ちちんぷいぷい (テレビ番組)
『ちちんぷいぷい』は、毎日放送(MBSテレビ)で1999年(平成11年)10月11日から2021年(令和3年)3月12日まで平日の午後に放送されていた生放送の大型情報番組である。 通称は『ぷいぷい』で、関西ローカル番組として放送を開始。大半の放送期間においては関西ローカル番組として放送されていたが、TBS系列の在京キー局であるTBSテレビを含むTBS系列局の一部でも、一部の曜日・時間帯に同時ネットで放送していた(詳細後述)。特に2019年4月1日から放送終了までの放送時間は、基本として平日の13:55 - 15:49(JST)。制作局の毎日放送での放送期間は21年半で、総放送回数は5,115回[1]。 なお、当ページでは、レギュラー放送やレギュラー出演者に関する記述に限定する。特別企画については、ちちんぷいぷいの特別番組一覧を参照すること。 概要全編生放送を基調に、有識者・芸能人を交えてのスタジオトーク、報道・情報系の生中継、ロケによるコーナーなどを交えながら進行。特別番組や派生番組によっては、事前に収録した内容を放送することもあった。 スタジオに据えられた大型のプロジェクター(PJ)に映された字幕を総合司会(メインパーソナリティ→MC)やコーナーの進行役が読みながら進行したことや、緊急時・非常時以外でも、放送前に予定されていた内容をスタジオトークの展開などに応じて柔軟に変更していたことが特徴。放送時間の変更やネット局の有無・増減にかかわらず、「(主な放送対象地域である)関西地方の街や視聴者の声に光を当てながら、世界規模の出来事から、東京発のニュース、(地域内の阪神甲子園球場に本拠地を置く)阪神タイガースの成績、路地裏のグルメ情報に至るまで、森羅万象を関西ならではの視点を伝える」というポリシーを終始貫いていた[2]。番組の開始当初から最終回までディレクター→プロデューサー→編集長→総合演出として制作に携わってきた佐川昌裕(毎日放送)によれば、「ニュース番組」ではなく、「『今日感』と『共感』を重視したトーク番組」と位置付けていたという[3]。 番組開始から2014年1月31日(金曜日)までは、毎日放送本社2階(大阪市北区茶屋町、通称「M館」)の「ギャラクシースタジオ」を主に使用。同スタジオの一角で『っちゅ~ねん!』(公開生放送)や『バンバンバン』(中継を繋ぐスタジオパート)を放送してから、当番組につないだ時期もある。なお、同年2月3日(月曜日)から2019年1月25日(金曜日)までは、「M館」の北隣に完成した新館(通称「B館」)のテレビAスタジオで制作。2019年1月に「ライブセンター」が「M館」の2階に完成したことから、同月28日(月曜日)以降は同センターからの生放送に切り替えている[4]。 開始当初からステレオ放送で、2003年12月1日の地上デジタル放送スタートを機に、ハイビジョン制作へ本格的に移行。ハイビジョン試験放送期間中にも、ハイビジョン制作を数回実施していた。 2007年度には、「気付きメール紹介 今日の○○」として、1年間にわたって専用のメールアドレスを開設。この企画をきっかけに、出演者やスタッフがわからない疑問の解答や、企画のアイデア、番組の感想などを、放送中に視聴者から電子メールで随時募集するようになった。 また、視聴者へのプレゼントコーナーを番組開始当初から設置。番組の中期までは、はがき限定で応募を受け付けていた。後に、専用の電話回線を通じて、放送中から当日の放送終了直後まで応募を受け付ける方法に変更。受付を締め切ってからただちに当選者を決めたうえで、締め切りから1時間以内に番組スタッフが電話で当選の旨を連絡していたため、当日のスタジオ出演者から1名が告知の際に指定したキーワードをスタッフに告げることが条件になっていた。このキーワードは、直近のコーナーまでの話題・出演者の発言から指定されることが多く、全編のアシスタント(毎日放送の女性アナウンサーが代々担当)から指名された出演者が即興で出すこともあった。 毎日放送では、当番組の放送開始を機に、『ちちんぷいぷい MBS』というステーションフレーズを策定。当番組のアニメキャラクター「ぷいぷいさん」とタイトルロゴを用いたステーションCMを、関西ローカルのスポットCM枠で随時放送していた。 番組開始までの経緯毎日放送(MBSテレビ)では、NETテレビ(現在のテレビ朝日)・東京12チャンネル(現在のテレビ東京)との関係が深かった1970年代の前半に、東京12チャンネルとの共同制作で平日の午後に主婦向けのワイドショー番組『ファミリースタジオ230 → 奥さん!2時です』を生放送(毎日放送は月 - 水曜分を制作)。1975年3月31日に現在のJNNへ加盟してからも、『スタジオ2時』や『ワイドYOU』といったワイドショー・情報番組の制作を続けてきたほか、西日本を中心とした他地域のJNN系列局でも以上の番組を同時ネットで放送していた。 佐川は『ワイドYOU』から制作に携わっていたが、1990年代に入ってから、平日午後の番組の視聴率が低迷。自社制作による生放送のワイドショー・情報番組が、ネット局を徐々に減らしたり、1年 - 2年単位での終了を余儀なくされたりするなどの悪循環に陥っていた。毎日放送ではこのような苦境を打破すべく、1998年10月から平日の17時台に編成していた『おかえりワイド』(上泉雄一・亀井希生両アナウンサーの司会による関西ローカル向けの情報番組)を1年で終了することを1999年に決断。当時若手だった上泉・亀井に代わって、『すみからすみまで角淳一です』(MBSラジオ平日午後の生ワイド番組)で絶大な人気を得ていた上司の角淳一を「メインパーソナリティ」という肩書で司会へ据えることを前提に、「関西ローカルに特化した情報番組を、3時間もの生放送枠で編成する」という構想が浮上した。 「ちちんぷいぷい」という番組名を考えたのは、角自身である。角は、1996年に脳梗塞を患ったばかりで、主婦層向けの情報番組を担当することに不安を感じていた。入院生活中に病室のテレビで見ていたワイドショーについても、「芸能スキャンダルと嫁姑の話ばかり扱っているので(病室で見るには)しんどい(疲れる)」として、良い印象を持っていなかった[2][注 1]。そこで、「『ちちんぷいぷい』というおまじないをかけないとやっていられない」という意味を込めて、「ちちんぷいぷい」と命名。「このタイトル以外では新番組(の総合司会)を受けない」と言明した[注 1]。 歴史「祝日は休みたい」という角の希望から、角の総合司会時代は原則として祝日・年末年始は放送しなかった。しかし、角の総合司会降板(2011年9月)を機に、祝日も原則として関西ローカル向けに放送。角も、「ホリデー角さん」という祝日限定のロケ企画で、VTRやスタジオに随時登場していた。また、「特別版 / 増刊号」と称する派生番組を祝日や週末に編成することもあった(別途詳述)。 2002年までは、毎日放送が選抜高等学校野球大会(3月下旬 - 4月上旬)のテレビ中継を全試合で実施していたため、「春休み」と称して大会期間中に放送を休止していたが、2003年の第75回選抜高等学校野球大会から生中継の対象を準決勝と決勝(2015年以降は決勝のみ)にとどめているため、それ以外の開催日が平日でも当番組を放送するようになった。 なお、レギュラー出演者の異動については、特記のない限り「出演者」の項で詳述。 1999年 - 2008年関西ローカルで夕方の17時台に編成していた『おかえりワイド』の後継番組として、1999年10月11日にレギュラー放送を開始。2002年3月までは、番組の前半をメインセット、後半を和室セットから進めていた。最初期は、「ニュースを極力扱わず、視聴者との間でおしゃべり(話題)を共有しながら、心の持ちようを変えてくれる番組にしたい」という角の意向[2]から、ラジオ番組のようなスタイルで視聴者からのメッセージを紹介。当初から、長時間にわたる生中継を頻繁に組んでいた。 2000年2月28日からは、陣内智則の出演による「クイズ私鉄沿線」が放送を開始。これを機に、陣内によるクイズコーナーが、形を変えながら8年間続いた。 2001年7月2日放送分から、「角の☆印」(すみのほしじるし)を開始。放送当日の「朝会」(佐川を中心に進めていた午前中の打ち合わせ)までに伝えられたニュースから、角が気になったトピックスに「☆印」を打ったうえで、その事柄について分かりやすく解説する企画であった。ニュースを扱うことに消極的な角に対して佐川が編み出した「苦肉の策」であったが、この企画から「進行表を使わずに、スタジオPJを使って生放送を進めていく」というスタイルが定着。中継コーナーの放送曜日を金曜日に縮小した2002年4月以降は、「☆印」が当番組のメインコーナーになった。 2004年3月22日(月曜日)放送分では、武豊の騎乗でハルウララが出走する高知競馬のレースを、関西地方の地上波テレビ局で唯一生中継。ハルウララがゴールした時に高視聴率を記録した。この時期に、放送回数が1000回に到達した。また、毎日放送がこの年から2008年まで毎年8月に「オーサカキング」というイベントを大阪城公園で開催したことから、開催期間中には関連企画や特別番組を放送した(別途詳述)。 2005年5月10日(火曜日)放送分では、角が本番の途中から姿を消した。社内の健康診断で不整脈を起こしていることが判明したもので、「いっぺんだけ!」(当時放送されていた逸品の試食・紹介コーナー)の終了後から、およそ1週間にわたって検査入院。1週間後(5月17日)の「いっぺんだけ!」から、「リハビリを兼ねて」という理由で急遽復帰した。ちなみに、角は後年、検査入院中に心臓の緊急カテーテル手術を受けていたことを明かしている[5]。 2006年3月で放送回数が1500回に到達。4月改編では、2005年4月から1年間平日の14時台に編成していた『っちゅ~ねん!』の放送枠を統合したうえで、放送開始時間を14:00に繰り上げた。この改編によって放送時間がおよそ4時間に拡大したため、前述の事情から体力に不安のある角を、同番組の司会だった上泉、番組開始直後からのレギュラーである西靖(いずれも毎日放送アナウンサー)、ニュース解説者の石田英司が、進行を分担する格好でサポート。また、『っちゅ~ねん!』レギュラー出演者の一部が合流したことによって、出演者が大幅に増加した。後に出演者を徐々に入れ替えたが、この時に合流したロザンやピーコは、現在(2019年4月改編以降)もレギュラー出演を続けている。 その一方で、角は2006年6月から一時、胆石摘出の手術に伴う入院で休演。10月改編からは、角の出演曜日を月・火・水曜日に限定する一方で、木曜日には西、金曜日には上泉が進行を担当した。上泉が2007年3月30日(金曜日)放送分で降板してからは、西が金曜日の総合司会も引き継いでいる。 2008年4月24日に通算の放送回数が2000回に到達。同年10月6日(月曜日)からは、「3時間がちょうどええわ?」と銘打って、放送時間を14:55 - 17:50に短縮した。「オーサカキング」はこの年で終了したが、人気企画の1つであった「高校生カレー甲子園」(ハウス食品の特別協賛・たむらけんじの司会による高校生のカレーレシピ・調理コンクール)は、2012年から2016年まで当番組単独の夏季特別企画として復活している。 2009年平日の14時台に放送されていた『2時っチャオ!』が3月27日で終了したことに伴って、4月から後継番組の『ひるおび!』(いずれもTBSテレビ制作全国ネット番組)の放送を開始した。『ひるおび!』は開始当初の半年間のみ、14:55まで放送されていたが、金曜日の14時台のみ毎日放送が『ひるおび!バンバンバン』(当番組の中継企画から派生した番組)の制作を担当。10月改編以降も、独立番組の『バンバンバン』として、半年間放送を継続した。その一方で、毎日放送では7月3日(木曜日)で、月 - 木曜14時台の同時ネットを終了[注 2]。14時台をドラマ再放送枠に充てた。 放送開始10周年を迎えた当番組では、関西ローカル向けに2時間55分の生放送を続けながら、4月3日(金曜日)から本編(15:00開始)の前に「もうすぐぷいぷい」という5分間のミニコーナーを編成。その一方で、同日から毎週金曜日のみ、TBSテレビと一部のTBS系列局(IBC岩手放送・北陸放送・中国放送・琉球放送)向けの部分ネットに踏み切った。TBSテレビへの同時ネットを開始した理由について、河内一友社長(当時)は、定例記者会見の中で「TBSの方から『現状の関西テイストのままでいいので放送させてほしい』と要請があった」と説明。実際に同時ネットの時間帯でも、関西ローカル時代とほぼ同じ内容で放送した。 4月6日(月曜日)からは、山陰放送でも、平日帯で(月曜から金曜までの)15時台の同時ネットを開始した(詳細後述)。