上げるワリオらの個性的なキャラクターやギャグ色の強いゲーム画面などの笑いの要素から人気を博して、2003年のヒット作の一つに上げられるほどの売れ行きを見せた。 本作は、64DDの『マリオアーティスト ポリゴンスタジオ』の中にあった「サウンドボンバー」というミニゲームが元になっている[2]。マリオアーティストシリーズのディレクター松岡洋史が、サウンドボンバーを一本のソフトとして是非作りたいと思い制作された[要出典]。 なお、本作のプチゲームはニンテンドー ゲームキューブ用ソフト『あつまれ!!メイド イン ワリオ』にも同じ物が収録されている。またプチゲームとは別に、ゲームを遊び条件をクリアしていくと手に入れることが出来るミニゲームも収録されているが、こちらはゲームキューブ版には収録されていない。 また、8月10日の値下げ以前にニンテンドー3DSを購入した人対象のお詫びである「アンバサダー・プログラム」にて3DSのバーチャルコンソールの限定配信が2011年12月16日に開始され、そして2014年4月3日からはWii Uのバーチャルコンソールにて正式に配信開始された[3]。 2023年2月9日より配信された『ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』にて、本作が初期ソフトの一つとして収録されている[4][5][6]。 あらすじ
基本ルールプチゲーム開始時にするべき事(「いれろ」「とめて」など)が表示されるので、それに従って十字キーやAボタンを操作する。プチゲームのノルマを達成できないとライフが減り、4回ミスするとゲームオーバー。ステージ毎に決められた数のプチゲームをプレイするとスピードがアップし、最後にボスゲームが出現し、これをクリアできればそのキャラはクリアとなる。初回のみ失敗した場合はライフが減ってボスゲームをやり直すことになる。 ストーリーは入門ステージ「ワリカセ」から始まり、各ステージをクリアすると次のステージが出現する。最終ステージ「ワリオ」をクリアすればストーリー上は全面クリアとなる。ただしそれ以降もプチゲームの図鑑を埋めたりエンドレスプレイで一定以上の成績をあげることでいくつかの隠されたモードやゲームが出現する。これにはL/Rボタンを使用する2人プレイ用のゲームや、過去の任天堂作品をリメイクしたものなどが含まれる。このようにやり込み要素が数多く盛り込まれている。 クリアしたキャラを選択すると、そのキャラが出すジャンルのゲームをエンドレスにプレイすることが可能。この際はボスゲームをクリアできた場合にライフが1回復するというルールがある。失敗したときにライフが1減るのは以前と同様だが、この時も次のレベルに進むという点が異なる。レベル3の状態でさらに進むとスピードが上昇し続け、ボスゲームも現地点でのスピードで行うことになる。スピードは最大2倍速まで上昇する。このモードの中には一定以上の成績を記録するとサブゲームが出現する物がある。 収録されるプチゲームは合計213に及びプレイしたプチゲームは自動的に図鑑に登録されていき、図鑑では特定のプチゲームをひたすらプレイし続けることが可能[7]。レベル1・レベル2・レベル3の3段階を順番にクリアするとスピードが1段階ずつ速くなり、その繰り返しが続く。なお、通常ステージとは違い、最大4倍速までスピードが上昇する。図鑑ではプチゲームごとにノルマが設定されており、4回失敗するまでに規定回数をクリア[8]できればそのゲームのノルマは達成され、図鑑の項目にマークが付けられる。全てのゲームでノルマを達成することで出現する隠し要素も存在する。 移植されたサブゲーム
サブゲームのうち2作品がニンテンドーDSiウェアとしてアレンジ移植された。 鳥とマメ鳥とマメ(とりとマメ)は、「PYORO」をアレンジしたもの。一定の条件をクリアすると『鳥とマメ2』(PYORO2に相当)がプレイ可能となる。 紙ヒコーキ紙ヒコーキ(かみヒコーキ)は、「はてしなく かみヒコーキ」をアレンジしたもの。従来のモードである「とことん」、決められたコースの記録を目指す「タイムアタック」、2人用(1台のDSiを2人で操作する)の「たいせん」を収録。 脚注
外部リンク |
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