永野芽郁不倫騒動

永野芽郁不倫騒動(ながのめいふりんそうどう)は、2025年に起きた、日本芸能事務所スターダストプロモーションに所属する女優永野芽郁が起こした不倫騒動。本騒動をきっかけに、これまで出演していたCMの動画削除やレギュラーラジオ番組の終了、関連商品の不買運動、決まっていたドラマの仕事の辞退など、これまで清純派のイメージ[1]で売っていた永野のイメージが大きく崩壊する事態となり、当面の間は活動休止となった[2]

経緯

不倫騒動の勃発

週刊文春の1度目の報道

2025年4月23日、『週刊文春』にて、俳優・田中圭および韓国人俳優・キム・ムジュンとの「二股不倫」が報じられた[3]。この報道に対し、永野と田中の双方の事務所は不倫関係を否定した[3]。キムの所属事務所も永野との熱愛関係を否定[4]。永野自身は、29日(28日深夜)放送のラジオ番組『永野芽郁のオールナイトニッポンX』冒頭でこの報道について触れ、「誤解を招くような軽率な行動」のあったことを認めて謝罪の言葉を述べた[5]。一方で田中自身は、5月2日に有料会員向けのブログで「誤解を招く軽率な行動」のあったことを認めて謝罪の言葉を述べた[6]

週刊文春の2度目の報道

ところが、その後の2025年5月7日、『週刊文春』でこの騒動の続報が報じられた。内容は、永野と田中がLINEで親密なやりとりをしているというものだった[7]。この報道に関して永野の事務所は1度目の報道と同様に不倫関係を否定した上で、ファンや関係者に騒動を謝罪した[8]。一方で田中の事務所は「本人のコメントを信じたい」としていた[8]

メディアへの影響

本騒動を受け、騒動前展開されていたネットCM全9社(アイシティJCB三菱重工サンスターサントリーモスフードサービスNTTコミュニケーションズクラシエSK-II)からCM動画が5月17日までに全社削除され[9][10][11]5月19日には、2026年放送予定のNHK大河ドラマ豊臣兄弟!』の降板[12][13]と『永野芽郁のオールナイトニッポンX』の降板・番組終了[14]が発表された。結果、永野は事実上、当面の間は活動休止となった[15][16](ただし、所属事務所関係者は永野の活動休止自体は否定している[17])。

その他

ラジオ番組『永野芽郁のオールナイトニッポンX』の打ち切りにより男性ファンは悲鳴殺到、いわゆる「芽郁ロス」が相次いで勃発した[18]

各界からのコメント

芸能界

永野と共演経験のあるお笑いコンビ・おぎやはぎ矢作兼は4月24日深夜(25日未明)放送のラジオ番組『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)にて、「びっくりするぐらい可愛い」と当時を振り返り、文春に掲載された写真についても「この写真も超可愛い。田中圭と撮られてる写真が、まあ可愛い」と絶賛するなど、永野を擁護するコメントを出した[19]。一方でラッパー呂布カルマは5月19日から20日にかけ自身のX(Twitter)で「それでも永野芽郁を観たくない人より観たい人の方が圧倒的に多いと思うんだけど、そんな事ないのかな?」「もうこんな時間に...早く寝なきゃ 明日からも頑張るぞ~!!! 一緒に頑張ろうねっ 今日もお疲れ様です!おやすみなさい!」「永野芽郁に仕事オファーしたい人なんか今でもめちゃくちゃいるんだろうけど、こんな時だからギャラ値下げでーって訳にもいかないんだろうな」とポスト[20]。さらにYoutuberヒカルは5月10日自身のYouTubeチャンネルにて「イメージ商売でCMで大金をもらってるわけじゃないですか? そんなやつがイメージダウンする不倫をするって人として終わってる」「イメージの良さに対してスポンサーはお金を払っている。だから自分のイメージの良さで商売をしているという自覚がないから、そんなことすると思うんですよ。ということはプロ意識が足りないワケじゃないですか」とコメント[21]。さらに5月21日には同チャンネルにて「仕方ないっちゃ仕方ないよな。今まで不倫とかした人はみんなそうなってきとうやん。予想できてたこと」とうなずき、CM降板によって多額の違約金が発生する可能性があることについて「そこのお金を事務所側が払わなあかんっていう。それぐらい重いってことよな、信用で仕事してる人は特に。イメージで仕事してる人は、それが重いってことを学んだ方がいい」と語った[22]

