福島県立磐城高等学校
福島県立磐城高等学校(ふくしまけんりつ いわきこうとうがっこう)は、福島県いわき市平にある県立高等学校。 概要旧制磐城中学校を前身とする福島県の高等学校。通称は「磐高(いわこう、ばんこう)」。 男子校時代は磐城女子(現:磐城桜が丘)と並び、ステータスの高い学校として認識されていた。その為、浪人をしてまで入学を希望する生徒が多く、いわゆる「中学浪人」が問題となった[1]。 2001年度より女子の受け入れを再開した。 2011年度、文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された。 2018年度、福島県より、福島スーパー・イノベーション・ハイスクール(SIH)に指定された。 2022年度より福島県教育委員会が策定した県立高校改革前期実施計画に基づき単位制が導入された。 沿革![]()
校歌・校章・応援歌
生徒会活動
部活動、委員会29種の部活動と8種の委員会がある。同好会から部活動、及び愛好会から同好会への昇格は、前述の生徒総会によって生徒の承認を得た後に、校長以下教員の判断で決まる。近年の例としては、茶道部やバドミントン部が挙げられる。
運動部では、多くの部活動が全国大会への出場を経験している。野球部は春3回[注 1]、夏7回甲子園に出場し、1971年夏(第53回)では準優勝に輝いた実績を持つ。ラグビー部は、全国高等学校ラグビーフットボール大会に17回出場しているほか、福島県勢として唯一全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会への出場経験を持つ[3]。サッカー部は、全国高等学校サッカー選手権大会に5回出場しており、山岳部は、2003年、2004年と2年連続で全国高等学校総合体育大会の5位入賞を果たしている。 このほかにも、陸上部、剣道部、テニス部、水泳部が全国高等学校総合体育大会や国民体育大会に出場している。2009年にはテニス部が28年ぶりに全国選抜高校テニス大会への出場を果たした。また、過去には、ウエイトリフティング部が、1968年のメキシコシティ五輪代表である木村岳夫(明治大学を経て安田生命に所属)を輩出しており、木村は同大会ライト級で7位に入賞した。 文化部においては、吹奏楽部の活動が顕著で、「“古豪”の磐城」と評される[4]。また、勉学との両立がモットーのなか、1日の練習時間が放課後の2時間と短時間に集中力と効率が求められるが、練習はほぼ生徒に任せていること[4]が特徴的である。1981年に初出場した全日本吹奏楽コンクールでは全国大会に東北代表として22回出場し、1981年、2001年、2006年、2007年、2009年(県勢初の3回連続、東北の高校では27年ぶり3校目)、2015年に最高賞の金賞を受賞している。また、1984年に初出場した全日本アンサンブルコンテストにおいても、2010年までに10回全国大会に出場しており、2001年、2009年と最高賞の金賞を受賞している。県勢初、東北の高校としては2校目の3年連続出場(2004年~2006年)を果たしている。音楽家としての道を選ぶ卒業生もおり、2003年度卒業生には黒金寛行[注 2]、多田将太郎[注 3]がいる。 このほかの文化部においても、将棋部囲碁班が全国高校囲碁選手権大会へ出場、写真部が全国高等学校総合文化祭へ参加、文学部が全国高等学校総合文化祭へ参加を始め、全国高等学校文芸コンクールで入賞、全国高校生文芸道場総合大会へ参加、委員会活動からは放送委員会がNHK杯全国高校放送コンテストで入賞など、各種競技会で実績を挙げている。本校がSSHに指定されてからは、化学部、天文地質部、生物部、数学部などの理数系部活動の活動も盛んである。 学校行事高月祭
アセンブリー
体育祭 ・「高月祭」がある年は10月、ない年は6月と10月に開催される。毎年、部活動対抗リレーが恒例だったが2025年から廃止された。
高月講習会
著名な出身者→「Category:福島県立磐城高等学校出身の人物」も参照
政治
行政法曹実業
学者
文化
芸能
アナウンサースポーツ
軍人
交通脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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