東日本大震災復興支援 2013Jリーグスペシャルマッチ(ひがしにほんだいしんさいふっこうしえん 2013Jリーグスペシャルマッチ)は、2013年(平成25年)6月16日に開催された東日本大震災復興支援 Jリーグスペシャルマッチの2013年大会である。
概要
2011年3月11日に起きた東日本大震災の被災者を悼み、また被災地の復興を祈願すると共に、震災の記憶を風化させないためのJリーグの取り組みの一環として、2012年から開始された東日本大震災復興支援 Jリーグスペシャルマッチの第2回大会である[1]。
「Jリーグ TEAM AS ONE」は、ベガルタ仙台と鹿島アントラーズの所属選手、及び、東北地方各県の出身選手、さらにゲスト参加選手にて構成した。監督は鹿島アントラーズのトニーニョ・セレーゾが務めた。一方の「Jリーグ選抜」は、仙台・鹿島以外のJ1チームの所属選手のうち「Jリーグ TEAM AS ONE」選出者を除く選手にて構成していた。監督は2012年のJ1優勝監督であるサンフレッチェ広島の森保一が務めた。
今回は試合前の国歌斉唱を仙台市立金剛沢小学校合唱団が行うことが発表された[2]。
試合はスカパー!が全国で生中継、地上波では関東地区と静岡県のみで17日深夜1:25から録画中継で放送された。
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参加選手・スタッフ
選考要領
両チームの選手は、サポーター投票および選考委員会の推薦により以下の要領で決定された。
- サポーター投票は2013年5月8日18時より5月27日10時までの間に行われた。
- 前回同様、コナミが設けた公式投票サイト[3] およびコナミのソーシャルゲーム「ワールドサッカーコレクション」からの投票受付に限定される。
- 投票期間中にJ1の18クラブに在籍する選手から選択し、1回の投票で最大11名が投票可能[注 1]で、同一端末からは1日5票まで投票可能となっていた[4]。
- 投票締め切り後に集計を行い、GKの最多得票1名、DF・MF・FWの得票上位3名、DF・MF・FWのポジション別次点のうち最多得票1名の計11名を「サポーター投票選手」として選出し、『Jリーグ TEAM AS ONE』『Jリーグ選抜』のそれぞれに振り分ける。
- その他の選手については選考委員会の推薦により、J1の18クラブから最低1名以上が選出されるように選考する。仙台・鹿島以外のクラブは各クラブごとに3名まで(仙台・鹿島からの上限はなし)、外国人選手の出場人数制限は設けない。
- FIFAコンフェデレーションズカップ2013に出場する日本代表選手については選抜対象外とする。
以上の選考に基づき、2013年5月31日に『Jリーグ TEAM AS ONE』17名、『Jリーグ選抜』23名の計40名が発表された[5]。なお「選考人数は両チームとも25名ずつとする」とされていることから、追加選考の可能性についても言及されている。一方、一部でこの年に現役を引退したデビッド・ベッカムが本試合への出場オファーを承諾したとの報道がなされた[6] が、Jリーグ側は「元イングランド代表」との表現で具体的な選手名は公表しなかったものの「調整を続けておりましたが、最終的に来日は叶わないという結果となりました」と、ベッカムの出場に関する調整が付かなかったことを公式発表している[7]。
以下の選手一覧において、得票数欄の括弧はポジション別得票順位、得票数が空白のものは得票数の公表対象外(GKは11位以下、その他は21位以下)だったことを示す。
Jリーグ TEAM AS ONE
Pos. |
No. |
選手名 |
所属 |
得票数 |
備考
|
GK
|
1 |
林卓人 |
ベガルタ仙台 |
004,774 (07) |
|
21 |
曽ヶ端準 |
鹿島アントラーズ |
009,904 (04) |
|
DF
|
2 |
鎌田次郎 |
ベガルタ仙台 |
|
|
3 |
岩政大樹 |
鹿島アントラーズ |
098,319 (07) |
|
4 |
加賀健一 |
FC東京 |
|
秋田県出身
|
5 |
角田誠 |
ベガルタ仙台 |
042,267 (12) |
|
22 |
西大伍 |
鹿島アントラーズ |
041,986 (13) |
|
26 |
山本脩斗[8] |
ジュビロ磐田 |
|
岩手県出身
|
33 |
安田理大 |
フィテッセ |
|
ゲストプレーヤー
|
MF
|
6 |
中田浩二 |
鹿島アントラーズ |
064,860 (15) |
|
8 |
松井大輔[9] |
スラヴィア・ソフィア |
|
ゲストプレーヤー
|
10 |
梁勇基 |
ベガルタ仙台 |
072,065 (13) |
|