文化界

弁護士・岡野タケシは5月10日の自身のXで、「永野芽郁さんと田中圭さんのLINEトーク履歴の公開は、さすがにやりすぎ」と発信した[23]。また、永野が主演を務めた映画『かくかくしかじか』の原作者である漫画家の東村アキコは5月18日配信のABEMA『日曜The NIGHT アキコとオサムが一夜限りの緊急生放送』に出演し、自身が原作の漫画『偽装不倫』や『私のことを憶えていますか』も文春と同じ文藝春秋社から出版している上で「私もチームだったし、スキャンダルが出たその次の次の日とかも、文春に行って打ち合わせがあるみたいな。1つの雑誌が、こうやって私たちが心血注いで作ったものを、結果的に潰すという。そこの矛盾には苦しみました。なんだろう、二重人格の人と付き合ってるみたいな」と文春への本音を語った[24]

学界

国際政治学者の三浦瑠麗は5月22日の自身のXで「永野芽郁さんをキャンセルする企業はコンプライアンスが優れているのではなく、単に事なかれ主義なだけなので、決してほめられたことではなく、剥き出しの弱肉強食の世界だね、という感想しかない」と私見を述べ、「企業がスキャンダルに敏感になると、立場の弱いものが切られるだけ。事程左様に女優業というのは割りに合わない職業なのだが、まあ女優に生まれついてしまったら仕方なかろう、とも思う」と複雑な思いをにじませ、「その作品を見られるだけ幸せなので、かくかくしかじかを観に行こう」とつづった[25]。ただし、三浦自身も夫の不祥事など週刊誌報道されている立場なので、週刊誌に逆恨みをしているだけとも言える。

