世界祝祭博覧会
世界祝祭博覧会(せかいしゅくさいはくらんかい)は、1994年(平成6年)に三重県伊勢市で「第5回ジャパンエキスポ」として開催された地方博覧会。愛称はまつり博・三重’94。 現代を生きる人々が物質的・経済的な豊かさを手に入れた一方で失われたものも多いという認識に立ち、祭りという出会いを通して活力ある明日の暮らし・地域づくりを目標に開催された[1]。 概要
入場料
パビリオンテーマ広場
人と技術の広場
人と自然の広場
人と人の広場
ミポランド
沿革博覧会構想
会場選定会場候補地としては、海の会場として鳥羽市小浜半島が、太陽と森の会場として伊勢市朝熊山麓、度会郡二見町の溝口・山田原地区が立候補していたが、鳥羽市に関しては1994年までに開発が間に合わないと判断し開催を断念。朝熊山麓を主会場、二見町候補地を駐車場とすることを決定する。
計画縮小とジャパンエキスポ認定会場周辺の開発・整備博覧会の開催前期(7月22日から9月13日まで)の1日平均入場者数は26,804人で、目標の30,000人を下回る結果となった。『公式記録』では、三重県では観測史上最高の猛暑が影響したものと分析している。また、新聞記事などでは、同時期に和歌山県で開催された世界リゾート博(7月16日から9月25日まで)との競合による影響もあったのではないかと分析している。 後期(9月14日から11月6日まで)に関しては、9月26日に台風26号の影響で1日閉場となったものの、総体的に晴天に恵まれ、1日平均入場者数は38,922人となり、全期間中の総入場者数は目標の300万人を超えることとなった。
地域への影響
会場の跡地利用会場跡地は「サン・サポート・スクエア伊勢」として2億700万円かけて道路や排水設備を整え、2008年(平成20年)に造成が完了した[20]。企業誘致は1995年(平成7年)から進められたが、なかなか買い手が付かない状況であった[20]。 2011年(平成23年)になり、伊勢市村松町のヤマナカフーズが初めて進出に名乗りを挙げた[20]。同社は同年に発生した東日本大震災を受けて海抜28mあるこの場所へ新工場を建設することを決め、2012年(平成24年)8月からの操業を目指している[20]。 また、2007年より、多面サッカーグラウンド「伊勢フットボールヴィレッジ」が設置され、「朝間山麓公園ソフトボール場」も併設されている。 脚注
参考資料
関連項目
|
Portal di Ensiklopedia Dunia