岡山県道・広島県道3号井原福山港線
岡山県道・広島県道3号井原福山港線(おかやまけんどう・ひろしまけんどう3ごう いばら ふくやまこうせん)は、岡山県井原市から広島県福山市に至る県道(主要地方道)である。 概要岡山県井原市と広島県福山市福山港を結ぶ主要地方道として認定されているものの両者を短絡的には結ばず、岡山県笠岡市茂平で進行方向を変える“逆L字形”の経路となっており、路線の性格としては、井原市と笠岡市を結ぶ役割の道路と、笠岡市と福山市を結ぶ役割の道路という性格の異なる二つの道路により構成された形となっている。また、笠岡市用之江(もちのえ)地内では、国道2号との連絡のために支線(用之江支線)を有する。 笠岡市茂平から終点にかけては、国道2号のバイパス道路として計画されている地域高規格道路「倉敷福山道路」の福山道路区間と並行するため、国道2号笠岡バイパスと一体となって暫定的なバイパス路線としても機能している。 路線データ本線
用之江(もちのえ)支線
歴史岡山県道高屋篠坂線および広島県道・岡山県道福山港用之江線の全部分と広島県道・岡山県道平野笠岡線の一部分(広島県道・岡山県道平野笠岡線はその後、1972年(昭和47年)に広島県道・岡山県道101号平野笠岡線となり、1994年(平成6年)まで存続した。)を前身とする路線である。 年表
路線状況沿線自治体が国の備後工業整備特別地域に指定されていた関係で、2002年(平成14年)までに大部分が改良された。 岡山県井原市の高屋町三丁目地内(起点付近)では住宅街を抜けるため、高屋町交差点(国道313号(国道486号重用)交点)から高屋バイパス(国道313号(国道486号重用))が交わる交差点にかけては1.5車線。そこから大江町地内の広島県道・岡山県道102号下御領井原線が交わる交差点までは、普通車同士の離合には支障のない幅広の1.5車線となっている。この区間は、本路線の東方にバイパス道路として下出部町(しもいずえちょう)地内の国道313号(国道486号重用)と大江町地内の本路線(現道)を結ぶ計画の都市計画道路(出部大江線(いずえ おおえせん))の整備が予定されており、高屋町三丁目を含む子守唄の里高屋駅周辺で行われた高屋駅周辺土地区画整理事業では2車線化を行わず、あえて1.5車線道路としている。一方、大江町地内より南は2車線となっており、大江町地内と下稲木町地内の間にある峠など一部を除き、歩道も概ね整備されている。 用之江支線を含む岡山県笠岡市の用之江地内以南は、茂平地内まで4車線。茂平地内から広島県福山市の大門町五丁目地内にある大門町5丁目交差点にかけては2車線となるものの、大門町5丁目交差点以西は、4車線となっている。終点の広島県道244号福山港線との接続点は、福山市街方面から広島県道244号福山港線を走行してきた場合、初めて本路線の県道標識が左側に見えるところであり、下り方向(井原・笠岡方面)からは気付きにくい状況である。 通称
重複区間
道路施設橋梁並行する旧街道
地理岡山県と広島県の県境を3回通過する路線である。1回目は笠岡市篠坂から福山市坪生町(つぼうちょう)、2回目は福山市坪生町から笠岡市篠坂、3回目は笠岡市茂平から福山市大門町5丁目にかけて。以前は3回目にある笠岡市茂平から福山市大門町5丁目にかけてのみだったが、道路改良により福山市坪生町を通ることとなり、1994年(平成6年)から通過するようになった。 通過する自治体交差する道路岡山県笠岡市篠坂で広島県境と接しながら山陽自動車道を立体交差するが、接続はしていない。なお、この付近の東方には山陽自動車道篠坂PAがあり、スマートインターチェンジ設置に向けて検討が行われている[6]。
交差する鉄道沿線
脚注注釈出典
関連項目外部リンク |
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