学研奈良登美ヶ丘駅
学研奈良登美ヶ丘駅(がっけんならとみがおかえき)は、奈良県奈良市中登美ヶ丘六丁目にある近畿日本鉄道(近鉄)けいはんな線の駅。駅番号はC30[3]。 歴史年表
駅名の由来→「登美ヶ丘」も参照
「学研奈良登美ヶ丘」の「学研」は、関西文化学術研究都市の略称である。一方「登美ヶ丘」とは、駅南方一帯に広がる住宅地を指し、その名は古代・中世に見られた大和国添下郡北部の地名「鳥見」に由来し[7]、鳥見は「登美」や「迹見」、「登弥」などとも書かれた[8]。 「鳥見」の地名の由来については、『和名抄』に記される「鳥貝郷」(訓は「止利加比」〈トリカヒ〉)の誤写という説などがある[8]。また、日本書紀には東征を進める彦火火出見(後の神武天皇)が戦っている際に、飛来した金鵄(とび)が、彦火火出見の弓矢にとまり光り輝いたことで、相手方の兵を皆幻惑したため、神武天皇方が勝利し、大和を平定したという伝説がある[9]。そこでこの地が鵄邑(とびのむら)と呼ばれた[10]。その後、鳥見郷、鳥見庄と変わり、「登美」となった[9]。 駅名の由来となった登美ヶ丘は旧生駒郡平城村と旧生駒郡富雄町に跨り、住宅地開発は両町村が奈良市編入後の1960年から近鉄グループの近鉄不動産の手で開始された[11]。駅周辺を除く北登美ヶ丘地区の宅地造成は、1980年代から行われている。 駅構造島式ホーム1面2線を有する高架駅。駅は末端部ですぼみ、路線の延伸に備えている。改札・コンコースは1階、ホームは2階にあり[12]、改札口はコンコースに面して南北両側に設けられている[12]。トイレは改札内。ホーム上にはワンマン運転支援用のホームセンサーを備える。 駅事務室は南口寄りに位置し、北口改札外には奈良交通の案内所がある。 生駒駅管理の有人駅で、PiTaPa・ICOCA対応の自動改札機および自動精算機(回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。特急券・定期券は専用の自動券売機で購入可能。 のりば
利用状況当駅開業後の1日あたりの乗降・乗車人員は下記の通り[近鉄 1][* 2][県 1]。
駅周辺当駅は生駒市と奈良市とにまたがっているうえ、北東には京都府相楽郡精華町との府県境も迫っている。 けいはんなプラザや国立国会図書館関西館など、関西文化学術研究都市の中核施設へはやや距離があり、バスを利用する必要がある。 北口
南口駅バスロータリーから北登美ヶ丘住宅地に抜ける長く大きな階段がある。この階段は当駅設置のため立ち退いたゴルフ練習場と北登美ヶ丘住宅地を結んでいた里道であったが、駅設置に合わせて歩道として改修された。
バス路線
隣の駅
脚注注釈出典記事本文の出典
利用状況に関する資料
参考文献
関連項目外部リンク
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