吹替の力
『吹替の力』(ふきかえのちから)は、ワーナー・ホーム・ビデオが展開するビデオソフトシリーズ。 商品内容ワーナー・ブラザースの作品で、セルVHSやBlu-ray、DVD、また各テレビ局の映画番組で使用された日本語吹き替えを収録して販売するシリーズ。同趣旨のシリーズとしてユニバーサル・ピクチャーズの『思い出の復刻版』、20世紀FOXの『吹替の帝王』、コロンビア ピクチャーズの『吹替洋画劇場』などが存在する。元々は20世紀FOXが開始した『吹替の帝王』シリーズのヒットにより、20世紀FOXのリクエストライブラリーに『沈黙の戦艦』、『暴走特急』などのワーナー・ブラザース作品のテレビ版吹き替え版ソフト化を望む声が多く寄せられたため、それを切っ掛けに始動したシリーズとされる[1]。2021年発売の『ウエスト・サイド物語』以降、20世紀FOXより版権を引き継いだMGM作品もラインナップに加わった。 他の同趣向のシリーズなど、テレビ版吹き替えを採用している映像ソフトの多くは、放送尺の都合でカットされたシーンは字幕で対応するのに対して、本シリーズは吹き替えの欠落している部分に当時と同じ声優陣を可能な限り集めて追加録音をしている作品が多い。但し、現存する全てのバージョンが収録されるとは限らず、作品によっては一部吹き替えが未収録となっている。日曜洋画劇場の吹き替えを採用している『沈黙の戦艦』『暴走特急』では、初回放送当時の淀川長治による解説を収録した特典映像DVDが付属。『戦略大作戦』以降は縮刷ポスターや俳優及び声優のフォトカードなども同梱される(いずれも初回生産分のみ)。 2014年12月に第1弾となる5作品が同時発売されて以降、長らく続報が途絶えていたが、2016年9月にシリーズの発売が再開。以降は他の同趣向のシリーズと比べて短いスパンで発売されている。 2018年発売の『マトリックス トリロジー』と『2001年宇宙の旅』の4Kリマスター版ブルーレイや、2022年発売の『マッドマックス アンソロジー メタルケース&スチールブック仕様』、『カサブランカ』4K ULTRA HD & ブルーレイセットも新たにテレビ版吹替を収録した商品だが当シリーズには含まれていない。 ラインナップ(出典[2])
発売中止タイトル(出典[6])
関連項目参考文献
外部リンク |
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