TBSテレビ・北陸放送・中国放送は7月17日で同時ネットを終了したが、山陰放送は9月28日から全曜日で14:55から放送を開始。琉球放送では、10月1日から木曜日でも同時ネットを開始した。 2010年年間テーマは、「遠慮せんと…」。1月20日には、「おいしいうた」(2008年10月から2009年9月までに放送した音楽関連の番組内企画)で披露された全12曲と、企画に参加したアーティスト(おいしいうたファミリー[注 3])による新曲「明日の空」の13曲を収録したコンピレーション・アルバム「すごくおいしいうた」を、番組初のCD作品として発売した(後述)。このアルバムの発売キャンペーンで「宣伝隊長」に起用されたU.K.は、以降の放送でも、「くっすん」という名義で随所に登場している。 2月9日からは、Twitter上に番組公式アカウントを開設[6]。その一方で、山陰放送では3月19日、IBC岩手放送と琉球放送は同月26日に同時ネットを終了したため、4月改編から関西ローカルの放送に戻った。この改編でTBSテレビが夕方の報道・情報番組『Nスタ』の放送を開始したことに伴って、当番組では全曜日の放送時間を5分短縮。金曜日の放送では、3月26日に終了した『バンバンバン』の生中継企画を引き継ぐ格好で、1年ぶりに生中継コーナーが復活した。また、「おいしいうたファミリー」や当番組と縁の深いアーティストによる番組プロデュースの有料音楽イベント「ちちんぷいぷい音楽祭」を、年に1回大阪で開催するようになった(当該項で詳述)。 6月28日から、毎日放送の開局60周年企画として「西靖の60日間世界一周」をす開始。西は、西回り航路をたどりながら、8月25日に帰阪するまで延べ24カ国に滞在した。渡航期間中には、インターネット経由で滞在先から毎回中継を実施。8月25日には、西の帰阪に合わせる格好で、放送枠を1時間繰り上げ・拡大した。 7月から9月2日(金曜日)までは、毎日放送60周年記念ソングの「ハッピーアワー」(作詞・作曲・歌:トータス松本)をBGMに、「ハッピーアワーたいそう」(佐藤弘道に依頼して出来た体操を出演者と小学生で披露するイベント)を毎日放送本社1階で実施。ラジオ体操の要領で参加者にスタンプカードを配ったほか、通常放送ではオープニング、特別番組では15時過ぎにその模様を中継した。「体操のお兄さん・くっすん」という名義で、イベントの進行をU.K.が担当。 9月15日からは、水曜日の放送でも西が総合司会を担当。これまで水曜日の総合司会を務めてきた角は、自身の夏休みが明けた9月22日から、同曜日のみ「1パネリスト」の立場で全編に出演するようになった。 2011年2月11日(金曜日)には、毎日放送がラジオで毎年実施している「毎日カルチャースペシャル ラジオウォーク」(第30回)へ角が7年ぶりに参加、「西の☆印」の一部で、ラジオウォークの会場からテレビ・ラジオのサイマル生放送を実施した。 3月11日(金曜日)、放送開始直前の14:46頃に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生。当日の放送は地震・津波関連のJNN緊急報道特別番組のため急遽放送休止となり、その後14日(月曜日)から18日(金曜日)も震災関連のJNN報道特別番組や震災報道に伴う『Nスタ』のネット受け時間拡大のため放送休止となった。放送を再開したのは22日(火曜日)のことだった[注 4]。 夏場には、「元気があれば、何でもできる」をテーマに、数々の特別企画を実施。7月25日(月曜日)からは、前年の西に続いて、河田が当番組の企画「河田直也の60日間ほぼ世界一周 昔の人は偉かったザ・ワールド」で世界一周の旅に出発した(同年9月23日に帰阪)。また、同日から8月31日(金曜日)までは、放送中に「ハッピーアワーたいそう2011」を実施。前年度も進行を担当したくっすんに加えて、この年にアナウンサーとして毎日放送へ入社した福本晋悟(東海ラジオからの中途採用)・福島暢啓(龍谷大学からの新卒採用)も、「体操のお兄さん」として日替わりで出演していた。 角は、9月30日(金曜日)の放送を最後に、当番組の司会およびレギュラーを卒業。同年10月改編以降の放送では、角が担当してきた月・火曜日の総合司会も西が務めるとともに、スタジオセットやエンディングテーマ[7] などが一新された。また、これまで不定期で出演してきたスポーツ関係者(佐藤・大畑大介・小椋久美子・廣田遥)や、かつてVTRコーナーにのみ出演していた月亭八光などをレギュラーパネラーとして起用したほか、福島を「月曜生中継」(新設)のレギュラーリポーターに抜擢した。この改編を機に、番組完全プロデュース曲第2弾の「未来の花束」(後述)をエンディングテーマに採用。同曲のCD発売初日(2011年11月2日)には、河田が『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』(FM802)に出演した。ちなみに、当番組と放送時間が重なる17:14 - 17:28には、毎日放送のテレビ・FM802の開局以来初めてのサイマル放送を実施している。 また、10月からは「大阪マラソンへの道」という特別企画を実施。山中真(毎日放送アナウンサー)、西、女と男(和田美枝、市川義一)といったフルマラソン初心者が、千葉真子(陸上競技指導者、元長距離走・マラソン日本代表選手)による指導の下に第1回大阪マラソン(同年10月30日開催)へ出場したところ、全員完走を果たした。 2012年「思い切って、○○」(○○には出演者自身の目標や希望が入る)をテーマに、1月10日(火曜日)からレギュラー放送を開始。1月27日(金曜日)の放送では、水曜レギュラーの大平サブローが当番組のエンディングに出演。芸能生活36周年記念企画「36のむちゃぶり」の一環としてやしきたかじんから出されていた「(前日6:00からの)36時間で(在阪テレビ・ラジオ各局で生放送中の)36番組に出演」という課題を無事に達成した[8]。その一方で、2月6日(月曜日)の放送では、VTRながら角がレギュラー卒業後初めて当番組に登場している。 日本プロ野球の春季キャンプ解禁日に当たる2月1日(水曜日)には、阪神タイガースを中心にスポーツ関連の取材を担当する(放送上の)部署として「ちちんぷいぷい運動部」を新設(後述)。当番組へ過去に2回だけ登場していた井上雅雄(毎日放送のスポーツアナウンサー)が、「運動部キャプテン」という肩書で随時出演するようになった。また同月からは、フルマラソン未経験の大吉をリーダーに据えた「チーム大吉」による京都マラソン(2012年3月11日に30年振り復活開催)への挑戦企画「京都マラソンへの道」を実施(放送は火曜日)。前年の「大阪マラソンへの道」に続いて、和田・市川が「チーム大吉」に参加したほか、「運動部」メンバーの千葉がコーチを務めている(結果は全員完走)。 また、3月5日(月曜日)から3月30日(金曜日)まで、毎日放送アナウンサーによる番組史上3度目の世界一周企画として「吉竹史が行く!春の世界一周桜物語?咲いたらさんが通る?」を連日放送。当時金曜日のアシスタントを務めていた吉竹が、女性アナウンサーとしては初めて、世界を一周しながら羽織・袴姿で行く先々の桜事情を生中継やVTRで報告していた。 7月2日(月曜日)には、レギュラー放送での通算放送回数が3000回に到達。同月4日には、放送3000回記念企画の第1弾として、男性アーティスト(カサリンチュ、キマグレン、Rake、押尾コータロー)のコラボレーションユニット「PuiPui HOME TOWNS」による番組完全プロデュース第3弾シングルCD「この街に生まれて/いつまでも変わらない」を発売した(後述)[9]。 9月12日(水曜日)には、金本知憲(阪神タイガース外野手)の現役引退記者会見が当番組の放送時間と重なったことから、当初の放送予定を急遽変更。スタジオから元コーチの遠山が見守る下で、日本の地上波テレビ局では唯一、記者会見(代表質問への応答)を生中継で放送した。 10月からは、2011年に続いて火曜日に「大阪マラソンへの道」を放送。山中・大吉にフルマラソン初経験の前田阿希子(金曜アシスタント)を加えた毎日放送アナウンサーが、千葉による指導の下に第2回大阪マラソン(11月25日開催)へ挑んだところ、全員完走を果たした。 2013年「これも何かの縁ですから…」をテーマに、1月8日(火曜日)からレギュラー放送を開始。前枠のTBSテレビ制作連続ドラマおよび自社制作・深夜バラエティ番組の再放送枠からステブレレスで14:55に本編のオープニングへ入るようになった。またエンディングでは、このテーマにちなんで、西が今後「縁」を持ちたい著名人・作品・商品・サービスを1分前後で紹介する「西の一分〆(にしのいっぷんじめ)」というコーナーを開始。 4月22日(月曜日)からは、味覚糖とのコラボレーションによる西・河田・山中のプロデュース商品として、「ぷいぷい飴」2種類を関西地方・期間限定で販売した(当該項で詳述)。 10月11日(金曜日)からは、放送15年目に突入。11月には、関西地区の平日15 - 17時台の番組における月間平均視聴率(ビデオリサーチ調べ)で、44ヶ月連続の1位を記録した[10]。 なお、10月27日開催の第3回大阪マラソンには、当番組から山中に加えて新人アナウンサー・豊崎由里絵が出場した(いずれも完走)。また、当番組では初めて、視聴者から同マラソンへの参加者を募集。オーディションで8名の男女が選ばれている。 2014年「のびのび」という年間テーマを掲げながら、1月6日(月曜日)からレギュラー放送を開始。同月8日(水曜日)には、同月3日に64歳で逝去したやしきたかじんへの追悼企画を、オープニングから1時間にわたって放送した。 4月7日(月曜日)からは、本編開始前のドラマ再放送枠(13:55 - 14:55)を廃枠としたうえで、放送枠を月 - 金曜日の13:55 - 17:50に拡大。レギュラーでの放送時間が当番組史上最長の3時間55分になった。この改編に先駆けて、1月14日(火曜日)から3月28日(金曜日)までは、放送枠拡大のPRを兼ねて『ちちんぷいぷい 昔の人は偉かった 奮闘篇』(毎週木曜日に河田・くっすんが担当するロケコーナー「昔の人は偉かった」の再編集版)をドラマ再放送枠で連日放送していた。 4月7日以降は、関西テレビ出身のフリーアナウンサー・山本浩之が、メインパーソナリティ陣に加入。月 - 木曜日では西・山本[10]、金曜日は西・河田のダブル司会体制に移行したほか、(出演日の変更を含めた)レギュラー出演者の大幅な入れ替えに踏み切った。また、毎日放送報道局のスタッフを制作陣に加えたうえで、14時台に「きょうの☆印」第1パート・「山中真のきょうも生中継」・「石田ジャーナル」を編成[11]。この年から毎日放送グループ全体で「with Tigers」(阪神の応援キャンペーン)を展開することに伴って、プロ野球シーズン中には、「ぷいぷい with Tigers」(阪神関連の情報・解説コーナー)を16時台に放送するようになった。 ちなみに、西はリニューアルの初日から、月 - 金曜日の18時台に放送中の『VOiCE』(『アンカー』の第2部と放送時間が重なる関西ローカルのワイドニュース番組)にもメインキャスターとして出演[12]。その関係で、西は報道局主体のパート(14時台・16時台の「NEWS CHECK!!」・エンディング間際の報道スタジオからの生中継)、山本・河田は制作局主体のパート(15時台以降)の進行を担当する。なお放送上は、15時台の前半を境に、山本・河田が西からスタジオ進行を引き継がれた。このリニューアルを機に、天気予報のコーナーでは、毎日放送本社「M館」前からの生中継が復活している。 同月21日(月曜日)からは、番組開始から長年続けられてきたオープニングでのレギュラー出演者紹介を、字幕での表示に簡略化。オープニングタイトルの直後に、「きょうの☆印」第1パートの冒頭で紹介する項目(第1項目)の映像を流すようになった。 7月28日(月曜日)から8月15日(金曜日)までの平日には、小学生以下の児童および保護者が無料で参加できる仮装ダンスイベント「ぷぷぷのおばけ音頭」を、「梅田お化け屋敷2014」(毎日放送本社M館1階での有料・期間限定イベント)と連動させながら、「ちゃやまちプラザ Live Space」で開催した。また、その模様を番組内の生中継(15:00前後)で放送した。生中継では、くっすんが児童のまとめ役を務めるとともに、劇団壱劇屋や匿名劇壇の劇団員が「ぷぷぷのおばけダンサーズ」としてお化けの扮装で登場。