脚注

  1. ^ 余談だが不倫騒動前には2022年には映画『マイ・ブロークン・マリコ』では本物のタバコが吸えない程の非喫煙者であるがニコチンタール他の有害物質を一切使用しない美容タバコを吸い、美容喫煙を両立するスキルを持つ数少ない女優として成長を成し遂げ、2023年には大型二輪ライセンスを取得し、念願の愛車「ハーレー・ダビッドソン(4,000,000円相当のフルスペックモデル)」を所有するワイルドな一面を持っている。
  2. ^ 永野芽郁、ついに大河ドラマ「降板」発表で寄せられる“矛盾”の指摘「不倫報道」後の“通常営業”が広げた傷口”. SmartFLASH (2025年5月19日). 2025年5月22日閲覧。
  3. ^ a b “永野芽郁と田中圭の所属事務所が二股不倫報道を否定「誤解が生じてしまう行動」「友人関係です」”. 日刊スポーツ. (2025年4月23日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202504230000696.html#goog_rewarded 2025年4月29日閲覧。 
  4. ^ “永野芽郁との交際をキム・ムジュン側否定 田中圭加え「二股不倫」報道 韓国メディアも報じる”. 日刊スポーツ. (2025年4月24日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202504230000696.html#goog_rewarded 2025年4月29日閲覧。 
  5. ^ “不倫報道の永野芽郁 ラジオ生出演で謝罪「誤解を招くような行動、心から反省」「信頼を取り戻せるように」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2025年4月29日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/04/28/kiji/20250428s00041000138000c.html 2025年4月29日閲覧。 
  6. ^ “田中圭が不倫疑惑報道について謝罪「誤解を招く軽率な行動となった事について、深く反省」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2025年5月2日). https://hochi.news/articles/20250502-OHT1T51320.html 2025年5月17日閲覧。 
  7. ^ “やっぱりあった「文春砲」続報 永野芽郁&田中圭、親密LINE暴露で思い出される「センテンススプリング」”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2025年4月29日). https://www.j-cast.com/2025/05/07504089.html 2025年4月29日閲覧。 
  8. ^ a b “永野芽郁「交際の事実ない」事務所が田中圭との不倫疑惑を改めて完全否定 文春続報でLINE中身掲載も…”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2025-05 -08). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/05/08/kiji/20250507s00041000431000c.html 2025年5月19日閲覧。  {{cite news}}: |date=の8文字目に改行が入力されています。 (説明); |date=の日付が不正です。 (説明)
  9. ^ 永野芽郁「SK―II」も画像削除 騒動前9社あったCM動画や画像すべて取り下げ(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
  10. ^ 永野芽郁 ネットCM全9社が削除 最後「SK―II」もトップページから取り下げ”. スポニチ. 2025年5月17日閲覧。
  11. ^ “田中圭との二股不倫疑惑報道の永野芽郁、サンスター、JCBの公式サイトからCM削除相次ぐ”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202505090001427.html 2025年5月10日閲覧。 
  12. ^ 永野芽郁、大河ドラマ「豊臣兄弟!」出演を辞退 NHKが発表”. 映画ナタリー. ナターシャ (2025年5月19日). 2025年5月19日閲覧。
  13. ^ 大河ドラマ「豊臣兄弟!」出演者の出演辞退の申し出について”. NHK (2025年5月19日). 2025年5月19日閲覧。
  14. ^ 永野芽郁、冠ラジオ『ANNX』の降板発表&番組終了 今年3月末に就任も…先月放送時には“不倫騒動”を謝罪「誤解を招くような軽率な行動をした」”. ORICON NEWS (2025年5月19日). 2025年5月19日閲覧。
  15. ^ 《不倫は女性の方が叩かれる?》永野芽郁 事実上“活動休止”の裏で田中圭の地上波登場に賛否”. 女性自身 (2025年5月22日). 2025年5月23日閲覧。
  16. ^ 【活動休止状態】永野芽郁、目の当たりにした“友人女優”の教訓生かせず…「不倫降板」から“下積み逆戻り”茨の道”. SmartFLASH (2025年5月22日). 2025年5月23日閲覧。
  17. ^ “永野芽郁がNHK大河ドラマ出演辞退、26年「豊臣兄弟!」撮影直前に申し入れ 活動休止は否定”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202505180001951.html 2025年5月23日閲覧。 
  18. ^ 永野芽郁「オールナイトニッポン」打ち切りにファン悲鳴"疑惑を否定するのに自ら降板"矛盾する態度に記者会見を望む声” (2025年5月20日). 2025年5月24日閲覧。
  19. ^ おぎやはぎ、不倫報道の永野芽郁&田中圭を徹底擁護  独自分析「優しい子なんだよね」「これ、真っ白」の信ぴょう性”. J-CASTニュース (2025年4月27日). 2025年5月19日閲覧。
  20. ^ “呂布カルマ、永野芽郁に夜通し思い巡らせ、眠れず 「それでも観たい人の方が圧倒的に…」”. 日刊スポーツ. (2025年5月20日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202505200000630.html 2025年5月22日閲覧。 
  21. ^ ヒカル 永野芽郁と田中圭に辛らつ意見「人として終わってる」「プロ意識足りない」”. 東京スポーツ (2025年5月10日). 2025年5月22日閲覧。
  22. ^ ヒカル 永野芽郁の〝降板ラッシュ〟に「予想できてたこと」「出た時点でアウト」”. 東京スポーツ (2025年5月21日). 2025年5月22日閲覧。
  23. ^ 文春の永野芽郁・田中圭「不倫疑惑」続報に弁護士が見解「さすがにやりすぎ」”. ENCOUNT (2025年5月10日). 2025年5月22日閲覧。
  24. ^ 東村アキコ氏 永野芽郁めぐる〝文春砲〟に複雑胸中「二重人格の人と付き合ってるみたいな」”. 東京スポーツ (2025年5月19日). 2025年5月22日閲覧。
  25. ^ “不倫疑惑の永野芽郁めぐる企業対応「事なかれ主義なだけ」三浦瑠麗氏が批判”. 日刊スポーツ. (2025年5月22日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202505220000458.html 2025年5月22日閲覧。 
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