リズム (時計)
リズム株式会社(英文社名:RHYTHM CO.,LTD. )は、埼玉県さいたま市大宮区に本社を置き[1][2]、時計等の製造・販売を行う精密機器メーカー[1]。 シチズン時計から出資を受ける他、商標の相互使用契約を締結しており、リズム製の日本国内向けクロック(業界では時計を「ウオッチ」と「クロック」に大別する)の一部機種に「CITIZEN」の商標を使用している。 概要主業である家庭用時計(掛時計、置時計、目覚まし時計)・自動車用時計の製造販売のほか、精密機器各種の製造販売も手掛け、機械部品(精密金型・成形部品・接続端子部品・電子部品)、自動車用車載機器、情報機器などの製造販売を行っている[1]。同社製の時計は世界90か国以上で販売されている[7]。 終戦直後の1946年(昭和21年)3月[7]、賀川豊彦が「東洋のスイスを作る」と提唱し[7]、埼玉県北葛飾郡南桜井村(現・春日部市)の軍需工場跡地に株式会社農村時計製作所を設立[7]。この土地は精工舎南桜井工場を引き継いだ場所であった[要出典]。同社は技術力は高かったものの経営的には成功せず[7]、1950年(昭和25年)10月をもって[要出典]会社を解散。別会社を設立して事業を継承することとし[7]、同年11月3日にリズム時計工業株式会社を設立した[7]。 社名の「リズム(RHYTHM)」は、農村時計製作所が生産していた時計の愛称(リズム1号・2号・3号)を引き継いだもので、これらの製品が高性能で評価も高く、また時を刻む「リズム」の語が時計会社の社名として相応しいとして採用された[7]。「RHYTHM」はリズムの登録商標である[7]。 創業の地である南桜井(春日部市)の工場はのちに閉鎖され、跡地はスーパーマーケット「ヤオコー」南桜井店[8]となっている。 2000年には創立50周年を迎え[7]、これを記念し社会貢献活動(CSR)として同年から毎年6月10日の「時の記念日」に埼玉県内の児童施設への時計寄贈を開始[7][9]。2022年までに県内の保育園・児童養護施設・母子生活支援施設など約900施設に時計を寄贈している[9] 2014年には「RHYTHM」ブランドをリニューアルして日本国内で新発売、ロゴマークも新しいものに変更された[7]。 かつては地域子会社を複数擁していたが、2007年から2008年にかけて長野県と茨城県の子会社(長野リズム株式会社、茨城リズム株式会社)を解散し[7]、2020年10月1日付でリズム時計工業株式会社が東北リズム株式会社、リズム協伸株式会社を吸収合併して3社統合し、リズム株式会社へ商号変更した[2][4][5][6]。また、かつてはシチズン時計が筆頭株主であったが、2022年時点ではシチズン時計の出資比率は若干低下している[3]。 2022年現在、事業拠点として埼玉県の本社のほか、西日本の拠点として大阪市中央区南船場に「リズム大阪ビル」を保有する[10]。 沿革
事業所出典:リズム株式会社公式サイト「企業情報 - 拠点一覧」[10]
営業拠点
生産拠点
関連会社連結子会社
脚注
関連項目外部リンク
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