第26回参議院議員通常選挙 (だい26かいさんぎいんぎいんつうじょうせんきょ)は、2022年 (令和 4年)7月10日 に執行された日本 の国会 (参議院 )議員 の選挙 である。
概要
2022年(令和4年)6月15日 に第208回通常国会 が閉会することを受けて、政府 は同日開催した臨時閣議 で6月22日 公示[ 注 1] 、7月10日 投開票 と決定した[ 2] 。
2018年(平成30年)に行われた定数是正(埼玉県選挙区 の改選数1増、比例区 の改選数2増)が、前回に続いて本選挙でも反映されるため、選挙後の議員定数は選挙前より3人増の248人となる[ 3] [ 4] 。
神奈川県選挙区 では、2021年8月に第25回参議院議員通常選挙 選出の松沢成文 (無所属)が2021年横浜市長選挙 に立候補したため退職(自動失職)しており、公職選挙法の規定により、退職(失職)後、本選挙までの間に2回あった統一補欠選挙 (2021年10月 と2022年4月 )の対象とならなかったので、11ヵ月あまりの欠員状態を経て、本選挙の際に合併選挙が行われた。合併選挙は1992年 の第16回参議院議員通常選挙 での埼玉県選挙区 以来で、30年ぶり。更に2021年10月、第24回参議院議員通常選挙 選出の中西健治 (自由民主党)が第49回衆議院議員総選挙 立候補のため辞職したが、2022年4月の補欠選挙の対象外であった[ 5] 。同選挙区は本選挙に限り改選数が5となり、5位当選者が補欠選挙の当選者(任期3年)となる[ 6] 。
新型コロナウイルス 感染者の投票機会確保を定めた「特定患者等の郵便等を用いて行う投票方法の特例に関する法律 (コロナ郵便投票法)」による「特例郵便等投票」 の制度が2021年(令和3年)6月に施行され[ 7] 、参議院議員通常選挙としては本選挙で初めて導入された。また、2022年4月に公職選挙法 が一部改正され、FM放送 での政見放送 が可能となった[ 8] 。
選挙運動中の7月8日、奈良市 内で街頭演説中の安倍晋三 元首相(自由民主党 )が銃撃され、死亡した(安倍晋三銃撃事件 )[ 9] 。これを受けて自民党や他党の一部の候補者が同日の選挙運動を中止する事態となった[ 10] [ 11] 。
投票が終了した7月10日20時、NHK と民放5大ネットワーク(日本テレビ ・テレビ朝日 ・TBSテレビ ・テレビ東京 ・フジテレビ )をはじめとする各種メディアが出口調査 の結果を一斉に報道。自民・公明の与党が半数を大幅に超える圧勝、一方の野党は立憲・国民・共産の議席減、維新の議席倍増、政党要件を満たしていない政治団体・参政党の議席獲得が伝えられた。
選挙の結果、与党は自由民主党 が公示前議席を8議席上回る63議席を獲得し、単独での改選過半数を確保する圧勝。公明党 は公示前より1議席減らすも13議席を獲得した。
野党は日本維新の会 が公示前を6議席上回る12議席を獲得、また、れいわ新選組 も新たに3議席を獲得した。一方で、立憲民主党 が公示前より6議席減となる17議席の獲得に留まり、選挙区での敗北が相次いだほか、比例代表では獲得票数で初めて日本維新の会を下回るなど苦戦した[ 12] 。また、国民民主党 は2議席減の5議席、日本共産党 は2議席減の4議席の獲得となった。
社会民主党 は現状維持の1議席となった。なお、社民党は今回の選挙で有効票数のうち得票率2%以上を獲得しなければ、国政政党の政党要件を喪失するところであったが、結果として得票率2.37%となったため政党要件を維持した[ 13] 。
この他、NHK党 が1議席獲得したほか、政治団体の参政党 が1議席を獲得し、得票率も2%を超えたため政党要件を満たした[ 14] 。
今回の選挙で自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党など日本国憲法 の改正に意欲的とされる「改憲勢力」は、憲法改正の発議に必要な3分の2(166議席)の維持に必要な82議席を大きく上回り95議席を獲得。非改選と合わせて179議席となった。これにより改憲勢力は、衆参共に改正発議に必要な3分の2以上の議席を獲得する結果となった[ 15] 。また、今回の女性当選者数は35人で、参院選では2016年(前々回)と2019年(前回)の28人を上回り過去最多となった[ 16] 。
選挙データ
内閣
公示日
投開票日
改選数
埼玉県選挙区が1増、比例区が2増。
神奈川県選挙区が非改選議席の欠員補充1(合併選挙による補充分。任期3年)を加え、改選数は5となる。
124( 3)+1
各選挙区の改選数
※ 太字は定数改正および欠員補充の合併選挙があった選挙区。
