大相撲平成24年11月場所大相撲平成24年11月場所(おおずもうへいせい24ねん11がつばしょ)は、2012年11月11日(日)から11月25日(日)まで福岡国際センターで開催された大相撲本場所。 場所前の話題など日馬富士が第70代横綱に昇進し、2010年1月場所以来16場所ぶりに、東西に横綱が並び、その活躍が期待された。 角番大関が史上最多の3人となり、3大関全員の角番脱出なるかが注目された。 前場所で妙義龍が関脇の地位で10勝をあげており、今場所の成績によっては大関昇進の足固めができるため、そのことが注目された。 常幸龍が前相撲から所要9場所で新入幕を果たす歴代1位のスピード入幕記録を達成し、今場所の活躍が期待された。 番付・星取表
優勝争い4場所ぶりの賜杯を狙う横綱白鵬は初日から連勝が続くが、新横綱の日馬富士は2日目に隠岐の海に敗れて金星を配給し、連勝が32でストップした。8日目終了時点で全勝は白鵬と関脇の豪栄道で、1敗の日馬富士と共に平幕の豊ノ島と千代大龍が追う展開。大関は2敗で稀勢の里がただ1人優勝争いに加わるだけで、他の大関は3敗3人と休場1人という有様だった。 9日目に全勝豪栄道と1敗の日馬富士が直接対決をするが、後述する珍事が起きた挙句日馬富士が勝って豪栄道は初黒星。1敗千代大龍も敗れたため、全勝が白鵬1人で、それを1敗の3人が追う展開に変わった。翌10日目に1敗豊ノ島は日馬富士との直接対決が組まれて負け、2敗に後退。1敗豪栄道は白鵬に敗れて2敗に後退したため、この時点では全勝の白鵬と1敗の日馬富士という両横綱のマッチレースになると見られていた。 しかし11日目、先に土俵にあがった日馬富士が角番大関の琴奨菊に負けて2敗に後退すると、続く白鵬も同じく琴欧洲に負けて1敗へ後退。両横綱が1差という状況は変わらなかったが、2敗の千代大龍と3敗の稀勢の里、琴欧洲、豪栄道と平幕3人にまで優勝の可能性が広がる事態となった。12日目は白鵬は勝って1敗を守ったが、日馬富士は関脇妙義龍に、千代大龍は阿覧にそれぞれ負けて3敗へ後退したため2敗力士がいなくなり、この時点で白鵬の独走パターンとなってしまった。 13日目になると、3敗だった千代大龍、栃煌山、稀勢の里が相次いで敗れ、日馬富士も鶴竜に負けて4敗に後退。白鵬は1敗を守ったため、この時点で優勝の可能性があるのは白鵬と、栃煌山との3敗対決を制した旭天鵬の2人に絞られた。翌14日目、先に土俵にあがった旭天鵬は琴奨菊に敗れて4敗に後退したため、白鵬はこの日の相撲を取らずに4場所ぶり23度目の優勝を手にした。 優勝次点は11勝4敗の豪栄道と豊ノ島、三賞は殊勲賞が該当者なしだったが、敢闘賞が3大関を破って10勝5敗とした松鳳山、技能賞は後半4連敗も最後は立て直して11勝4敗とした豪栄道がそれぞれ受賞した。 各段優勝・三賞
トピック
脚注
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