桜 稲垣早希
桜 稲垣早希(さくら いながきさき、1983年12月27日[1] - )は、日本のお笑いタレント、ものまねタレント、グラビアモデル、YouTuber。吉本興業東京本部所属。兵庫県神戸市東灘区出身。本名は稲垣 早希(いながき さき)。 来歴神戸市立福池小学校、神戸市立魚崎中学校、私立甲子園学院高等学校[6]卒業。高校1年生から芸能事務所に所属し、女優を目指してエキストラやリポーターなどのタレント活動をしていた[7][8]。 2005年、NSC大阪校女性タレントコースに1期生[1][9]として入学。大阪NSC28期と同期扱い。 在学途中でお笑いタレントに方向転換することになり、2007年途中に同期生の増田倫子とお笑いコンビ『桜』を結成[10]。また同年度、大阪三大夏祭りの一つ『愛染まつり』で愛染娘に選ばれている[11]。 →桜での活動詳細については「桜 (お笑いコンビ)」を参照
2008年、MBS『なまみつ』番組内でロケ企画『関西縦断ブログ旅』がスタート[12]。以降、後継番組『ロケみつ』でも同一企画でレギュラー出演を続け、関西を中心に人気となる(以降『四国一周』『西日本横断』『ヨーロッパ横断』の各ブログ旅を経て、2014年からスタジオレギュラーとなる)。番組は2015年3月27日に最終回を迎え、6年半の歴史に幕を下ろした[10][注 1]。 2009年12月、増田がお笑い芸人として引退し、ダンサーに転身したためピン芸人『桜・稲垣早希』として活動を開始[13]。なお、名義上は、お笑いコンビ「桜」の増田の卒業となっている。 2010年7月22日、中黒(・)から半角空き(スペース)に変えた現在の芸名に改名[14]。同年に吉本興業所属のアニメキャラ芸人たちによるコメディーショー『劇団アニメ座』メンバー[15]に加入。 2013年10月、『大阪府子ども防犯大使』に任命される[16][17]。 2014年4月27日からR藤本と非公認お笑いコンビ[注 2]『ドラゴゲリオンZ』を結成し、ニコニコ生放送などで活動を開始。同コンビで2015年からM-1グランプリにも参戦している[18]。 →芸風など活動詳細については「ドラゴゲリオンZ (お笑いコンビ)」を参照
2016年2月12日、デニスとともに岡山県瀬戸内市の初代観光PR大使に就任する[19]。 2016年4月10日、YouTubeに「桜 稲垣早希チャンネル」を開設し、YouTuberとしても活動開始。2019年時点ではASMR動画を中心に投稿し、チャンネル登録20万人を突破している。 東京進出2018年4月、大阪から上京。よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京本部へ所属変更し、活動拠点を東京に移す[20]。 2019年2月27日、元AppBank所属(2020年退社)で、YouTuberの「りおなり」との結婚を発表[21]。同年5月に挙式した[22]。以降、個人チャンネルのみならず、夫婦で運営するチャンネルにも頻繁に出演している。 2019年9月21日、YouTubeチャンネルで妊娠5ヶ月であることを公表[23]、翌2020年2月4日に第1子男児を帝王切開で出産[24][25]。 2020年8月23日、『新生紀ドラゴゲリオンZ』が最終回を迎えた[26]。それに伴って、ドラゴゲリオンZ(ベジータとアスカ)でのコンビ活動はなくなり、事実上の解散状態。ただし、素の状態では『GuuGoo』で共演している。 タイ移住2023年3月より家族でタイに移住し、タイ住みます芸人として活動することを発表した[27]。 2024年6月25日、タイ住みます芸人として「パッタイ早希」と言う名前で活動し、通常の仕事はこれまで通り「桜 稲垣早希」で活動するとインスタグラムで発表した[28]。 芸風アニメキャラの声マネを得意とする[29][30]。『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの大ファンであり[10]、特に惣流・アスカ・ラングレーおよびアスカの声優である宮村優子が好きで[7]、アスカの声マネのほか、宮村が演じる他のアニメキャラの声マネ(『名探偵コナン』の遠山和葉など)も披露することがある[31]。また「一人エヴァンゲリオン」と称し、綾波レイや碇シンジなどの声マネを交えて会話シーンを演じるネタもある[10]。アスカの声マネは中学生の頃から行なっており[10]、2008年にMBS『ロケみつ』で宮村と共演した際には、あまりにも声が似ていることを宮村本人から認められた。その後宮村とは友人関係となり、私生活でも交流がある他、自身や宮村のYouTubeチャンネルに二人で(夫である「りおなり」との三人の場合もある)出演したこともある。 ピン芸人として出演する舞台では、アスカのコスプレに身を包み、キャラクターになりきりながらめくり芸や漫談などを行なうネタが中心[30]。胸が小さいのがコンプレックスであり、それを逆手に取った「貧乳」というネタも持っている(貧乳であることの利点を挙げるフリップ漫談)[30]。