選挙制度
投票方法
秘密投票 、単記投票、2票制(選挙区・比例区)
選挙権
満18歳以上の日本国民
被選挙権
満30歳以上の日本国民
有権者数
105,019,203 (男性:50,740,309 女性:54,278,894)
国内:104,919,847 (男性:50,698,090 女性:54,221,757)
在外:99,356 (男性:42,219 女性:57,137)
同日執行の選挙
首長選挙
地方議会選挙
以下の選挙も実施が予定されていたが、立候補者が定数内のため無投票 となった。
選挙啓発
生田絵梨花 と市川猿之助 をイメージキャラクターとして選挙ポスター等に起用[ 19] 。
キャッチフレーズは「投票する。一票は、私の声だから。 」。
また、各都道府県の選挙管理委員会では、各々の出身およびゆかりのタレントや地元スポーツチームの関係者等などを起用したポスターやTVCM等を制作し、PRに活用する[ 20] [ 21] [ 22] [ 23] [ 24] [ 25] 。
「投票はあなたの声」
前回2021年の総選挙で、芸能人やアーティストなどが若者に投票を呼び掛ける動画「あなたの1票はあなたの声(Your Vote is Your Voice)」が、今回の参院選でも引き続き動画サイト の「YouTube 」に掲載された。なお、公開されたのは参院選の公示日の同日である6月22日。今回は新たな26名が企画に賛同し出演。動画は、俳優を中心とした「Actor ver.」と、音楽・伝統芸能など文化人を中心とした「Culture ver.」の2種類が制作され、また各出演者に特化したソロムービーも制作[ 26] 。
参加した芸能人は以下の通り(五十音順)。
選挙活動
これまで過去2回の参院選では、旧民進党系勢力と日本共産党を中心とするいわゆる野党共闘 により、一人区において、自民公認・公明推薦の与党候補と野党統一候補による「与野党対決型」の構図に持ち込む選挙区が多数を占めていたが、今回の参院選では野党候補の一本化が進まず、全32選挙区のうちNHK党や諸派 の立候補を除く事実上の与野党一騎打ちは11選挙区にとどまり、残る21選挙区は複数の野党候補が出馬。なお、一本化が進まなかった背景には、立憲民主党が党の支持団体である日本労働組合総連合会 (連合)の意向も受けて共産党と距離を置く方針に転換し共闘が後退したこと。比例票の掘り起こしを狙う国民民主党や全国への党勢拡大を目指す日本維新の会も独自候補を擁立したため一騎打ちの構図が崩れたことなどの理由が挙げられる[ 27] 。さらに、NHK党や幸福実現党・参政党・新党くにもりなどといった複数の諸派候補が立候補したため、1人区に野党候補が乱立することとなった。
なお、事実上の「一騎打ち」となった11選挙区の野党候補の内訳は、立憲民主党が6、共産党が1、野党系無所属が4。「勝てる候補」を優先する観点から、立憲と共産は接戦が期待できる選挙区を中心に調整を進め、青森、岩手、新潟、山梨は立憲、沖縄は野党系無所属の現職に一本化。また、和歌山では共産の新人が「統一候補」の位置付けとなった。一方で残る21選挙区ではNHK党や諸派以外でも複数の野党候補が争う。共産は10選挙区で立憲と競合。立憲や国民、社民などが推す無所属とも4選挙区でぶつかるほか、山形、大分で国民の現職にも対抗馬を立てた。さらに、今まで一人区に消極的であった維新も8選挙区に擁立。その結果、特に香川では、旧民進党系勢力の立憲と国民がそれぞれ候補を立て、維新・共産・NHK党も候補を擁立。自民に加え、諸派2人も出馬した結果、1議席を8名で争う激戦区となった[ 28] 。
また、立候補した女性は181人となり、土井たか子 委員長 率いる日本社会党 (当時)が数多くの女性候補を擁立する「マドンナ旋風 」により自民党を敗北に追い込んだことで知られる1989年 の第15回参院選 の146人を上回って、参院選では過去最多となった。また全候補者545人に占める女性の割合もこれまで最も高かった前回の参院選(約28%)を上回る過去最多の33.2%となり、初めて3割を超えた。党派別では与野党9党のうち、一番多いのは共産の32人。前回から10人増やし、候補者中の比率も55.2%と最も高かった。2位の立憲は26人で51.0%で前回参院選の19人から7人増やした。自民・NHK党が19人でいずれも23.2%と続いた。最少は公明・れいわ・社民の5人。公明は前回から3人増やしたものの、比率は9党で最低の20.8%だった。維新は14人を擁立し30.4%。一方、国民は9人で40.9%。前回から1人減り、9党で唯一マイナスとなった[ 29] 。
党派別立候補者数
党派
計
