玉置信一

玉置 信一（たまき しんいち、1895年〈明治28年〉7月5日^[1] - 1975年〈昭和50年〉6月11日^[2][3]）は、大正・昭和期の新聞記者、政治家。衆議院議員（3期）。

奈良県^{[4][注 1]}出身。1896年（明治29年）北海道樺戸郡、のちの新十津川村（現新十津川町）に移住^[4]。1923年（大正12年）満州法政学院政治経済科を卒業^[2][3]し新聞記者となる^[4]。

衆議院議員東武と知り合い、北海タイムス（北海道新聞の前身の一つ）の記者となる^[4]。1932年（昭和7年）北海道会議員に選出され、同参事会員、留萌町会議員、同議長を務めた^[2][3][4]。

1949年（昭和24年）1月、第24回衆議院議員総選挙で北海道第2区から民主自由党所属で出馬して初当選^[2][3][4]。その後、第26回総選挙まで連続3回当選^[2][3][4][5]。1955年（昭和30年）7月、第27回総選挙では次点で落選し^[6]、政界を引退した^[4]。この間、第5次吉田内閣で北海道開発政務次官を務め^[2]、港湾建設の推進などに尽力した^[4]。

その他、北海タイムス支局長、留萌商工会議所副会頭、留萌貿易協会長、留萌市教育復興会議議長、水工連冷蔵常務取締役、同胞救援国民運動総本部事務局長、丸一水産取締役社長、自由党総務、同政調会海運部副部長などを務めた^[2][3][4]。

政界引退後の1961年（昭和36年）北海道選挙管理委員会委員長に就任した^[2][4]。

• 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
• 『北海道歴史人物事典』北海道新聞社、1993年。
• 『新訂 政治家人名事典 明治～昭和』日外アソシエーツ、2003年。ISBN 9784816918056
• 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。

表 話 編 歴 旧北海道2区選出衆議院議員(1947年 - 1993年)

定数4

第23回 河口陽一 和田敏明 佐々木秀世 坂東幸太郎 第24回 河口陽一 玉置信一 松本六太郎 佐々木秀世 第25回 松浦周太郎 佐々木秀世 芳賀貢 玉置信一 第26回 芳賀貢 松浦周太郎 武田信之助 玉置信一 第27回 松浦周太郎 芳賀貢 佐々木秀世 林唯義 第28回 松浦周太郎 芳賀貢 安井吉典 林唯義 第29回 佐々木秀世 松浦周太郎 芳賀貢 安井吉典 第30回 佐々木秀世 松浦周太郎 芳賀貢 安井吉典 第31回 松浦周太郎 佐々木秀世 安井吉典 芳賀貢 第32回 松浦周太郎 佐々木秀世 安井吉典 芳賀貢 第33回 佐々木秀世 芳賀貢 安井吉典 松浦周太郎 第34回 川田正則 芳賀貢 安井吉典 村上茂利 第35回 上草義輝 安井吉典 村上茂利 芳賀貢 第36回 川田正則 五十嵐広三 上草義輝 安井吉典 第37回 村上茂利 安井吉典 五十嵐広三 上草義輝 第38回 川田正則 五十嵐広三 安井吉典 上草義輝 第39回 佐々木秀典 五十嵐広三 今津寛 上草義輝 第40回 今津寛 五十嵐広三 佐々木秀典 金田英行