生徒会にも穴はある!
『生徒会にも穴はある!』(せいとかいにもあなはある)は、むちまろによる日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2022年22・23合併号より連載されている[1]。略称は「生穴る」[3]。学校の生徒会を舞台にした作品である[1]。ほぼ一話完結のショート4コマ漫画[2][1]。2025年3月時点で累計部数が150万部を突破している[4]。 メディアミックスとして、テレビアニメ化が発表されている[5]。 沿革2022年4月27日発売の『週刊少年マガジン』2022年22・23合併号より連載を開始[1]。連載開始時にはかつて同誌で『生徒会役員共』を連載していた氏家ト全が本作への応援メッセージを寄せている[1]。同年9月14日発売の同誌42号にて、本作の単行本第1巻を発売した企画を展開[6]。描きおろしの4コマが10本掲載され、大暮維人、五十嵐正邦、クール教信者、丈、ちょぼらうにょぽみ、名島啓二、ナナシ、ニャロメロン、nanco、fu-taが漫画を執筆[6]。同年10月、同誌にて「めざせNo.1ヒロイン! 週マガラブコメヒロイン総選挙」の企画を実施[7]。本作は陸奥こまろがトップ7入りを果たす[2]。後に東京メトロの護国寺駅周辺にて、陸奥を含む7人の特製広告が展開された[8]。 2023年1月11日発売の同誌6号では、noncoの『カナン様はあくまでチョロい』第2巻の発売を記念した企画が展開され、本作も参加し、同作とコラボレートを果たす[9]。同年8月9日発売の同誌36・37合併号では、本作の単行本第4巻の発売を記念した企画を展開[10]。石見やそや、ヴァニラ、鹿成トクサク&無敵ソーダ、かにかま、きゃた、澤田コウ、西義之、福地カミオ、まぜたま、ろんなが本作の登場人物を題材とした描きおろし4コマ漫画を執筆[10]。同号では本作とにゃんにゃんファクトリーの『ヤニねこ』とのコラボレート漫画も掲載[10]。同作とのコラボレート漫画は、同年8月7日発売の『週刊ヤングマガジン』36・37合併号にも別の話を掲載[10]。同年8月31日に発表された「次にくるマンガ大賞 2023」コミックス部門で1位を獲得[11]。 2024年3月6日発売の『週刊少年マガジン』14号では、単行本の累計発行部数が100万部を突破したことを記念し、カンザリンが陸奥こまろのイラストを描きおろし、イヌ息子、鬼無サケル、ゴゴゴ、御免なさい、氷川翔、またんごむによる描きおろし漫画も掲載されている[12]。同年7月10日発売の同誌32号では単行本第7巻の発売を記念して、桜場コハル、駿河クロイツ、頭巾猫、浜田よしかづ、偽BEなんとか、山本崇一朗による描きおろし4コマ漫画を掲載[13]。同日には監督・龍輪直征、キャラクターデザインと作画監督と絵コンテと演出・今村亮、メインアニメーター・沖浅利によるアニメPVが公開されている[14]。 2024年9月2日発売の『週刊ヤングマガジン』40号では原作:鹿成トクサク、作画:無敵ソーダによる『みょーちゃん先生はかく語りき』と本作がコラボレートした漫画を掲載[15]。 2025年4月27日にテレビアニメ化が発表された[5]。 登場人物
作風ライターの古林恭によると、キャラクターによるドタバタ劇は単純な構造ではなく、コメディ回の後にシリアスな話が挿入されるなど、「背景が描かれることで、登場人物の生々しさや奥行きが増してくる」作品となっている[2]。ラブコメが本作において大きな要素となっている。古林は本作について、登場人物による笑い、シリアスな背景、ラブコメが「ショートマンガであるぶん、煮詰まって濃くなっているのかもしれない」と評している[2]。 制作背景作者のむちまろは、前作の『世が夜なら!』の執筆時には、ネームを完成させられないことにより原稿を仕上げるペースに苦労していた[17]。しかし担当編集者のひらつかから「もっと編集者を頼っていい」と言われたことがきっかけで、面白くないネームでも提出し、担当と相談しながら作品作りを行うようになり、本作は安定して連載を行っている[17]。 書誌情報
テレビアニメ
2025年4月にテレビアニメ化が発表された[5]。 スタッフ脚注出典
外部リンク
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