また、レギュラー出演者の一部(西・山本・松本・福島・大畑・廣田・長谷川義史・遠山奨志)で「チーム 化*化(ちーむ ばけ*ばけ)」というスペシャルユニットを結成するとともに、ユニットメンバー全員の歌唱によるテーマソング「ぷぷぷのおばけ音頭」(作詞:長谷川、作曲:花*花)を発表した[13]。8月5日(火曜日)からは、前年に続いて味覚糖とのコラボレーションによる、西・山本・河田・山中のプロデュース商品として、「ぷいぷい飴」4種類を関西地方・期間限定で販売(当該項で詳述)。『痛快!明石家電視台』(毎日放送制作の深夜番組)で9月22日と29日(いずれも月曜日・関西ローカル枠)に放送の「ちちんぷいぷい15周年記念 2週続けてOAスペシャル」には、総合司会の西・山本をはじめ、当番組から(同番組とのレギュラー兼務者を含む)多数のレギュラー陣が出演した。 10月6日(月曜日)から北海道放送での同時ネットを開始。当番組にとっては4年半振りに、TBS系列局へのネットが復活した(詳細後述)。 なお、10月26日開催の第4回大阪マラソンには、当番組から山中のみ出場。目標だった3時間以内での完走を果たした。また、この年の日本シリーズで阪神タイガースと福岡ソフトバンクホークスの対戦が決まったことから、シリーズ開幕前日(同月24日)16時台の「ぷいぷい with Tigers」では『今日感テレビ』(ソフトバンクの地元にあるTBS系列局・RKB毎日放送が当番組と同じ時間帯に放送中のローカル情報番組)との相互生中継を実施。当番組から金曜日総合司会の河田、『今日感テレビ』から総合司会の川上政行が出演した。 2015年1月5日(月曜日)からレギュラー放送を開始。北海道放送との同時ネットパートで放送する「きょうの☆印」に、「今日のナゼ?」というコーナーを新設した。第66回さっぽろ雪まつり(2月5日 - 11日に開催)では、北海道放送とのコラボレーション企画「雪まつりつくろう」を通じて、雪像作りへの協力や会場からの生中継を実施した(詳細後述)。 3月2日(月曜日)から同月末までは、「リアル世界くん」(2010年から不定期で実施しているレギュラーアナウンサー・出演者の海外取材企画)の特別編として、同時ネットパートで「山中真が南極行くってなんなん?」(同月16日から「地球半周 南極文通ものがたり」に改称[注 5])を放送。山中は、同月5日(木曜日)のスタジオ出演を最後に日本を離れると同月19日(日本時間)に南極大陸へ到着[14]。数日間の取材[注 6] や、南極を往来する船上からの生中継を経て、同月28日に帰国した。 その一方で、番組開始から一貫して天気予報を担当してきた今出が、3月31日(火曜日)放送分で当番組の気象キャスターを勇退[15]。4月1日(水曜日)放送分からは、西池沙織(気象予報士)が今出の後任を務める。 また、西が『VOiCE』メインキャスターの立場で報道系の取材に赴くことを希望したため、8月3日(月曜日)放送分からは「きょうの声 Today’s VOiCE」(『VOiCE』と連動した生中継・VTR取材コーナー)を月 - 木曜日の第1部に新設。月 - 木曜日には、西が同コーナーにのみ出演する一方で、山本が全編を通じて単独で総合司会を務める体制へ移行した。なお、長年エンディングで放送されてきた「血液型ぷいぷい占い」(ミニアニメ形式による番組キャラクター総登場の血液型別運勢占いコーナー)も、同日放送分から「ラッキーワードくじ」(4文字のひらがなから成る「ラッキーワード」を基調にしたミニアニメ形式のくじコーナー)に変更している。 10月改編では、新人アナウンサー・藤林温子が入社後初のレギュラー出演を開始したほか、ジャニーズ事務所所属のタレントでは初めて中間淳太(ジャニーズWEST)をレギュラーに迎えた(いずれもVTRロケコーナーのリポーターを担当)。 毎日放送での放送17年目に入った10月12日(月曜日・体育の日)放送分からは、「レディーファースト」というテーマを設定するとともに、「ヤマヒロの☆印」(月 - 木曜日)「河田の☆印」(金曜日)内で「今日の女心」という企画を開始。11月には、19日に大阪府吹田市で開業したNIFREL(エキスポランド跡地の複合商業施設・EXPOCITY内に開設した海遊館プロデュースの水族館)に、海遊館とのコラボレーション企画として豊崎の発案による「ぷいぷい水槽」を設置した。さらに、山崎製パンとのコラボレーション企画を3年振りに実施。「ラッキーパン大作戦」と題して、大吉・福島・豊崎の3名が各自でプロデュースを担当したパンを、11月24日から2016年1月31日まで関西地方限定で発売した(当該項で詳述)[16]。 11月23日(月曜日・勤労感謝の日)放送分からは、番組開始当初から横方向の箇条書きで放送予定項目を紹介していたPJのメニュー映像を、「きょうのラインナップ」というタイトルで縦書き主体の中吊り広告風に表示する様式に変更。北海道放送との同時ネットパートと関西ローカルパートで表示内容を切り替えるとともに、従来は番組の進み具合に応じて徐々に表示していた項目を、北海道放送との同時ネットパート・関西ローカルパートのオープニング直後から一挙に表示する進行スタイルに移行した。このため、PJに表示する項目から「☆」のマークが消えたほか、放送上は「☆印」というコーナー表記を常時使わなくなった[注 7]。また、番組開始当初から一貫してレギュラーを務めてきたなるみが、第1子の産前産後休暇に入るため同月25日(水曜日)放送分を最後にいったん降板した(出産を経て翌2016年5月18日放送分から復帰)。12月25日(金曜日)で、年内のレギュラー放送を終了。 2016年関西ローカルでは、1月1日(金曜日)6:30 - 8:25に、河田・藤林の進行による特別番組『新春ぷいぷいwithタイガース~"ぼん"と正月~』から生放送。毎日放送制作の番組としては、この番組が(ニュースを除いて)2016年最初の生放送になった。 1月5日(火曜日)からは、「レディーファースト」という年間テーマを引き継ぎながら、北海道放送との相互ネット分を含めたレギュラー放送を再開。日本プロ野球の春季キャンプ期間である2月には、阪神タイガースの一軍キャンプ地・沖縄県宜野座村からの生中継を、関西ローカルパートで連日実施している(当該項で詳述)。 4月1日(金曜日)放送分を最後に、西が金曜日の総合司会を勇退した。翌週(4日)以降の放送では、基本として北海道放送との同時ネットパートの報道系コーナー(月 - 木曜:「Today's VOICE」、金曜:「Weekly VOICE」)にのみ出演。金曜日には、河田が単独で、全編の総合司会を務めるようになった。 5月には、翌2017年のG7サミット開催を控えたタオルミーナ(イタリア・シチリア州)を、「リアル世界くん」で取材。リポーターの山中による取材報告を、第2部で連日放送した。シチリア州の観光局は、この際の取材映像を「タオルミーナの観光の振興に貢献した」として高く評価。世界中で紹介された150本以上の現地映像から、翌2017年の国際ジャーナリスト賞(テレビ部門)へ選出するに至った。テレビ番組での映像に対する「テレビ部門」では、唯一の受賞である。 7月25日(月曜日)放送分で、関西ローカルにおけるレギュラー放送での通算放送回数が4000回に到達。8月10日(水曜日)から16日(火曜日)までの7日間にわたって、阪急百貨店うめだ本店で「番組放送"4000回記念"大感謝祭 MBSちちんぷいぷい物産展」を開催した。このため、当番組では、7月25日から8月16日までの期間を「4000回ウィーク」に設定。期間中には、番組開始当初からのレギュラー出演者が選んだ思い出の映像や、「物産展」会場からの生中継を連日放送した。 8月に開催のリオデジャネイロオリンピック期間中には、山中・廣田・遠山を、当番組の周辺取材リポーターとして現地に派遣。同月5日(金曜日)放送分からは、スポーツ取材・番組制作の経験が豊富な宮前徳弘(毎日放送スポーツ局解説委員)が、「スポーツのおっちゃん」(スタジオ解説担当)という役回りでレギュラー出演を開始した[17]。その一方で、気象キャスターの西池が、9月30日(金曜日)放送分で降板した。 10月3日(月曜日)放送分からは、広瀬駿(気象予報士)が西池の後任を務めるほか、南日本放送で同時ネットを開始。鹿児島県内では初めての放送で、13:55 - 15:50を同時ネットゾーンに設定する[18] [19]。また、この日から、15:44 - 15:50に「気象予報士・広瀬駿の『きょうのそらいろ』」(毎日放送・南日本放送の同時ネットによる天気予報コーナー)を新設した。 なお、毎日放送では開局65周年記念特別企画の一環として、10月13日(木曜日)から16日(日曜日)まで「MBSプロデュース 豪華客船 神戸発着3泊4日の旅『ドリームズ・カム・クルーズ』」(クルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」のチャーターによる有料のスペシャルツアー)を開催。南日本放送の放送対象地域・鹿児島県にある屋久島を最終目的地へ設定した[注 8] うえで、当番組のレギュラー出演者から、山本浩之・桂南光・桂南天・未知やすえ・トミーズ健・くっすん・山中・大吉・豊崎がツアーに同行した[注 9]。当番組でも、13日放送分で、船上からの生中継を(第1部・第2部合計で)4回挿入。門司港(福岡県北九州市)に停泊した14日(金曜日)の第1部では、13日に船内で開かれたイベントをダイジェスト映像で紹介したほか、『今日感テレビ』との同時生放送(14時台後半および15時台前半)による門司港レトロからの中継[注 10] を組み込んだ。ツアー終了翌日(17日)には全行程のダイジェストを第1部で放送している。 12月28日(水曜日)で、北海道放送・南日本放送との同時ネット分を含めたレギュラーの生放送[注 11] を終了。毎日放送・南日本放送[20] では、翌29日(木曜日)の14:55 - 17:30に、河田の進行・事前収録による『ちちんぷいぷいスペシャル 嗚呼!花の応援マンinリオデジャネイロ総集編』[注 12] を相互ネットで放送した。 2017年毎日放送・南日本放送では、1月2日(月曜日)の8:54 - 11:45に、『ちちんぷいぷい 昔の人は偉かった お正月傑作選』(木曜日第2部「昔の人は偉かった[注 13]」の2016年総集編[注 14])を相互ネットで放送。毎日放送では、翌3日(火曜日)の6:00 - 8:00にも、『ちちんぷいぷい 歌碑ものがたり 紅白歌碑がっせん』(金曜日第2部「歌碑ものがたり」の総集編[注 15]、いずれも事前収録)を関西ローカルで放送した。 レギュラーの生放送については、毎日放送で1月5日(木曜日)からスタート[注 16]。同日の「石田ジャーナル 木曜法廷」では、大阪地方裁判所が定期的に実施している刑事訴訟の団体傍聴イベントを収録した映像を、テレビ番組で初めて放送した[注 17]。1月6日(金曜日)からは北海道放送、1月10日(火曜日)からは南日本放送で同時ネットを再開した。 また、1月6日(金曜日)放送分からは、「広瀬駿の土日のお天気」(金曜日第2部のエンディングコーナー)で「ピンポイント予報」(毎日放送の独自調査による近畿地方・徳島県内の特定地点向け天気予報)を随時放送するようになった。在阪局では初めて、毎日放送が前年9月に、気象庁から近畿地方などを対象にした気象予報業務の実施許可を受けたことによる[21][注 18]。 2月23日(木曜日)の第2部では、JR西日本網干総合車両所宮原支所(大阪市淀川区)からの生中継を16:40頃から約10分間挿入。当日初めて報道陣に公開されたTWILIGHT EXPRESS 瑞風[注 19] の車内から、テレビ番組としては最初の生中継を実現させた[注 20]。その一方で、3月29日放送の「水曜生中継」を最後に、河田が生中継のレギュラーリポーターを退いた。 4月改編では、「水曜生中継」の放送枠を月曜日の第2部へ移動したうえで、「月曜からハッピー生中継」へリニューアル。1月から月に1回のペースで第1部の「水曜生中継」へ出演してきた藤林が、河田の後任扱いで、4月17日から「月曜からハッピー生中継」のリポートを毎週担当している。また、間寛平が骨折により5月26日(金曜日)まで当番組を休演。番組開始以来水曜日のレギュラーを務める桂ざこばも5月27日(土曜日)に急性の脳梗塞を発症して緊急入院。31日(水曜日)放送分から、当番組や関連イベントへの出演を一時見合わせた[22][注 21]。 6月17日(土曜日)には、毎日放送本社北隣のシアター・ドラマシティで、番組初の落語会「ぷいぷい落語会」を昼夜2公演形式で開催。当番組へ定期的に出演している落語家(桂南光・桂吉弥・桂南天・月亭八光)および桂佐ん吉・桂三語[注 22] が高座、河田が司会、福島が「落語ナビゲーター」(解説兼サブ司会)、豊崎がお茶子を務めた。