ネタ披露以外の場では、アスカのコスプレ状態であっても素の関西弁で喋るケースが多い[32]。 他にも、浅倉南(『タッチ』)[31]、涼宮ハルヒ(『涼宮ハルヒの憂鬱』)、ミスマル・ユリカ(『機動戦艦ナデシコ』)、シャンプー(『らんま1/2』)、声優の林原めぐみの声マネなどを得意としている[注 3]。アニメキャラ以外では、小倉優子、清水よし子(ピンクの電話)などのレパートリーを持つ。 人物人物像身長166 cm[1]、体重48 kg[1]、血液型O型。既婚[33]。 芸能界に入ろうと思ったきっかけは、小学校時代に自分をいじめていた男子児童が「将来の夢はタレントになる」と書いていたことを知り、「だったら私も同じ職業でこいつのさらに上を行ってやる」と思ったことから[34]。 兄の影響もあり、子供の頃からマンガやアニメが好き[7]で、中学時代は『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』への憧れから剣道部に所属[35][36]。また、漫画『忍空』にはまっていた時期があり[7]、主人公風助の影響を受けて、笑う際などに舌が口から少し出る癖がついてしまい、現在もこの癖が残っている[37]。 妖怪マニアでもあり、妖怪の絵を子供のころからよく描いていて[38]、『千鳥のぼっけぇTV!』『ロケみつ〜ロケ×ロケ×ロケ〜』『あほやねん!すきやねん!』などで紹介されたこともある。 視力は悪く、コンタクトレンズを使っている[36]。プライベートでは眼鏡を使用しており、眼鏡姿の写真が公式ブログにアップされることもある[39]。 小さい頃は、父親とよく阪神タイガースの試合観戦をしていたが、野球にはあまり興味がない[40]。広島東洋カープとは相性が悪いが、広島県のテレビ局のローカル番組には数回ゲスト出演している[注 4]。 座右の銘は「死ぬわけじゃないし」(阪神・淡路大震災の経験から)[41]。 実家で飼っていた愛犬の名は、イヴ(メス)[42]。 性格学生時代から人見知りで[44]、高校時代はクラスメイトに話し掛けるのにも苦労していたという。MBS『ロケみつ』のブログ旅シリーズにおいても、現地の人々に中々話し掛けられず苦悩しているシーンが度々放送されており、同行のカメラマン兼総合演出担当だった森貴洋(通称『親玉』)もこの点を指摘している[45]。 評価新世紀エヴァンゲリオンの渚カヲル役をしていた声優の石田彰はテレビで彼女のブログ旅を見てファンになり絶賛もしている[46]。また、映画監督の行定勲は、桜 稲垣早希が隔週でレギュラー出演をしている「ピーコ&兵動のピーチケパーチケ」にゲスト出演した際に、稲垣本人の目の前で「早希ちゃんのファンだ」と認めている[47]。 エピソード幼少時にはピアノを習っており[48]、MBS『ロケみつ』「目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅」では、岡山県高梁市立吹屋小学校のオルガンで「ジングルベル」を弾いて、腕前を披露している。なお、「ジングルベル」を選んだのはそれしか暗譜していなかったためである[49][注 5]。ピアノは7年間習っていたが、楽譜もろくに読めないまま教室を辞めた。その後、単独公演で自身の出囃子でもある「残酷な天使のテーゼ」のピアノ・ソロ編曲版を弾くことに決め、キーボードやロールピアノを買って猛練習し、同曲をレパートリーに入れることに成功している[50]。 ピン芸人になる際、よく当たるという占い師に見てもらったところ、「『桜』を取ると華がなくなるから付けておきなさい」と言われ、芸名を「桜 稲垣早希」にした。当初は「桜 早希」にするつもりであった[51]。 中学2年の時に英検4級を受験したものの不合格となったが、翌年には英検4級に再チャレンジして合格した[52]。また、かつて原付免許取得のための筆記試験に2度落ちた経験があり[53]、自動車類の免許は一切取得していない[54]。 漢字が苦手であり、「ロケみつ」で、近江牛を「ちかえぎゅう」と読んでいた経緯があり、鳥取を「取鳥」と書くなどの失敗が多く見られた[55]。 賞レースの戦績R-1ぐらんぷり
THE W
受賞歴
出演テレビ
時代劇
テレビアニメ
ラジオ
インターネット番組現在の出演番組
過去の出演番組
映画
インターネット配信映画
舞台・ライブ舞台
→開催履歴については「アニ×ワラ」を参照
→開催履歴については「新生紀ドラゴゲリオンZ劇場版 § 開催履歴」を参照
劇団アニメ座
→開催履歴については「劇団アニメ座 § 開催履歴」を参照
単独公演
CM
PV
MVゲーム
アプリ
その他
作品DVD/Blu-rayの記述のないものはいずれも「よしもとアール・アンド・シー」から発売。 DVDコンビ時代ライブ
単独ライブ
ロケみつDVD
その他の参加作品
Blu-ray Disc
CD参加作品
写真集
カレンダー
デザイン
出囃子キャンペーン隊長脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
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