20 |
柴崎岳 |
鹿島アントラーズ |
247,036 (04) |
青森県出身
|
25 |
菅井直樹 |
ベガルタ仙台 |
|
山形県出身
|
28 |
金崎夢生[10] |
1.FCニュルンベルク |
|
ゲストプレーヤー
|
35 |
髙萩洋次郎 |
サンフレッチェ広島 |
105,922 (10) |
福島県出身
|
40 |
小笠原満男 |
鹿島アントラーズ |
215,473 (05) |
岩手県出身
|
FW
|
9 |
大迫勇也 |
鹿島アントラーズ |
169,618 (04) |
|
13 |
柳沢敦 |
ベガルタ仙台 |
090,807 (05) |
|
15 |
森本貴幸[11] |
アル・ナスルSC |
|
ゲストプレーヤー
|
16 |
鄭大世[12] |
水原三星ブルーウィングス |
|
ゲストプレーヤー
|
17 |
大津祐樹[13] |
VVVフェンロー |
|
ゲストプレーヤー
|
19 |
カレン・ロバート[14] |
VVVフェンロー |
|
ゲストプレーヤー
|
23 |
指宿洋史[12] |
KASオイペン |
|
ゲストプレーヤー
|
24 |
赤嶺真吾 |
ベガルタ仙台 |
061,975 (14) |
|
|
Jリーグ選抜
Pos. |
No. |
選手名 |
所属 |
得票数 |
備考
|
GK
|
1 |
川口能活 |
ジュビロ磐田 |
022,927 (02)
|
21 |
楢﨑正剛 |
名古屋グランパス |
027,770 (01) |
|
DF
|
2 |
徳永悠平 |
FC東京 |
067,622 (09) |
|
3 |
扇原貴宏 |
セレッソ大阪 |
141,730 (05) |
|
4 |
田中マルクス闘莉王 |
名古屋グランパス |
340,074 (01) |
|
5 |
槙野智章 |
浦和レッドダイヤモンズ |
300,228 (02) |
|
22 |
中澤佑二 |
横浜F・マリノス |
282,507 (03) |
|
41 |
土屋征夫 |
ヴァンフォーレ甲府 |
|
|
MF
|
6 |
青木拓矢 |
大宮アルディージャ |
|
|
7 |
山口螢 |
セレッソ大阪 |
119,734 (09) |
|
8 |
柏木陽介 |
浦和レッドダイヤモンズ |
144,333 (07) |
|
10 |
山田大記 |
ジュビロ磐田 |
105,614 (11) |
|
13 |
柿谷曜一朗 |
セレッソ大阪 |
334,820 (02) |
|
14 |
石毛秀樹[15] |
清水エスパルス |
|
|
15 |
ジョルジ・ワグネル |
柏レイソル |
|
|
20 |
稲本潤一 |
川崎フロンターレ |
078,341 (12) |
|
25 |
中村俊輔 |
横浜F・マリノス |
441,257 (01) |
最多得票選手
|
FW
|
9 |
田中達也 |
アルビレックス新潟 |
053,096 (18) |
|
11 |
佐藤寿人 |
サンフレッチェ広島 |
321,638 (01) |
|
16 |
キリノ |
湘南ベルマーレ |
|
|
17 |
豊田陽平 |
サガン鳥栖 |
204,190 (02) |
|
18 |
森島康仁 |
大分トリニータ |
|
|
24 |
原口元気 |
浦和レッドダイヤモンズ |
175,243 (03) |
|
|
試合概要
Jリーグ TEAM AS ONE v Jリーグ選抜
脚注
- 注釈
- ^ GK1名とフィールドプレーヤー10名までを選択可(11名未満でも投票可)。フィールドプレーヤーのポジション配分(フォーメーション)は問わず、また外国籍選手の人数制限も設けなかった[4]。
- 出典
関連項目
外部リンク
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ナショナルチーム |
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国内リーグ |
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国内カップ |
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大学・育成年代 |
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国際大会 |
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関連項目 | |
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