ちなみに、「ぷいぷい落語会」は、翌2018年以降も年に1回のペースで開催(別途詳述)。福島は、世界陸上ロンドン大会の期間中(8月4日 - 13日)および前後の放送でも、忍者ハシットリくん」と称して現地取材や中継リポートを担当した。その一方で、前年まで「高校生カレー甲子園」として実施されてきたハウス食品の特別協賛企画を、この年からリニューアル。7月のレギュラー放送期間中から1週間を、「おつカレーサマーウィーク」(カレーに関する特別企画を中心に編成する週間)に充てるようになった。 その一方で、第2回放送からニュース解説を担当してきた石田英司や、金曜アシスタントの前田など、レギュラー出演者の一部が宮崎放送でのネット開始前週(9月最終週)の放送分で相次いで卒業。前田は、毎日放送からの退社(9月30日)・結婚(10月1日)を経てドバイへ移住したため、退社前日(9月29日)放送の当番組でテレビ番組および(ラジオを含めた)生放送番組への出演を終えた。 関西ローカルでの放送開始から4298回目に当たる10月2日(月曜日)から、宮崎放送で第1部の同時ネットを開始[注 23]。また、番組の構成や曜日別のレギュラー陣を大幅に変更。従来は関西ローカル(第2部)で16:30前後に放送していた「キッチンぷいぷい」の放送時間を北海道放送・南日本放送・宮崎放送との同時ネットゾーン(第1部の15:15前後)に繰り上げる一方で、第2部のエンディングでは「ラッキーワードくじ」や「広瀬駿の土日のお天気」を放送しなくなった。また、大吉が月・火曜日のサブパーソナリティ(サブ司会)、山中が水・木曜日のサブパーソナリティ、藤林が木曜日のアシスタントに異動。河田が引き続き単独でパーソナリティを務める金曜日では、藤林の同期アナウンサー・玉巻映美をアシスタントへ抜擢した。その一方で、初代メインパーソナリティの角が第2部(17時台)のコーナーレギュラーとして6年振り、毎日放送のアナウンサーとして番組開始当初から2003年まで生中継のリポーターなどを務めた石田敦子が同局東京支社報道部の記者として15年振りにレギュラー出演を再開した。さらに、立岩陽一郎(NHK記者出身のジャーナリスト)を月 - 水曜日のニュース解説者、上記ネット局の放送対象地域(北海道・鹿児島県・宮崎県)出身の著名人数名を準レギュラー扱いでパネラーに起用。月 - 木曜日の第1部でニュースを扱う場合には、山本と大吉(月・火曜日)、山本と山中(水・木曜日)がスタジオ進行を共同で担当するようになった。 11月24日(金曜日)からは、第1部の前半で「これどうなん?ニュース」を開始(「これどうなん?」は「これはどうなのか?」というニュアンスの関西弁)。放送日の午前中までに各種メディアで報じられた60項目のニュース・話題から、メインパーソナリティや番組スタッフが「思わず首を突っ込みたくなる」という視点で選んだ10項目について、スタジオ解説、中継リポート、視聴者から放送中に電子メールで募集したメッセージなどを交えながら硬軟織り交ぜて紹介するようになった。当初は金曜日だけで放送されていたが、年内の最終放送週(12月25日=月曜日)からは全曜日に拡大している。 12月上旬には、大吉によるニューカレドニア島の取材リポートを、「リアル世界くん」で連日放送[23]。この時のリポートが高く評価されたことから、大吉は、2017年度のアノンシスト賞(毎日放送・北海道放送・宮崎放送・南日本放送を含むJNN・JRN加盟局の優秀なアナウンサーを毎年表彰する制度)でテレビ・フリートーク部門の最優秀賞を受賞した[24]。同月28日(木曜日)で、年内のレギュラー放送を終了。 2018年例年は年始に関西ローカルで放送する特別番組や、レギュラーコーナーから派生した番組(総集編)を編成せず、全局一斉に1月9日(火曜日)からレギュラー放送を開始[注 24]。第1部では、「これどうなん?ニュース」を「これどうなん?ニュース10(テン)」へ改称するとともに、曜日を問わず「これどうなん?ニュース10」と「キッチンぷいぷい」を中心に構成している。 2月の平昌オリンピック直前(同月1日)から終了直後までは、「チャンピョン[注 25] オブ ピョンチャンへの道」という周辺取材企画を第1部で放送。前年10月から「辻憲の『コレだけ』ニュース!」(月 - 水曜日の第2部に新設されたニュース解説コーナー)の進行・解説を担当する辻憲太郎(毎日放送報道局解説委員、元・JNN上海支局長)が、オリンピックの終盤(2月22日)まで日本国内および開催地・平昌の取材リポートを担った。フィギュアスケート・女子シングルのフリープログラムが催された終盤には、フィギュアスケートの大ファンであることを公言している気象予報士の広瀬を、開催国の韓国へ急遽派遣。滞在先からの生中継形式で天気予報を伝えながら、「辻憲が行く! チャンピョン オブ ピョンチャン」だった企画名を「広瀬駿が行く! チャンピョン オブ ピョンチャン」に改めたうえで、周辺取材リポーターの役割を辻から引き継いでいた[注 26]。さらに、閉幕後の3月29日(木曜日)に放送された「これどうなん?ニュース10」では、弱冠15歳にして同種目で優勝したアリーナ・ザギトワ(ロシア)の独占生出演に漕ぎ着けている[注 27]。 3月30日(金曜日)には、前年10月から放送されてきた「もう興奮させんといて~」(角の発案による金曜日第2部17時台のスタジオトークコーナー)が終了。同コーナー限定でレギュラー出演を再開していた角は、この日を境に、レギュラー出演を再び休止した。その一方で、4月2日(月曜日)からは、「ちょっとええ景色で天気予報」(夕景の生中継を兼ねた関西地方向けの3日間予報)を全曜日第2部のエンディングで放送。前日(1日)から毎日放送報道局気象情報部に加わった気象予報士の前田智宏(元・福井放送アナウンサー)が、「フィールド予報士」としてレギュラー出演を始めている[25]。 5月7日(月曜日)から番組の構成をリニューアル。前年の10月改編から第1部に組み込んでいた「キッチンぷいぷい」の放送枠を第2部(関西ローカルパート)へ戻す[注 28] 代わりに、第2部の16時台後半に編成されていた報道系特集(「辻憲の『コレだけ』ニュース!」など)の放送枠を第1部へ移動させた。さらに、「ちょっとええ景色で天気予報」も、「マエダ天気」(生中継形式の天気予報)に改めている。また、2018 FIFAワールドカップの期間中には、ブラジルで開かれた2014年の前回大会に続いて山中を開催地のロシアへ派遣。6月14日(木曜日)から7月6日(金曜日)まで、「忍者ハットトリックくん」として開催地での周辺取材を任された。 7月23日(月曜日)から28日(金曜日)までは、『VOICE』の放送枠を統合したうえで、『ちちんぷいぷい×VOICE みんなでとびだせっ! 夏の5時間ぶち抜きスペシャル(ぷいぷい×VOICE)』として放送した。この年に入社した辻沙穂里・三ツ廣政輝両アナウンサーは、26日放送分の「☆印」で入社後初めてテレビ番組へ出演。辻は8月15日から主に水曜日、三ツ廣は10月5日から主に金曜日にレギュラーでリポーターを務めている。 さらに辻は、金曜日の企画で、11月25日(日曜日)開催の第8回大阪マラソンへ出場。当番組関係者の出場は3年振りながら、5時間32分3秒というタイムでフルマラソンデビューを果たした。 なお、北海道放送・南日本放送・宮崎放送では、『ぷいぷい×VOICE』の期間中も序盤の2時間分で同時ネットを実施。以降のレギュラー放送でも、第1部の同時ネットを続けてきた。しかし北海道放送では、9月21日(金曜日)の放送を最後にネット打ち切り。10月1日(月曜日)からは、同時間帯で『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(CBCテレビ制作のワイドショー・情報番組で、『ちちんぷいぷい』と同じ時間帯に生放送、以下「ゴゴスマ」と表記)の同時ネット[26]に切り替えた。 その一方で、翌2019年4月30日で平成が終わることを背景に、5月7日からは「平成ベストソング」(平成時代の名曲を振り返る企画)を月に1回のペースで放送。12月3日(月曜日)から年内最終放送(12月28日・金曜日)までは、「平成1日1年」(毎日放送報道局のアーカイブ映像や追跡取材を交えながら平成時代の主な出来事を1日につき1年分振り返る企画)を第1部に組み込んでいた。 2019年全局一斉に、1月8日(火曜日)からレギュラー放送を開始。1月28日(月曜日)には、前述した「ライブセンター」からの放送を開始した[4]。その一方で、初回放送からのレギュラー陣の1人である木曜パネラーの堀ちえみが、口腔癌(左舌扁平上皮癌)でステージ4の状態にあることを、2月19日(火曜日)に自身の公式ブログと当番組で公表。当番組には同月14日(木曜日)放送分まで出演した[27] うえで、22日(金曜日)に患部の手術を受けた。手術後は療養に専念しているが、当番組では前述の桂ざこばと同じく、レギュラー出演者としての扱いを続けながら近況を随時紹介していた[28]。10月28日(月曜日)には、堀が前日(27日)来阪した際に山中からの独占インタビューを受けた模様のVTRを放送[29]。放送に際しては、インタビューに答える堀の声を、月曜アシスタントの松川がスタジオから当てることで対応した[30]。 1月28日(月曜日)から、「ライブセンター」(かつて使用していた「ギャラクシースタジオ」のスペースを改装した情報フロア)内スタジオでの生放送へ移行[31][注 29]。同月18日の「ライブセンター」完成披露記者会見では、当番組のプロデューサーやチーフプロデューサーを歴任した毎日放送社長の三村景一が、2019年4月から「(平日)14時 - 19時(の時間帯)をトータルに捉える」方向でテレビ番組を編成する方針を発表した[4]。同局では、この方針に沿った4月改編によって、『VOICE』を3月29日(金曜日)で終了。関西地区の平日14時 - 17時台における平均視聴率で2003年度の上半期から14年(28期)連続でトップに立っていた当番組[32][33] でも、山本浩之が3月21日(木曜日)放送分を最後に総合司会を勇退すると、翌22日(金曜日)で2018年度のレギュラー放送を終えた[注 30]。 4月1日(月曜日)からは、放送時間を改編前の第1部に相当する時間帯(13:55-15:49)に短縮。その一方で、宮崎放送・南日本放送への同時ネットを継続したため、放送時間が全局で統一された。改編前の第2部に相当する時間帯の放送枠(15:50 - 17:50)については、『VOICE』の放送枠、『Nスタ』第2部(JNN全国ニュースパート)の放送枠と統合したうえで、同日から平日の15:49 - 19:00に関西ローカル向けの生放送番組『ミント!』を編成。当番組からは、大吉・西を筆頭に、改編前のレギュラー陣の半数前後が『ミント!』へ異動した[34]。 以上の改編に伴って、当番組では、山中を月・火曜のメインキャスター(MC)、河田を水 - 金曜のMCに起用。「これどうなん?ニュース10」に代わって「きょうの☆印」が復活したほか、改編前まで第1部の最後に組み込まれていた「きょうのそらいろ」の放送枠を14:50頃、第2部に戻していた「キッチンぷいぷい」の放送枠を15:00前後へ繰り上げた。また、毎日放送本社M館玄関前からの生中継と連動した「ぷいぷい調査隊」(アシスタントが進行する街頭調査企画)を始めるとともに、「ヤマヒロの人生初○○」(山本が新たにリポーターを務める初体験ロケ企画)や「ロザンの道案内しよッ!」「駅前シャッターチャンス」「昔の人は偉かった」(いずれも改編前まで関西ローカルで放送されていた人気ロケ企画)などを15時台の前半に日替わりで編成するようになった。その一方で、2009年4月からレギュラーで放送されてきた「昨夜のシンデレラ」(ほろ酔い加減の中高年男性へのインタビュー企画)シリーズや、阪神タイガースの情報コーナーなどを終了。阪神の応援企画やニュースコーナーを『ミント!』に集約させたうえで、改編前より報道・スポーツ色を薄めた情報番組として再スタートを切った。なお、前述した「ぷいぷい落語会」や「おつカレーサマーウィーク」は、改編後も引き続き実施されている。 8月5日(月曜日)から9日(金曜日)までの5日間は、『ちちんぷいぷい×ミント! 夏休みウィーク』(前年の『ぷいぷい×VOICE』と同様の編成による『ミント!』との合同特別番組)として関西ローカルで放送[注 31]。『ミント!』と共通の視聴者プレゼント企画も実施されたが、5日間共通のテーマを別々に設定するなど、番組の構成は『ぷいぷい×VOICE』と一線を画していた。