十三番目の人格 ISOLA
『十三番目の人格 ISOLA』(じゅうさんばんめのペルソナ いそら)は、貴志祐介による日本のホラー小説及びそれを原作とした日本のホラー映画。 概要多重人格と憑依現象、阪神・淡路大震災を題材にしたミステリーホラー小説。元は「ISOLA」のタイトルで第3回日本ホラー小説大賞佳作に選ばれ、後に「十三番目の人格 ISOLA」に改名され角川ホラー文庫より出版された[1]。『ISOLA 多重人格少女』の名前で漫画化・映画化された。タイトルの「ISOLA」は劇中に登場する雨月物語の「吉備津の釜」の怨霊・磯良と幽体離脱の実験道具「ISOLATION TANK」に由来する。 ストーリー人の心を読む力を持つ賀茂由香里は、阪神・淡路大震災のボランティアに参加した時、12の人格を抱える少女・森谷千尋に出会った。ところが、彼女は震災後、「ISOLA」という凶悪な13番目の人格が誕生していた。ボランティアメンバーの青木から彼女を紹介された由香里は自分の手に余る事態のため、晨光学院高等学校の常勤の臨床心理士である野村浩子に委ねることにした。その後、千尋に日常的な虐待を加えていた非情な叔父は、謎の不審死を遂げる。街では彼女に関わった人間は不審な死を遂げる事件が相次いでいた。 刊行情報
漫画
映画版同様、「ISOLA〜多重人格少女〜」のタイトルで漫画化。作画:凜野ミキ。 1999年12月22日角川書店より出版 ISBN 4-04-853167-0 映画
『ISOLA 多重人格少女』の題名で映画化。同時上映は『リング0 バースデイ』。2000年1月22日、東宝系で公開。原作者の貴志祐介もカメオ出演している。 日本の映画作品として初めて阪神・淡路大震災を題材としている[4]。被災者への追悼も込められ、エンディング映像には神戸ルミナリエが登場した。 キャッチコピー
キャスト
スタッフ
脚注
外部リンク
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