内訳
男性
女性
選挙区
比例区
議席
現
元
新
計
現
元
新
男性
女性
計
特定枠
現
元
新
男性
女性
改選
非改選
公示前
自由民主党
82
45
6
31
63
19
49
31
1
17
40
9
33
2
14
5
14
23
10
55
56
111
公明党
24
12
0
12
19
5
7
7
0
0
5
2
17
0
5
0
12
14
3
14
14
28
立憲民主党
51
15
1
35
25
26
31
11
0
20
15
16
20
0
4
1
15
10
10
23
22
45
日本維新の会
46
5
3
38
32
14
20
3
1
16
11
9
26
0
2
2
22
21
5
6
9
15
日本共産党
58
5
2
51
26
32
33
1
1
31
18
15
25
0
4
1
20
8
17
6
7
13
国民民主党
22
6
1
15
13
9
13
3
0
10
7
6
9
0
3
1
5
6
3
7
5
12
れいわ新選組
14
0
2
12
9
5
5
0
1
4
2
3
9
1
0
1
8
7
2
0
2
2
社会民主党
12
1
0
11
7
5
4
0
0
4
3
1
8
0
1
0
7
4
4
1
0
1
NHK党
82
0
0
82
63
19
73
0
0
73
54
19
9
0
0
0
0
9
0
0
1
1
無所属
35
4
0
31
23
12
35
4
0
31
23
12
-
-
-
-
-
-
-
8
7
15
参政党
50
0
0
50
33
17
45
0
0
45
29
16
5
0
0
0
5
4
1
0
0
0
幸福実現党
12
0
0
12
8
4
11
0
0
11
8
3
1
0
0
0
1
0
1
0
0
0
ごぼうの党
11
0
0
11
9
2
-
-
-
-
-
-
11
8
0
0
11
0
0
0
0
0
新党くにもり
10
0
0
10
7
3
8
0
0
8
6
2
2
0
0
0
2
1
1
0
0
0
日本第一党
10
0
0
10
6
4
8
0
0
8
4
4
2
0
0
0
2
2
0
0
0
0
維新政党・新風
10
0
0
10
9
1
9
0
0
9
8
1
1
0
0
0
1
1
0
0
0
0
自由共和党
2
0
0
2
1
1
2
0
0
0
1
1
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
共和党
2
0
0
2
1
1
2
0
0
0
1
1
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
ファーストの会
1
0
0
1
0
1
1
0
0
1
0
1
-
-
-
-
-
-
0
0
0
メタバース党
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
1
0
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
スマイル党
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
1
0
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党
1
0
0
1
0
1
1
0
0
1
0
1
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
日本改革党
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
1
0
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
核融合党
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
1
0
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
天命党
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
1
0
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
こどもの党
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
1
0
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
平和党