ちなみに当番組では、「はじめまして」というテーマを設定。この年に毎日放送へ入社した清水麻椰・野嶋紗己子両アナウンサーのお披露目企画(5日)[35] や、前年入社の辻沙穂里にとって初めての「リアル世界くん」(ロシア連邦各地からの生中継リポート)など、出演者が初めて経験する特別企画をレギュラー枠内で連日放送した。 9月6日からは、清水による大阪マラソンでのフルマラソン、野嶋による「サントリー1万人の第九」(いずれも12月1日=日曜日に開催)でのドイツ語暗譜合唱への初挑戦企画を、(2人の苗字にちなんだ)「しみのじチャレンジ ラララ♪ラン!」というタイトルで毎週金曜日に放送[36]。 その一方で、南日本放送では9月26日(木曜日)で当番組の放送を終了。9月30日(月曜日)からは、前年の北海道放送に続いて、『ゴゴスマ』の同時ネット[37] に切り替えた。10月改編からネット局が宮崎放送だけになったが、10月11日(金曜日)放送分で、関西ローカルでの放送開始から20周年に到達。翌週(14日 - 18日)および翌々週(21日 - 25日)には、「ちちんぷいぷい おかげさまで20歳 ~やりたいことつめこんだらヤバイ10日間になりましたスペシャル~」と銘打って特別企画を連日実施している。初日(14日)には、その企画の一環として、ヤバイTシャツ屋さんの制作による20周年記念ソング「はたちのうた」が発表された[38]。 なお、年内のレギュラー放送は12月20日(金曜日)で終了。12月23日(月曜日)から27日(金曜日)までは、月曜日 - 木曜日15時台のロケ企画の総集編[注 32] を、『ちちんぷいぷい特別編』として宮崎放送との同時ネット方式で放送している。 2020年毎日放送・宮崎放送とも、1月6日(月曜日)からレギュラー放送を開始。17日(金曜日)からは、「クイズ!2時に知ってるつもり?!」(当日に大阪地区発行の新聞・スポーツ紙や本番前までの他番組で報じられた主なニュースの概要と予備知識をパネラーへの復習クイズ方式で紹介する企画)を、原則として全曜日に組み込んでいる。 3月27日(金曜日)には、唯一の同時ネット局であった宮崎放送での放送を終了(同月30日から『ゴゴスマ』の同時ネット[39][40] に変更)。30日(月曜日)放送分からは、2014年9月以来5年半振りに、関西ローカルのみの放送へ戻った。ただし、当番組・『ミント!』とも放送曜日・放送枠を変更しなかったため、平日午後 - 夕方帯(13:55 - 19:00の5時間5分)のうち(『ミント!』に内包している『Nスタ』全国ニュースパートの25分間を除く)4時間40分が関西ローカル向けの生放送ゾーンに充てられるようになった。その一方で、前年に口腔癌の手術を受けた堀ちえみが、スタジオへの復帰に至らないまま、放送開始20周年の節目(4月改編)で木曜レギュラーを卒業[41]。堀の休演に伴って前年4月より出演日を水曜日から木曜日へ変更していた未知やすえも、3月に間質性肺炎を発症したため、4月1日(水曜日)から入院加療を優先した関係で7月2日(木曜日)まで休演している[42][43]。 当番組では4月改編を機に、「あなたの代わりに、ちちんぷいぷい」というテーマを新たに掲げたうえで、「へぇ~のコトノハ」(毎日放送アナウンサー室の制作で3月29日までレギュラー番組として関西ローカルで放送されていた『コトノハ図鑑』からの派生企画)などの日替わりコーナーを新設。番組開始当初から原則として全曜日に編成してきた「キッチンぷいぷい」の放送枠を「金曜キッチン プロにわがままムチャムーチョ!」として金曜日に集約させる一方で、月 - 木曜分の放送枠には、スポーツに携わる全ての人々を応援する目的で「嗚呼!花の応援マン2020」(前述した「嗚呼!花の応援マン」からの派生企画)をレギュラーコーナーとして組み込んだ[44]。なお、山中・河田は引き続きMCを分担するものの、水曜日の担当を河田から山中に変更。2010年10月の開始以来一貫して木曜日に組まれていた「昔の人は偉かった」の放送枠を金曜日に移動させる一方で、山本浩之が担当するスポーツ取材企画の放送枠を木曜日に新設した。 実際には、年初から日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大している影響で、3月中旬から関連するニュースや企画を中心に放送(詳細後述)。4月20日(月曜日)から5月29日(金曜日)までは、当番組と『ミント!』の放送枠を暫定的に合体させたうえで、『おうちにいようよ ちちんぷいぷい&ミント!』として放送時間を13:55 - 19:00に拡大した[45](5月25日=月曜日以降は『あしたのために ちちんぷいぷい&ミント!』というタイトルで放送)。6月1日(月曜日)から、両番組の放送枠を再び分離したうえで、当番組のスタジオセットから単独での生放送を再開(詳細後述)。ただし、7月10日(金曜日)までは、『ミント!』と共通のコンセプトとして「あしたのために(5時間生放送)」を掲げていた。また、「クイズ!2時に知ってるつもり?!」に代わって「ぷいぷい新聞 あしたのために」(新型コロナウイルス感染関連以外のニュースも含めた新聞記事の紹介コーナー)を、同日から14時台に新設。「嗚呼!花の応援マン2020」を「フレ!フレ!スポーツ」にリニューアル。6月8日(月曜日)から「チャチャっと定番!おうちごはん」(「ぷいぷい料理人」が週替わりで登場する5分間の事前収録コーナー)を月・水曜日の14時台後半へ組み込むなど、金曜以外の曜日で料理関連の企画を徐々に復活させていたが、前述した「おつカレーサマーウィーク」の設定は見送られた。さらに、金曜以外の曜日では、アシスタントを務める毎日放送の女性アナウンサーが生中継でリポートを担当する機会が増加。当該曜日にはスタジオへ登場しないため、全編のスタジオ進行を、MCの山中・河田が一手に担っている。 8月10日(月曜日・山の日)から8月14日(金曜日)までの5日間は、『ちちんぷいぷい&ミント!夏休みウィーク 夏の自由すぎ研究』(『ミント!』との合同特別番組)として編成。『おうちにいようよ(→あしたのために)』に続いて『ミント!』の放送枠を合体させたほか、両番組のレギュラー陣が対決する5日間共通の特別企画として、「ちちんぷいぷいvsミント! クイズ王伊沢拓司の自由すぎクエスチョン!」を放送した。 8月18日(火曜日)放送分で、この年に毎日放送へ入社した川地洋平・山崎香佳両アナウンサーが、自己紹介を兼ねて同局のテレビ番組へのデビューを果たした。通算の放送回数が5000回に達した9月22日(火曜日・秋分の日)には、放送枠を13:55 - 17:50に拡大したうえで、『ちちんぷいぷい5000回 5000人とつながりたいスペシャル』を生放送。ヤバいTシャツ屋さんによるプロデュースの下で、スタジオパネラー陣とレギュラーアナウンサーの一部が番組スタッフに扮しながら「ちちんぷいぷいができるまで」の段取りを再現したスペシャルムービー(当該項で詳述)が、同日から9月28日(月曜日)まで本来のタイトルムービーの前に組み込まれていた。 RKB毎日放送が2003年6月から17年3カ月にわたって自社制作で放送してきた『今日感テレビ』の終了(『ゴゴスマ』の同時ネット[46] に移行)に踏み切った10月改編以降も、毎日放送では当番組を関西ローカルで継続。10月第2週(5日=月曜日)からは、「ニュースな町の☆印」(山中・河田やレギュラーアナウンサーがロケ取材を担当する企画)を、(緊急時・異常気象時を除いて)全曜日のオープニングで放送している。さらに、毎日放送が国際連合の「SDGsメディア・コンパクト」に参加する唯一の在阪局であることを背景に、同局アナウンサー室所属のアナウンサーから河田・清水・野嶋・川地・山崎や『ミント!』のレギュラーアナウンサーなどを含む17名を「SDGs隊員」に指名。10月19日からは、「へぇ~のコトノハ」の放送枠のうち、月曜分を「SDGsのススメ」(SDGsの目標が17項目にわたることにちなんだ啓発取材企画)に変更している[47]。12月25日(金曜日)で、年内のレギュラー放送を終了。 2021年当番組としては3年ぶりの新春特別番組『ちちんぷいぷい特別編 へぇ~のコトノハ新春スペシャル2021』を、1月1日(金曜日)の7:30 - 8:30に放送した[注 33] 後に、1月6日(水曜日)からレギュラーの生放送を再開した。 放送21年半で「フィナーレ」日本国内では2000年代後半から、毎日放送以外の民放局が当番組と同じ時間帯に編成している生放送番組(『ゴゴスマ』や読売テレビ制作の『情報ライブ ミヤネ屋』など)をはじめ、当番組と違って「時事問題を中心にMCや各界のコメンテーターがスタジオで論評する」というスタイルの情報番組がテレビ業界で徐々に台頭。当番組は概要に記したポリシーを貫き、同じニュースを取り上げるにしてもあくまで焦点を関西にこだわり続けることで関西地方を中心に根強い人気を保っていたものの、メインターゲットに想定していた視聴者の関心は、上記のスタイルの番組へ移り始めていた[2]。 これに対して、毎日放送では2019年4月に、「ライブセンター」の機能を生かした「ライブ」(生放送・生中継)重視型の番組改編を平日の14 - 18時台で敢行。新たに立ち上げた『ミント!』では、当番組の主な視聴者層より若い世代(いわゆる「子育て世代」など)へ訴求すべく[48]、「Newsミント!」以外の関西ローカルパート(本編)で上記のスタイルを取り入れていた。ところが、当番組はこの改編で放送時間を半減させられたばかりか、関西地区での放送の時間帯における平均視聴率トップの座から15年半振りに陥落。平均視聴率は常時5 - 6%台で推移していた[49] ものの、トップの座への返り咲きまでには至らず[2]、『ミント!』の視聴率も『かんさい情報ネットten.』(読売テレビが同じ時間帯で2009年3月30日から関西ローカル向けに放送している報道・情報番組)などの後塵を拝し続けていた。 当番組が関西ローカルでの放送開始から22年目に入っていた2020年11月16日(月曜日)には、このような状況の下で、毎日放送が当番組と『ミント!』を、2021年3月で終了する旨が一部で報じられた[50][51]。毎日放送の2021年4月改編に関する『スポーツニッポン』(大阪本社発行版)の報道によれば、当番組内へのニュース速報の挿入を除いて放送の実績がなかった『ゴゴスマ』[注 34]の同時ネットを当番組の放送枠で実施するほか、自社制作・大吉のMCによる関西ローカル向けの報道番組を平日の夕方帯で新たに編成するとされていた[50]。 毎日放送や当番組では、上記の報道に対して、2020年内に正式なコメントやアナウンスを出さなかった。しかし、当時社長だった三村が2021年1月20日(水曜日)の年始記者会見で同年4月改編の概要を発表した際に、当番組を3月12日・『ミント!』を3月5日(いずれも金曜日)で終了させることに言及[52]。3月15日から当番組の放送枠で『ゴゴスマ』の同時ネット[53][54]、3月29日(いずれも月曜日)から『よんチャンTV』(よんチャンテレビ)という自社制作番組を開始することを初めて明らかにした[55]。当番組でも、会見翌日(1月21日=木曜日)のオープニングで、3月に放送を終えることをMCの河田が「フィナーレ」という表現で初めて伝えている。 三村は上記の会見で、初代のプロデューサーとして携わった当番組を、社長の立場で終了させるに至った経緯も説明。4月1日(木曜日)付でラジオ放送事業の分社化(法人としての毎日放送のテレビ単営局化)を控えていることを念頭に、前年(2020年)からの新型コロナウイルス感染拡大の影響で毎日放送の収益が急速に悪化していることに言及しながら、「収益構造を改善すべく(感染が拡大するまで)『当たり前』とされていた(が2021年の初頭までに『当たり前』でなくなった)こと(テレビ放送部門の番組編成など)を全て見直した結果、当番組と『ミント!』の時間帯を『更地』にしたうえで、新しい番組を放送することに決めた。TBS系列にとって、(発表の時点でネット局が系列28局中22局にまで達している)『ゴゴスマ』を(準基幹局である)毎日放送で流すことは大きく、(毎日放送単体での)収益改善よりも系列全体の強化につながる(ものと考えている)」と述べている[52][54][56]。ただし、「Newsミント!」については、関西ローカルニュースをフォローする観点で『ミント!』本編終了の翌週(3月8日)以降も旧『VOICE』の放送枠(18:15 - 19:00)で3月26日(金曜日)まで放送している。 当番組では、放送最終週(3月8日 - 12日)を「ちちんぷいぷい フィナーレウィーク」に設定。