中国人民解放軍国防科技大学
中国人民解放軍国防科技大学(ちゅうごくじんみんかいほうぐん こくぼうかぎだいがく、略称: 国防科技大)は、中国人民解放軍の高級教育機関である。湖南省長沙市開福区に所在する。英語略称は「NUDT」。 概観大学全体中央軍事委員会直属の唯一の全国重点大学であり、中国の211工程、985工程にも選ばれている。 2014年現在はおよそ1万4000学生が在籍している。そのうち学部生の数は約8400人、大学院生は約5600である。 教育および研究教育および研究のレベルは国内トップだが、多数の研究情報が公開されていないため、一般の大学ランキングに掲載されていない。 民間団体の中国校友会網が発表した中国一流大学名簿によると、清華大学、北京大学、中国科学院大学に並び、中国に4つだけの「七つ星」の大学である[1]。 また、中華人民共和国教育部が発表したランク付けによると、下記の10の分野における実力が中国トップ10に入った[2]。
沿革1953年に中国人民解放軍軍事工程学院として設立。1966年までこの名だったが、複数改名の後に文化大革命時に一旦消滅。 1978年に国防科学技術大学として復活。 2000年11月29日、日本で有名な人型二足歩行ロボットの先行者を開発する。 2010年11月から2011年6月まで同大学の天河一号がTOP500でスーパーコンピューター世界1位を記録していた。 2014年6月23日、ドイツ・ライプツィヒで開催中のHPC国際会議「ISC’14」で最新のランキングで、Xeon Phiを搭載する「天河二号」が前回、前々回に引き続き首位を守った。実行性能は33.86ペタFLOPSで、1年前と同等である。 2016年4月21日、中国初の警備ロボット「AnBot」を開発する。このロボットは天河二号とクラウドで連携しており[3][4]、スタンガンで武装しており[5]、顔認識を行って中国の空港でのパトロールなどに利用されている[6][7]。 2017年7月、国防科学技術大学から国防科技大学と改名した。 機構
内部部局
学院9つの学院(日本の学部に相当する)を置く。
歴代学長
歴代政治委員
脚注
関連項目外部リンク
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