上馬
上馬(かみうま[2])は、東京都世田谷区の地名。現行行政地名は上馬一丁目から上馬五丁目。住居表示実施済区域。 地理世田谷区世田谷地域に属する。区内には下馬という地名も存在するが、隣接はしていない。なお、若林、三軒茶屋、野沢、駒沢、弦巻の各地域が隣接している。
地価住宅地の地価は、2025年(令和7年)1月1日の公示地価によれば、上馬1-7-7の地点で74万3000円/m2、上馬4-19-9の地点で78万7000円/m2、上馬5-30-8の地点で73万7000円/m2となっている[4]。 地形比較的水はけが悪い場所があり、集中豪雨時には内水氾濫により浸水被害が出ることがある[5]。 歴史現在の五丁目付近は、茶の湯に適した清水があったことから、茶人や茶道を嗜む公家や大名の下屋敷が建ち並び、通称「茶人町」と呼ばれた。世田谷通りに接する、自由通りから一つ東に通る小路は、現在でも地元の人に「茶匠通り」と呼ばれ、その名残をとどめている。
地名の由来旧:荏原郡上馬引沢村(かみまひきさわむら)の省略による。一般には源頼朝が遠征に向かう途中この地を訪れ、土砂崩れに遭った際、「以後ここを渡る際は、馬を曳いて渡れ」と命じたのが由来とされるが、さらに古い地名とも考えられている。 沿革
町名の変遷
世帯数と人口2025年(令和7年)1月1日現在(世田谷区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷国勢調査による世帯数の推移。
学区区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2024年8月時点)[17]。
交通鉄道最寄駅は東急田園都市線・東急世田谷線三軒茶屋駅(太子堂に所在)および駒沢大学駅(当地域四丁目に所在)である。北側の五丁目からは、世田谷線松陰神社前駅も徒歩圏内である。 道路最寄の高速道路出入口は、三軒茶屋出入口、池尻出入口である。玉川通りと環七通りが交差する上馬交差点がある。 バス東急バス(淡島営業所・弦巻営業所・瀬田営業所・高津営業所)と小田急バス(小田急ハイウェイバス)が路線バスを運行している。 上馬交差点近くにある上馬停留所からは渋谷駅、下北沢駅(北沢タウンホール)、二子玉川駅、田園調布駅、等々力駅、五反田駅、世田谷区民会館、新代田駅、大森駅などへ路線を伸ばしている。2013年3月までは都営バスも新宿駅からの路線(もとは大森駅、のち駒沢陸橋まで)を運行していた。 世田谷通りに面する若林三丁目のバス停からは、玉川通り経由(渋21~24・26)のほか淡島通り経由(渋52)の渋谷駅ゆき路線もあるほか、上町、用賀駅、祖師ヶ谷大蔵駅、成城学園前駅、調布駅(本数少)方面など、比較定長距離の路線が発着する。 また弦巻通りには、渋谷駅と弦巻営業所を結ぶ路線(渋05)が発着する。 玉川通り
環八通り
世田谷通り
弦巻通り
事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[18]。
事業者数の変遷経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷経済センサスによる従業員数の推移。
施設
その他日本郵便脚注
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