21年半の歴史を振り返る特別企画や生中継などの特別企画などを盛り込みながら、3月11日(木曜日)のみ約2時間(15:49 - 17:50)[注 35]、それ以外の日に約4時間(13:55 - 17:50)にわたって放送した[52]。ちなみに、最終回を放送した12日には、朝日新聞が当番組の終了に関する特集記事を関西地方向け夕刊の1面に掲載している[2]。 最終回では、「グランドフィナーレ」と称して、花*花が「ずっと一緒に…」をスタジオで披露。放送上最後のMCになった河田が、毎日放送でのアナウンサー生活と番組の放送期間(21年半)が重なっていたことを念頭に置きながら、「『ぷいぷい』にはずっとお世話になっていたばかりか、アナウンサーとして育ててもらった。(2020年の初頭から続いている)コロナ(禍)で心配や不安を抱えていらっしゃる方が大勢いらっしゃる時こそ、『ちちんぷいぷい』をお届けしなければいけないのに、終わってしまうのは本当に無念です。あしたもあさっても、その次も、一緒に頑張りましょうね」というメッセージで5115回目の生放送を締めくくった[57]。 「フィナーレ」後の動き毎日放送が2021年4月1日付で実施した社内組織改編では、当番組や『ミント!』を共同で制作してきたテレビ報道局・テレビ制作局・スポーツ局が、「報道情報局」と「制作スポーツ局」(いずれも新設)に再編された。このような事情から、『よんチャンTV』では報道情報局が制作を担当[58]。河田を月~金曜日の「メインパーソナリティ」(総合司会)、『ミント!』MCの大吉をニュースキャスターに起用した[55] ほか、当番組の最終レギュラー陣から一部のアナウンサー(山中、藤林、野嶋、清水、川地)・パネラー(ロザン、沢松、ナジャ・グランディーバ)・ニュース解説者(立岩陽一郎、三澤肇)が事実上続投した。その一方で、『VOICE』→『ミント!』で7年間にわたってニュースキャスターを担当してきた西靖は、アナウンス職のまま「解説委員」という肩書でニュース解説に回った。『よんチャンTV』は視聴率の面で『ten.』の牙城を崩すまでには至っていないものの、朝日放送テレビが『キャスト』(2011年10月から平日の夕方に関西ローカルで放送してきた報道・情報番組)を2022年の3月で終了させるなど、他の裏番組には少なからず影響を及ぼしている。 当番組で10年以上にわたって人気を博してきたロケ企画からは、「ロザンの道案内しよッ!」を改題したうえで、ロザンがスタジオへ出演する火曜日の『よんチャンTV』内で放送を続けている。「とびだせ!えほん」(長谷川の出演で2012年4月から木曜日に月1 - 2回のペースで放送されていたオールロケ企画の)も2021年5月15日から『土曜のよんチャンTV』(同年の4月10日から土曜日の午後にレギュラーで編成されていた生放送のスピンオフ番組)内で放送を再開していたが、『ちちんぷいぷい』での放送開始から10年の節目が『土曜のよんチャンTV』の終了(2022年3月26日)と重なったことを機に地上波での放送を休止。2022年の4月以降は、「Hayaoki TV Director」(『ちちんぷいぷい』時代からの担当ディレクターであった吉岡淳一がYouTube上で運営するチャンネル)が「長谷川義史の『えほん散歩』」という動画配信シリーズを独自に始めているほか、毎日放送でも『三度の飯よりアレが好き!』(同月から土曜日の16時台に編成している若手アナウンサー主体の関西ローカル番組)で6月18日から「とびだせ!えほん」の後継企画(長谷川と2021年入社のアナウンサー・前田春香[人 1]が出演する「三度の飯よりあの街が好き!」)を放送している。 なお、当番組のレギュラー枠における最終放送日(2021年3月5日=金曜日)には、当日のアシスタントである松本が同僚アナウンサーの上田悦子・井上雅雄(いずれも当番組のレギュラー経験者)と共に「歌が聴こえる」(バイク川崎バイクのショートショート)の群読を生放送で披露していた。当番組の終了後に開かれた第46回(2020年度)アノンシスト賞の全国審査会でこの群読が高く評価されたことから、上記のアナウンサーは第46回JRN・JNNアノンシスト賞「テレビ・読みナレーション部門」の優秀賞を共同で受賞している[59]。 放送時間の変遷
タイムテーブル番組終了時点(2021年1月以降)放送時間やコーナーが頻繁に変更されているため、特別編成を講じた「フィナーレウィーク」前週(2021年3月第1週)時点での構成を基に記載。
15:44以降のコーナーはいずれも、エンディングに直結。「へぇ~のコトノハ」では、1つのテーマに関する調査結果を、2週にわたって放送する。同コーナーでは調査ロケ担当のアナウンサーから1名がスタジオにも出演するが、「SDGsのススメ」では担当アナウンサーがロケVTRにのみ登場。 木曜日の15時台には、2020年4月改編から山本浩之出演のロケ(または生中継)企画(同年3月まで月曜日で放送されていた企画のリニューアル版)を組み込むことを予定していた。しかし、実際には、新型コロナウイルス感染拡大の影響で企画を休止(後に自然消滅)。山本はこの改編から木曜日のコーナーレギュラーとして扱われているものの、同年9月まで半年間は(スタジオを含めて)出演を見合わせていた。同年10月1日から「スポーツ偉人伝心」を木曜日に不定期で放送することに伴って、2019年3月の総合司会勇退以来1年半振りにスタジオへの出演も再開。コーナーが終了する2021年2月まで、月に1回のペースで、放送日にスタジオへ登場していた。 不定期で実施する「リアル世界くん」については、2週単位で構成。基本として、第1週の月 - 水曜日を取材国・地域からの生中継、第2週の月 - 水曜日をスタジオ報告に充てていた(いずれも時間帯は不定)。 「フレ!フレ!スポーツ」では、2020年8月中旬に阪神甲子園球場で「2020年甲子園高校野球交流試合」(新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止された第92回選抜高等学校野球大会への出場内定32校による招待試合)が開催されることを背景に、開幕前の7月31日 - 8月7日(いずれも金曜日)に「フレ!フレ!スポーツ みんなの甲子園」(関西地方から招待された6校に対する三ツ廣・辻沙穂里の取材・報告企画)を放送。毎日放送では交流試合を開催する平日(8月10日 - 12日および17日)にも当番組を(17日以外は『ちちんぷいぷい&ミント! 夏休みウィーク 夏の自由すぎ研究』として)放送する一方で、全16試合のインターネット向けライブ配信を実施すること[60] から、『ミント!』(17日以外は予備日の13日・14日を含めて『夏休みウィーク』)内の「今日のニュース 大事なトコロに赤えんぴつ」(18時台のニュースコーナー)に「みんなの甲子園」の速報版を組み込んだ[61]。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う対応(2020年4月以降)2020年関西ローカル放送再開時点(2020年4月)の基本タイムテーブル
4月改編で関西ローカル放送へ戻ってからは、新型コロナウイルス感染拡大の一因とされる飛沫感染のリスクを可能な限り回避すべく、以下の方策を実施。同月20日(月曜日)からは、『ミント!』との共同制作による『おうちにいようよ(→あしたのために) ちちんぷいぷい&ミント!』へ暫定的に移行している。
なお、4月9日(木曜日)には、プロデューサーとして当番組の立ち上げに携わっていた岡田公伸(毎日放送・MBS企画取締役)が、新型コロナウイルスへの感染に伴う心筋症のため60歳で急逝[62]。毎日放送では、同日の『ミント!』や「ネットワークトゥデイ」(『上泉雄一のええなぁ!』17時台のラジオニュース)などで、岡田の実名を伏せたまま訃報を伝えた。当番組では、翌10日(金曜日)放送分のオープニングで、MCの河田が沈黙と涙声を交えながらメッセージ[注 39] を送ることによって岡田への弔意を示した[63]。さらに、同日のエンディングには、番組開始当初のエンディングテーマ曲であった「ずっと一緒に…」(花*花)を特別に流している。 『おうちにいようよ(→あしたのために) ちちんぷいぷい&ミント!』の放送期間中は『ミント!』のスタジオセットを使用していたが、5月29日(金曜日)で放送期間を終了したことを機に、6月1日(月曜日)以降は当番組のスタジオセットから単独での生放送を再開。パネラーも関西地方への在住者を中心にスタジオへ再び出演しているが、1日につき3名までに限っている。また、本来は全編に登場するアシスタントを「ぷいぷい新聞」「きょうのプレゼント」、「ぷいぷい顧問」やニュース解説者を15:00頃まで(基本として生中継で)の出演に変更(首都圏在住のパネラーによる全編への中継出演も同月末まで継続)。また、飛沫感染への対策として、パネラー席の間に透明のアクリル板を設置している(『ミント!』と共通の措置)。「きょうのそらいろ」については、6月26日(金曜日)まで報道スタジオからの放送を継続。ニュースコーナーでは、「Newsミント!」のキャスター陣がストレートニュースを伝えるだけにとどまらず、(緊急時・重大ニュースの発生時を除いて)当番組出演者とのクロストークのパートを最後に入れるようになった。さらに、「金曜キッチン」では、キッチンセットとの二元生中継を実施。キッチンセットに「ぷいぷい料理人」と進行役(放送再開を機に金曜アシスタントの松本からマルセイユの津田に交代)しか登場させないように変更したため、「キッチンぷいぷい」時代からキッチンセットで試食してきたパネラー陣は、スタジオセットのパネラー席で試食に臨んでいる。その一方で、6月8日から月 ・水曜日で放送を開始した「チャチャっと定番!おうちごはん」では、事前収録の映像と 当番組公式サイト内の特設ページ でレシピを紹介するだけにとどめている(9月7日=月曜日放送分で事実上終了)。 2021年1月7日(木曜日)の本番終了後に日本政府が新型インフルエンザ等特別措置法に基づく緊急事態宣言を関東地方の1都3県へ発出したことに伴って、活動や生活の拠点を首都圏に置くパネラーには、1月12日(火曜日)放送分から「リモート方式」による出演で再び対応。「ジャパネットたかた生放送ショッピング」についても、1月12日から「生放送」(同社スタジオとの二元中継)を再び休止したうえで、ジャパネット側で事前に収録した映像を流している(後に「生放送」を再開)。レギュラーアナウンサーがロケリポートとスタジオ報告を担ってきた「ニュースな町の☆印」でも、リポートをディレクターに任せる日が相次いでいた。 ネット局
過去のネット局
2014年10月6日から2019年3月22日までは、基本として第1部(同時ネットパート=平日 13:55 - 15:50)と第2部(関西ローカルパート=平日 15:50 - 17:50)で構成。毎日放送では第1部・第2部、他局では第1部のみ放送していた。2019年4月1日から2020年3月27日までは、放送時間を全局で統一するとともに、同時ネット番組として全編を構成。2020年3月30日から最終回までの約1年間は、再び全編を関西ローカル番組として編成していた。 ネット局向けの対応・連動企画
宮崎放送での同時ネット最終盤(2020年1 - 3月)の基本タイムテーブル
「ぷいぷい調査隊」は当日出演のアシスタントが進行する街頭調査コーナーで、2019年4月の開始から同年8月の「夏休みウィーク」まで、月 - 金曜日に前半(14:05頃)・後半(エンディング直前)の2部構成で放送していた。前半は毎日放送本社M館の玄関前(放送上の呼称は「特設会場」)からの生中継方式で、スタッフが本番前に調査した結果の中間報告や、当日のテーマに該当する視聴者をエンディングまでに「特設会場」へ集めるための告知を実施。後半には、スタッフが調査した結果の最終報告や、前半の告知などに応じて毎日放送本社の玄関前に集まった一般人へのインタビューを放送していた。ただし、同時ネットの最終月(2020年3月)には、新型コロナウイルスの感染拡大に関連した企画へ差し替えている。 2019年4月から同年8月の「夏休みウィーク」までは、毎日放送のみ、当番組のスタジオセットからステブレレスで『ミント!』のオープニングトークを放送。重大ニュース・自然災害が発生した場合には、このようなやりとりを割愛したうえで『ミント!』の本編に入っていた。「夏休みウィーク」以降は、「ぷいぷい調査隊」の放送枠をエンディングの直前に集約させたことなどから、平常時にも当番組のエンディングと『ミント!』のオープニングを別々のセットから放送している。 出演者放送中には、イラストレーターの川崎あっこが描いた出演者の似顔絵を、PJに随時映し出している。川崎は、2016年8月の「ちちんぷいぷい物産展」に向けて、番組開始から当時までのレギュラー出演者(総勢165名)全員の似顔絵を織り込んだ巨大な絵画を製作。4000回目の放送で紹介された後に、物産展の会場に展示された[70]。 番組終了時点でのレギュラー・準レギュラー出演者役割・名称は2020年4月以降の公式サイト内「出演者紹介」を参照。「 」内は番組内での愛称・肩書で、『おうちにいようよ(→あしたのために) ちちんぷいぷい&ミント!』へのレギュラー出演者については当該項で詳述。 MC(2020年4月以降の総合司会)いずれも毎日放送のアナウンサー。放送日や時間帯によっては、生中継(またはロケ)での取材を担当することや、特別企画に出演することもある。
