橋本 敬史(はしもと たかし、1965年9月30日 - )は、群馬県桐生市出身のアニメーター[1]。血液型はA型。桐生雅則という別名義がある[2]。
略歴
高校卒業後、スタジオじゃんぐるじむに入社、摩砂雪に指導を受ける[1]。4年ほど在籍した後、フリーランスとなり、アニメーター、デザイナーとして数多くの作品に参加する[3][4]。
人物
メカやエフェクトの作画で高い評価を受けているアニメーターである[1][4]。また、業界で3Dに付随するアニメーションに特化した人材としても知られている[5]。3DCGにニュアンスを加えたりエフェクトを施したりして作画アニメ的な魅力を与えるスーパーバイザーとしても活動し、監督とCG班との間の潤滑油のような役割も果たす[1][5]。代表的な参加作品は、大友克洋監督の『スチームボーイ』、宮﨑駿監督の『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』、庵野秀明監督の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』、細田守監督の『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』『サマーウォーズ』や『劇場版 NARUTO -ナルト-シリーズ』『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』『君の名は。』など。
また、キャラクター物も描ける幅広いアニメーターであり、中村健治監督作の『モノノ怪』『空中ブランコ』『C』では、コンセプトデザイン、キャラクター設定、総作画監督などを務め、その奇抜で魅力的なビジュアルが注目を集めた[1][4]。
メカ作画は、金田伊功と大張正己の中間くらいの感じが理想だという[6]。
エフェクトに関しては、大平晋也から強い影響を受けている[4][6]。『AKIRA』の仕事を終えた大平と仕事をする機会があり、その時に色々と教えられ、エフェクトのみならず画風に至るまで根っこの部分に大平の影響があるという[3][4]。また、『YAMATO2520』で出会った増尾昭一やいくつかの作品で衝撃を受けた磯光雄にも影響を受けている[6][7]。
主な参加作品
テレビアニメ
- 1985年
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- 1986年
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- 1987年
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- 1988年
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- 1989年
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- 1990年
-
- 1991年
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- 1992年
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- 1995年
-
- 1996年
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- 1998年
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- 1999年
-
- 2000年
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- 2001年
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- 2003年
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- 2004年
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- 2005年
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- 2006年
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- 2007年
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- 2008年
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- 2009年
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- 空中ブランコ(キャラクターデザイン、総作画監督、作画監督、原画)
- 2010年
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- 2011年
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- 2012年
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- 2013年
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- 2014年
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- 2015年
-
- 2016年
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- 2017年
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- 2018年
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- 2019年
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- 2020年
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- 2021年
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- 2022年
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- 2023年
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- 2024年
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- 2025年
-
OVA
- 1987年
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- 1988年
-
- 1989年
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- 1990年
-
- 1991年
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- 1992年
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- 1993年
-
- アイドル防衛隊ハミングバード(原画)
- 超時空世紀オーガス02(デザイン協力[注 2]、第2話・第4話・第6話作画監督、OP原画)
- 超神伝説うろつき童子・未来篇2 シーザーズ・パレスの謎(作画監督補)
- 超神伝説うろつき童子・未来篇3 シーザーズ・パレスの崩壊(エフェクト作画監督、モンスターデザイン、原画)
- 超神伝説うろつき童子・未来篇4 未来への旅立ち(作画監督補)
- 超神伝説うろつき童子・放浪篇1 秘密の花園(作画監督補)
- 銃夢(原画)
- 1994年
-
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
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- 1998年
-
- 1999年
-
- 電脳戦隊ヴギィ'ズ★エンジェル FOREVER AND EVER(メカニックデザイン)
- 太陽の船 ソルビアンカ(原画)
- 2002年
-
- 2005年
-
- 2006年
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- 2011年
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- 2012年
-
- 2014年
-
- 2016年
-
- 2017年
-
- クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い(第5話原画)
劇場アニメ
- 1989年
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- 1991年
-
- 1992年
-
- サイレントメビウス THE MOTION PICTURE2(メカ作画監督)
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 1999年
-
- 2000年
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- 2004年
-
- 2005年
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- 2006年
-
- 2007年
-
- 2008年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 2012年
-
- 2013年
-
- 2014年
-
- 2015年
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- 2016年
-
- 2017年
-
- 2018年
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- 2019年
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- 2020年
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- 2021年
-
- 2022年
-
- 2023年
-
Webアニメ
ゲーム
- 1996年
-
- 1998年
-
- 2005年
-
- 2007年
-
ミュージックビデオ
CM
脚注
注釈
- ^ 動いてるジェット・アローンはほぼ全部描いた[7]。
- ^ メインキャラクター以外のほぼすべてのキャラクターデザイン[7]。
- ^ メカ作監だけでキャラ作監はやっていない。「自分も西崎義展プロデューサーと話ができる立場にしてくれ」と要求したところ、西崎本人から総作画監督の肩書が与えられ、スタッフの選出もやれるようになった[14]。
出典