大相撲平成28年7月場所大相撲平成28年7月場所(おおずもうへいせい28ねん7がつばしょ)は、2016年7月10日から7月24日まで愛知県体育館で開催された大相撲本場所。 幕内最高優勝は横綱・日馬富士公平(13勝2敗・4場所ぶり8回目)。 場所前の話題など
番付・星取表
優勝争い先場所11番に終わった横綱・鶴竜は3日目に前頭の栃煌山に不覚を取り、4日目から腰と左足首の痛みの影響で休場した[3]。5場所ぶりの優勝を狙う日馬富士も3日目に平幕の隠岐の海に敗れた。大関陣は琴奨菊は初日から4連敗を喫するなどして6日目を終わって1勝5敗と絶不調。7日目から左膝を痛め休場した[4]。豪栄道は7番に終わり負け越し。秋場所を角番の場所として迎えることになった。 そして、38回目の優勝を狙う白鵬と2場所連続の綱とりに挑む稀勢の里・角番の照ノ富士、さらに平幕の嘉風・逸ノ城・千代鳳・荒鷲の7人が初日から4連勝とした。しかし5日目、白鵬が宝富士の小手投げにあっさり転がされるなど、逸ノ城を除く全勝の力士が全員敗れ、特に白鵬は春場所2日目から続いていた連勝が33でストップした。5日目を終わり早くも全勝は逸ノ城のみとなった。その逸ノ城も6日目に敗れ、早くも6日目に全勝力士が消えた。中日を終えて1敗で白鵬・日馬富士・稀勢の里・高安、2敗で宝富士・嘉風・逸ノ城・佐田の海という状況になった。9日目、1敗の両横綱は、日馬富士が嘉風の叩き込みに屈すると、続く白鵬も土俵上に落ちていたさがりに足を取られたか、自らバランスを崩して転倒してしまい、そろって2敗目を喫してしまった。そのため、1敗で稀勢の里・高安、2敗で白鵬・日馬富士・宝富士・嘉風という状況になった。翌10日目は稀勢の里が松鳳山の変化にバッタリ倒れ、さらに1敗の高安-2敗の日馬富士の取組で1敗の高安が敗れたため、1敗力士が消えた。そして、10日目を終えて2敗で両横綱と稀勢の里・高安・宝富士の5人が先頭に立つという混戦模様になった。翌11日目に高安-宝富士の2敗同士の取組が組まれ、高安が勝利。11日目を終えて2敗で両横綱と稀勢の里・高安という状況になった。翌12日目は高安が嘉風に、白鵬が照ノ富士にそれぞれ敗れ3敗に後退。12日目を終え2敗は日馬富士と稀勢の里のみとなった。2人だけとなった2敗力士は翌13日目に直接対決となり、日馬富士が勝利し、2敗は日馬富士のみとなり、今場所初めて単独トップに立った。一方稀勢の里は横綱昇進が遠のく3敗となった。翌14日目は白鵬-稀勢の里の3敗同士の対戦が組まれ、稀勢の里が土俵際の突き落としで勝利。2敗の日馬富士も豪栄道に勝利した。14日目を終えて2敗で日馬富士、3敗で稀勢の里と平幕の貴ノ岩という状況になり、この3人が千秋楽まで優勝を争うこととなった。14日目を終えて友綱審判副部長は相撲内容が良くないために決定戦になっても勝って優勝以外では横綱昇進は厳しいとの見解を示していた[5]。そして千秋楽。3敗の貴ノ岩は嘉風は寄り切って勝利し、優勝争いに残った。もう1人の3敗の稀勢の里は豪栄道を押し出して勝利し、3敗を死守した。そして結び。白鵬-日馬富士は日馬富士が勝てば日馬富士が4場所ぶり8回目の優勝、白鵬が勝てば日馬富士・稀勢の里・貴ノ岩の3人での優勝決定巴戦という状況だったが、日馬富士が寄り切りで勝利し、4場所ぶり8回目の優勝を決めた。一方稀勢の里は優勝を逃したが、優勝次点の成績だったことが評価され、秋場所も綱とりの場所となることが明言された[6]。 三賞だが、殊勲賞は優勝した日馬富士を破った嘉風が7場所ぶり2回目の受賞、敢闘賞は最後まで優勝を争った貴ノ岩と、中盤まで優勝を争い、白鵬の連勝を止めた宝富士がいずれも初めて受賞した。技能賞は終盤まで優勝を争った高安が初めて受賞した。 トピック
各段優勝・三賞※四股名は2016年7月場所当時のもの。
脚注
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