気象キャスター(2020年8月以降)南気象予報士事務所 と番組内部署の「ぷいぷいお天気部」に所属しながら、「MBS気象情報部 気象予報士・防災士」という肩書で、「きょうのそらいろ」(天気予報コーナー)を中心に出演。
解説者・ぷいぷい顧問団(2019年4月以降)ニュース解説者
ぷいぷい顧問団活動のパターンは、当番組スタジオへの登場、毎日放送東京支社スタジオからの生中継、「☆印」などの企画に対するコメントの提供など多岐にわたる。2014年4月から2019年3月までは、「ぷいぷい顧問団」のうち1名が、(当番組へ出演しない日を含めて)日替わりで『VOICE』のコメンテーターを務めることも多かった。
備考スタジオへ登場する「ぷいぷい顧問団」や「ニュース解説者」は、2019年3月まで基本として、「キッチンぷいぷい」やバラエティ系のロケコーナーを放送する時間帯に出演していなかった。放送時間が短縮された2019年4月改編からは、毎週水曜日に立岩、毎週金曜日に三澤、残りの曜日に以上の「ぷいぷい顧問団」が週替わりで1名ずつ登場。「キッチンぷいぷい」の試食にも参加するようになった。その一方で、2017年10月から2019年3月までの木曜日[コーナー 40] には、基本として「ぷぷい顧問団」や「ニュース解説者」をスタジオへ迎えずに生放送を進行していた。 「☆印」の話題によっては、「ぷいぷい主治医」という肩書で服部益治(兵庫医科大学病院小児科の医師→医療福祉センターさくら院長)、「ぷいぷい顧問団」に準ずる役割でいちのせかつみ(ファイナンシャルプランナー)などの専門家・有識者がパート単位で出演することもあった。 水産・魚類関係の話題を扱う場合には、京都大学への在学中に水産学を専攻していた 尾嵜豪(毎日放送気象情報部長[人 3]→報道局解説委員→事業局事業部長)が、「お魚博士」と称して生中継・VTRによるリポートやスタジオでの解説を通算で100回担当(最後の出演は2021年3月2日=火曜日の須磨海浜水族園取材リポート)。一時は、「お魚博士」の名義でレギュラーコーナーを持っていた[72]。 大相撲をめぐる問題を扱う場合には、他局で大相撲中継の実況やダイジェスト番組に携わっていたベテランのフリーアナウンサー(杉山邦博や山崎正)が出演したり、「☆印」にコメントを寄せたりしている。また、将棋に関する話題を扱う場合に、神吉宏充(兵庫県加古川市出身の棋士)や日本将棋連盟関西本部所属の現役棋士がスタジオや生中継で解説役を務めることがあった。 2014年から2017年10月のリニューアルまでは、国政関連の話題を取り上げる場合に、「国会王子」という異名を持つ武田一顯(当時はTBSラジオの国会担当記者)が毎日放送東京支社スタジオからの生中継やスタジオへ随時出演。大吉による国政関連の取材に同行することもあった。2017年10月以降は、同年7月から東京支社へ赴任した解説委員の三澤が、国政関連の取材を一手に担っていた。 当番組の初期に毎日放送のアナウンサーとして定期的に出演していた大八木友之[人 4] も、同局がJNNパリ支局を開設した2017年10月から初代の支局長としてパリへ赴任したことを機に、ヨーロッパ各地からの生中継や取材リポートで当番組に随時登場していた。 かつては、「☆印」で芸能関係の事件・訴訟を取り上げた際に、TBSテレビの芸能統括デスク(宇津木員夫→稲垣吉昭)からの電話リポートを放送していた。現在は、芸能ジャーナリストとして大阪を拠点に活動する中西正男[人 5](元『デイリースポーツ』芸能担当記者)が、スタジオで解説したり、コメントを寄せたりすることで対応していた。 スポーツ解説者
備考テニス関連の話題では沢松奈生子[人 6](火曜パネラー:兵庫県西宮市出身の元・女子プロテニス選手)、ラグビー関連の話題では大畑大介(月曜パネラー兼『全国高校ラグビー』ハイライト番組キャスター:大阪市城東区出身の元・神戸製鋼コベルコスティーラーズ選手)が、上記の「顧問」と同じパターンで解説役を担っていた。 2013年度から2018年度までは、プロ野球シーズンを中心に、阪神タイガース関連の応援・情報コーナー(2013年度のみ「ぷい虎 withタイガース」)を全曜日で編成。阪神OBの毎日放送野球解説者(亀山つとむ・遠山奬志[人 7]・八木裕[人 8]・今岡誠)が、スタジオ解説や春季キャンプのリポートを担当。山本浩之がMCを務めていた時期(2017年11月以降)には、『スーパーニュースアンカー』木曜日の第1部コメンテーターとして山本と共演していた金村義明[人 9] が、水曜日の全編にパネラーとして出演することもあった。 2017年10月から2019年3月まで「ぷいぷいリポーター」という肩書で金曜日に出演していた市川いずみ[人 10](オフィスキイワード所属のフリーアナウンサー、元・山口朝日放送アナウンサー)は、フリー転身直後の2015年に『みんなの甲子園』(選抜高等学校野球大会のダイジェスト番組)でナビゲーターを務めるほど高校野球への造詣が深いことを背景に、2018年から高校野球・プロ野球ドラフト会議関連のスタジオ解説・取材も任されている。リポートの模様は、同年のみ当番組、2019年・2020年に『ミント!』でドラフト会議の当日(毎年10月中 - 下旬の木曜日)に放送。 曜日別レギュラー出演者(2020年11月以降)放送上の総称は「ちちんぷいぷいファミリー」で、略称は「ぷいぷいファミリー」。 ◎:出演時点で毎日放送アナウンサー ☆:2020年4月以降に新加入
「ぷいぷい料理人」2020年3月まで放送されていた「キッチンぷいぷい」からの続投扱いで、同年4月から週替わりで「金曜キッチン」に1名が登場。「チャチャっと定番!おうちごはん」にも1週につき1名がVTRで出演していたほか、「キッチンぷいぷい」ベースの毎日放送限定コラボレーションCMに登場することがあった。 サポーティングメンバー上記の「ぷいぷいファミリー」以外で定期的にパネラーを務める人物、ロケ企画限定で定期的に出演する人物、「キッチンぷいぷい」→「金曜キッチン」・特別企画などで出演を続けるかつての「ぷいぷいファミリー」を記載。
以下の人物は、リポーターを務めるコーナーが2019年3月で終了してからも、当番組と『ミント!』に随時出演。
サポーティングアナウンサー当番組のMC・アシスタント・ニュースキャスターを経験した現役アナウンサーについては後掲項を参照。 2020年4月改編で新設された「へぇ~のコトノハ」では、母体番組の『コトノハ図鑑』と同じく、(上記の人物を含む)放送時点での毎日放送の現役アナウンサーから2名がコンビで調査ロケを担当。ロケを担当しないアナウンサーから、1名をロケVTRのナレーターに起用していた。 「SDGsのススメ」では、以下のアナウンサーが、1人につき1つの項目でロケ取材を担当することになっていた。しかし、実際には「フィナーレウィーク」前週(2021年3月1日)までの5か月間しか放送できなかったため、◎印を付けた人物以外のアナウンサーには取材の機会がなかった。 ☆:放送開始(2020年10月)の時点で当番組にレギュラー出演
この他にも、以下のアナウンサーが、「SDGsのススメ」以外の企画へ随時登場していた。
パーソナリティ(MC)・アシスタント・レギュラーキャスターの変遷◎:2021年3月の番組終了時点で毎日放送の現役アナウンサー(初出のみ)
2019年3月までの歴代MC大吉が『ミント!』への異動直後も当番組のスタジオセットから同番組を始めていたほか、他の歴代MCも不定期で登場していたため、便宜上記載。「 - おかげさまで20歳」期間中の2019年10月15日(火曜日)には、「ちちんぷいぷい MC5大集合」(「大阪府内で食材を調達した後にパームガーデン舞洲(大阪市此花区)でお好み焼きを作る」という趣旨のロケ企画)で、現役MCの山中・河田および、歴代MCの角・西・山本浩之が初めて一堂に会した模様が放送された[74]。
MC代理
2012年4月から9月までの放送では、オープニングに「昨夜の西靖」(当時MCだった西が放送の前日に経験・発見したことをトークと画像で披露するコーナー)を組み込んでいた関係で、西の代役でMCを務める人物も「昨夜の○○」(○○にはその人物の苗字が入る)を担当していた。 過去のレギュラー・準レギュラー出演者ニュース解説者
気象キャスター
ぷいぷい顧問団
以下の人物は、2019年4月から「Newsミント!」のコメンテーターへ異動。
レギュラーアナウンサーMC・アシスタント・ニュースキャスター以外のレギュラー経験者から、上記以外のアナウンサーを記載。
「キッチンぷいぷい」時代の料理人「金曜キッチン」にも出演していた料理人を除く。 2011年10月から2012年3月まで、隔週金曜日に「名店の料理人」と称して週替わりで料理人が登場。2011年10月28日放送分に出演した松本喜宏(イタリアン)と、2012年2月3日放送分に出演した卜部吉恵(和食)を、2012年4月から隔週でレギュラーに起用していた。
以下の料理人は、2020年3月まで「キッチンぷいぷい」に出演していた。週1回放送化(「金曜キッチン」への移行)を機に降板。
その他の出演者★:『っちゅ~ねん!』にのみレギュラー出演→同番組の終了を機に『ちちんぷいぷい』へ合流 2006年3月までに降板
2006年4月 - 2008年3月の間に降板『っちゅ~ねん!』の放送枠を統合した関係で、同番組のレギュラー出演者の一部が当番組に合流。出演者が一時的に急増したこともあって、出演者を流動的に入れ替えるようになった。いったん降板してから、準レギュラーとして出演を再開する場合もある。当番組では1回でも出演した人物を基本的に(広い意味での)「ぷいぷいファミリー」とみなしているため、この時期以降に降板する出演者の大半は、放送上その旨を告知していない。
2008年4月 - 2015年4月の間に降板
2014年4月 - 2018年9月の間に降板
2019年3月以降に降板
降板時期不明(自然降板扱い)
「ぷいぷいアーティスト」毎日放送がオーサカキングを開催していた時期には、服部隆之やMALTAが、当番組の音楽企画を指揮していた。この他にも、「ぷいぷいファミリー」扱いのアーティストゲストとして、加山雄三、服部隆之、MALTA、平原綾香、ゴンチチ、押尾コータロー、ET-KING、中孝介、かりゆし58(主に前川真悟)、カサリンチュ、Little Glee Monster、竹原ピストル、たこやきレインボーなどが定期的に出演。「キッチンぷいぷい」へ随時登場するほか、当番組のスタジオ(または中継先)で演奏や歌唱を披露することもあった。 ゴンチチのチチ松村は、2015年10月から、中間淳太によるVTRロケコーナー(前述)や「ヤッター商店街!」のナレーターを担当。Little Glee Monsterは、2017年10月から一時、木曜日に「とびだせ日本 リトグリ通信」という冠コーナー(VTRで不定期放送)へ出演していた。ET-KINGについては、リーダーのいときんやMCのTENNが、生前に単独(またはコンビ)で頻繁に登場。ユニットの一時的な活動休止(2014年4月)[人 95] の直前にET-KINGとして最後のテレビ出演を果たしたほか、TENNの急逝(同年9月)やいときんの逝去(2018年1月)に際しては、当番組の冒頭で訃報を伝えた。 「フィナーレウィーク」では、全曜日の共通企画として「ありがとうのうた」を編成。第1日にはヤバいTシャツ屋さんと角の対談、第2日にはコブクロと山中の対談(いずれも事前収録)を放送した。第3日には、当日のスタジオパネラーでもあった前川が、ET-KINGとのコラボレーションメドレーをスタジオで披露。第4日には、Little Glee Monsterが、ライブ本番直前の大阪城ホールで山本浩之のギター伴奏に合わせて「MY HOME」(「はたちのうた」の前のエンディングテーマ曲)を歌った(最終日には前述した「グランドフィナーレ」を編成)。 「ちちんぷいぷい運動部員」 → 「ぷいぷいアスリート」「政治部」「国際部(世界班)」「京都支局」「明るい経済部」に続く放送上の番組内部署として、2012年2月1日に発足。当番組でレギュラーコメンテーターを務めたり、レギュラーに準ずる扱いで出演したりしている以下のスポーツ関係者(◎は毎日放送アナウンサー)が、現役時代の種目に関する話題を「★印」で扱う際にスタジオ解説やVTR取材を実施していた[人 96]。レギュラー出演者がスポーツに挑戦する企画でコーチを務めることや、スポーツに関する番組主催のイベントにパネラーとして出演することもあった。
ちなみに、「運動部」が発足する前の2011年には、阪神関連の話題で平田勝男(当時・毎日放送野球解説者)が不定期で出演。同年から阪神ファンであることを放送で名乗り始めた西の「師匠」として、阪神の戦い振りをスタジオで解説したり、西による同球団のキャンプ・公式戦取材に同行したりしていた。 今岡を水曜日のレギュラーに起用した2013年からは、プロ野球シーズン中の同曜日に「☆印」で阪神タイガースの戦い振りを紹介する場合に、「ぷい虎 withタイガース」というタイトルを付けていた。 2014年4月からは、「ぷい虎 withタイガース」を「ぷいぷい with Tigers」へ改めるとともに、プロ野球シーズン中の火曜以外の曜日に放送。これを機に、『VOiCE』からスポーツ関連のレギュラーコーナーが消滅した。 2014年度からは、「ちちんぷいぷい運動部」所属のスポーツ関係者や、「ぷいぷい with Tigers」へ出演の野球解説者を「ぷいぷいアスリート」と総称。前述の「雪まつりつくろう」以外にも、以下のように、VTRロケコーナーや生中継でリポーターを務める事例が相次いでいる。
2015年7月18日にワールド記念ホールで開かれた「関ジャニ∞リサイタル お前のハートをつかんだる!!」神戸公演(全3公演)では、関ジャニ∞による御当地企画の一環として、毎日放送とのコラボレーション企画を実施。当番組から「隊長」に任命された大畑・遠山・廣田と、18名の視聴者(兵庫県出身・在住・在勤・在学でラグビー・野球・トランポリンの経験がある希望者対象の公募で選抜)から成る3つのチーム(各チーム7名)が、関ジャニ∞のメンバーと一緒にステージでダンスを披露した[79]。 オリンピック・世界陸上・FIFAワールドカップ期間中には、以下の人物がスタジオや毎日放送東京支社からの生中継で解説を担当することや、コメントを寄せることがあった。
2017年度からは、「ぷいぷいスポーツ部」という期間限定のロケ企画を、金曜日の第2部(16時台の後半)で随時放送。毎回1つの競技を対象に、当該競技の経験者がチームを組んだうえで、「強豪」とされるチームの出身者が参加するチームとのスペシャルマッチに挑むまでの模様に密着していた。いずれのチームでも、大畑が監督を担当。企画が始まるたびに、対外試合への出場経験や出身のチームなどを問わず、当該競技のアマチュア選手だった中高年の視聴者を募集したうえで選考と練習を実施していた。
なお、山中は2017年6月25日(日曜日)に、火曜日の企画で「大阪城トライアスロン2017」スプリントディスタンス部門に出場[80]。トライアスロン未経験で、練習期間がおよそ1ヶ月しかなかったにもかかわらず、1時間19分56秒で完走を果たした(記録は215人中19位)[81]。大阪城周辺で初めて開かれるトライアスロンの国際大会でもあったため、当番組ではトライアスロンを初めて本格的に撮影。ヘリコプター1機とテレビカメラ10台を用いて撮影した映像のダイジェストを、27日(火曜日)の第2部で放送した。41歳だった2018年にも、6月10日(日曜日)開催の「大阪城トライアスロン」第2回大会へ出場[82]。第1回より距離の長いスタンダード部門・男子40 - 44歳部門(全行程総距離48.5 km:スイム1.5 km → バイク37km → ラン10km)に出場すると、目標タイム(2時間40分)より速い2時間20分36秒で完走するとともに、出場89人中8位という好成績を残した[83]。 また、2017年3月12日(日曜日)に大阪府内の淀川河川公園で催された「第5回淀川寬平マラソン」(当番組レギュラーの間寛平が主宰するマラソン大会)では、当時のレギュラー出演者を代表して、山中・大吉・松川・豊崎・広瀬がチーム単位で「42.195 km駅伝」(同年から新設された部門)へ参加。1区(10 km)・山中 → 2区(5 km)・松川 → 3区(11 km)・大吉 → 4区(11 km)・広瀬 → 5区(5 km)・豊崎という出走順で、当番組全編の放送時間にちなんだタイム(3時間55分)以内でのゴールに挑んだ[84] ところ、3時間16分3秒(59チーム中9位)という記録で完走を果たした[85]。当番組では、同月17日(金曜日)の第2部で、駅伝のダイジェストを放送[注 58]。2018・2019年には、吉本陸上競技会(大阪府吹田市の万博記念競技場で2001年から年に1回開催)にも、当番組のレギュラー陣代表が「ちちんぷいぷいチーム」(または『ミント!』との合同チーム)として一部の競技に参加していた(別途詳述)[86]。 使用曲オープニングテーマとCM前に流れる音楽(ジングル)の作曲は花*花(番組開始当時はメジャーデビュー前)のこじまいづみで、携帯電話の着メロにも採用されている。エンディングテーマは約10年間花*花の楽曲を使用してきたが、2010年からは、番組が企画した数組のアーティストによるオリジナル楽曲を使用している。 オープニングテーマ
エンディングテーマ◎の楽曲は番組内で数回挿入されるスポンサー切り替え映像のBGMにも使用
CM前後のジングル『ぷいぷいチャン』と称するジングルを、放送開始の当初から使用。ジングルの冒頭では、ぷいぷいさんが横向きでラッパを吹くアニメーションを、ワイプ映像で画面の右下に挿入していた。 スポンサー切り替え映像のBGMについては、2014年度に、花*花のオリジナルジングルを使用。2015年3月30日から最終回までは、Little Glee Monsterが「今日も元気に ちちんぷいぷい」「ぷいぷい!」といったフレーズをアカペラで歌った音源も流していた。 2003年9月16日(阪神タイガースが18年ぶりにセントラル・リーグ優勝を決めた翌日)の放送では、花*花のオリジナルジングルではなく、「阪神タイガースの歌」 (六甲おろし)のサビのカラオケをCMの前に流した。 浜村が角の代理司会を務めた際には、『ありがとう浜村淳です』(浜村が日曜以外の曜日の午前中に長年パーソナリティを務めているMBSラジオの生ワイド番組シリーズ)で流れているジングルのアレンジバージョンをCM前に放送。オリジナルの音源では「ありがとう」というコーラスに続いて「浜村淳です」という本人のアナウンスを入れている部分を、ぷいぷいさんのラッパ音「ぷいぷい」に置き換えた。当時は「株式会社MBSラジオ」の発足前(毎日放送によるラジオ・テレビ放送事業の兼営時代)であったため、CM明けのジングルには、当時の正式局名(「毎日放送」)が入っている『ありがとう浜村淳です』のジングル(「ありがとう毎日放送です」というコーラスバージョン)の音源を流用していた。 2011年11月2日・2012年7月4日放送分では、『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』(FM802)との間でサイマル放送を実施中に、両番組のジングルのリミックスバージョンが特別に流された。 番組キャラクター:ぷいぷいさん一家デザインは、愛・地球博の「モリゾー・キッコロ」、中部国際空港のオリジナルキャラクター「セントレアフレンズ」などを手掛けた、大阪のオリジナル雑貨ユニット「アランジアロンゾ」の作品に作風が似ているが、実は違う(アランジアロンゾの冊子、アロンゾペーパーで本人が主張)としている。その理由について専門誌の取材に対し、あくまで「ぷいぷいさんが描いているという設定」だからだと語っている[87]。いわゆる「ぷいぷいさん一家」(『せやねん!』の「せやねんちゃん・ちゃうやろくん」、『あさやん!(終了)』の「あさやん・あさにゃん」、『あん!(終了)』の「あんちゃん・まんまんちゃん」と、毎日放送のローカル情報番組のキャラクター)には「MBS/PUIPUI」のコピーライト表記が入っている。 当番組のスタジオセットには、ハンドメイドによる「ぷいぷいさん一家」のぬいぐるみを置いていて、季節やイベント(クリスマスやバレンタインなど)に応じて衣装や持ち道具を変えていた。毎日放送がユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)内でMBSスタジオ in USJを運営していた時期(2001年3月31日から3年間)には、このスタジオを当番組で常時使用していなかったにもかかわらず、番組開始当初からの「ぷいぷいさん一家」(「ぷいぷいさん」「ひーさん」「わんわん」)を象った巨大なモニュメントをショーケースに展示。スタジオ見学者やUSJ入場者による写真の撮影も認めていた。 当番組の出演者紹介テロップには、男性パネラー用のロゴに「ひーさん」、女性パネラー用のロゴに「わんわん」のイラストを添えていた。もっとも、番組の中期から「ぷいぷいさん一家」に加えられた「くもくもとりさん」「げじー」を含めて、いずれのキャラクターも性別を設定していない。 当番組に出演したり、当番組の取材に応じた芸能人・アスリートには、ぷいぷいさん一家のぬいぐるみやグッズを渡すことが慣例になっている。陣内智則と結婚した藤原紀香が、加古川市役所に二人で婚姻届を提出する際に、ぷいぷいさん一家のクリアファイルの中に婚姻届をはさんで届け出た。番組関係者や番組出演者には事前にその事実は伝えられておらず、中継画面に映し出されて出演者みんなが感動する一幕もあった。世界規模のスポーツ競技大会(世界陸上・オリンピックなど)に日本代表として出場するアスリートを取材した映像を放送する場合には、大会中の使用を前提に、インタビュアーが取材の最後に「ぷいぷいタオル」を進呈するシーンが流れることも多かった。
関西地方では「ぷいぷいさん一家」の知名度や人気が絶大で、毎日放送本社のM館には、「ぷいぷいさん」と「らいよんチャン」の巨大バルーンをエントランスの上に並置。M館1階の売店には、ストラップ、メモ帳、ステッカーなど、数多くのグッズが販売されている。また、「ぷいぷいさん一家」をあしらったステッカー(通称「ぷいぷいステッカー」)を、(「フィナーレウィーク」限定バージョンの「感謝ステッカー」を含めて)通算で19種類製作。出演者・取材への協力者・プレゼント企画への当選者などに向けた記念品として、累計で50万枚を配布していた[88]。さらに、「きょうのプレゼント」には、季節に応じたグッズ一式が必ず添えられていた(最後のプレゼントは「ちちんぷいぷいファミリーセット」)。 ちなみに、角が当番組のタイトルを「ちちんぷいぷい」に決めた直接のきっかけは、毎日放送本社の南隣にある梅田ロフトでたまたま「アランジアロンゾ」のキャラクター展覧会を見たことによる。「アランジアロンゾ」という言葉に興味を引かれた角は、当時担当していた『すみからすみまで角淳一です』の放送中に、「アランジアロンゾ」の意味を知っているリスナーからの情報を電話で募集。その募集に応じた梅田ロフトの元・従業員から、アランジアロンゾが「ちちんぷいぷい」を意味するかのような情報を得たことを機に、「ちちんぷいぷい」と命名した。ただし、この情報自体は、元・従業員の勘違いであったことが後に判明している(本来の意味は「さあ行こう、アロンゾ」)[注 62]。 毎日放送では、『せやねん!』の放送や「せやねんちゃん・ちゃうやろくん」の使用を、当番組の終了後も継続。「らいよんチャン」は、『よんチャンTV』という番組タイトルの由来になったことから、『よんチャンTV』の開始決定に伴って同番組のメインキャラクターを兼務している。「ぷいぷいさん一家」の扱いについては正式に発表していないが、実際には、当番組終了の2日後(3月14日)に「ぷいぷいさん」の巨大バルーンを撤去。本社の売店では、「ぷいぷいさん」グッズの発売を『よんチャンTV』の放送開始前日(同月28日)で終了した。 書籍( )内は初版の発売時期で、出版社の特記がない限り、いずれもぴあから発売。 「キッチンぷいぷい」関連「キッチンぷいぷい」で紹介したレシピ関連の書籍
その他の企画・コーナー
特別番組→「ちちんぷいぷいの特別番組一覧」を参照
スタッフ(2020年10月時点)
過去のスタッフ
脚注注釈
コーナー概要
歴代の出演者
出典
関連項目
外部リンク
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