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
1
0
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
女性天皇と共に明るい日本を実現する会
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
1
0
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
目覚めよ日本党
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
1
0
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
再エネの真実を知る会
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
1
0
-
-
-
-
-
-
-
0
0
0
欠員[ 注 2]
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
1
1
2
総計
545
93
15
437
364
181
367
60
4
303
245
122
178
11
33
11
134
121
57
121
124
245
総務省|令和4年7月10日執行 参議院議員通常選挙 速報結果
都道府県別選挙区立候補者数
都道府県
定数
自民
公明
与党計
立民
維新
共産
国民
れ新
社民
N党
諸他
無所
野党計
計
01 北海道
3
2
0
2
2
0
1
1
0
0
3
3
0
10
12
02 青森県
1
1
0
1
1
0
0
0
0
0
1
1
0
3
4
03 岩手県
1
1
0
1
1
0
0
0
0
0
1
1
1
4
5
04 宮城県
1
1
0
1
1
1
0
0
0
0
1
1
0
4
5
05 秋田県
1
1
0
1
0
0
1
0
0
0
1
1
2
5
6
06 山形県
1
1
0
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
4
5
07 福島県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
1
1
2
4
5
08 茨城県
2
1
0
1
0
1
1
0
0
0
2
1
2
7
8
09 栃木県
1
1
0
1
1
1
1
0
0
0
1
1
0
5
6
10 群馬県
1
1
0
1
0
0
1
0
0
0
1
1
1
4
5
11 埼玉県
4
1
1
2
1
1
1
0
1
0
4
3
2
13
15
12 千葉県
3
2
0
2
1
1
1
1
0
0
3
5
0
12
14
13 神奈川県
4+1
2
1
3
2
1
1
1
0
1
4
7
2
19
22
14 山梨県
1
1
0
1
1
0
0
0
0
0
1
1
0
3
4
15 東京都
6
2
1
3
2
1
1
0
1
1
5
16
4
31
34
16 新潟県
1
1
0
1
1
0
0
0
0
0
1
1
0
3
4
17 富山県
1
1
0
1
1
1
1
0
0
0
1
1
0
5
6
18 石川県
1
1
0
1
1
0
1
0
0
0
1
2
0
5
6
19 福井県
1
1
0
1
0
0
1
0
0
0
1
1
2
5
6
20 長野県
1
1
0
1
1
0
1
0
0
0
1
1
1
5
6
21 岐阜県
1
1
0
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
4
5
22 静岡県
2
1
0
1
0
0
1
0
0
0
2
1
3
7
8
23 愛知県
4
1
1
2
1
1
1
1
1
1
4
4
1
15
17
24 三重県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
1
1
1
3
4
25 滋賀県
1
1
0
1
0
0
1
0
0
0
1
1
1
4
5
26 京都府
2
1
0
1
1
1
1
0
0
0
2
3
0
8
9
27 大阪府
4
1
1
2
1
2
1
1
1
0
4
6
0
16
18
28 兵庫県
3
1
1
2
1
1
1
0
0
0
3
4
1
11
13
29 奈良県
1
1
0
1
1
1
1
0
0
0
1
1
0
5
6
30 和歌山県
1
1
0
1
0
0
1
0
0
0
1
2
0
4
5
31 鳥取県・島根県
1
1
0
1
1
0
1
0
0
0
1
1
0
4
5
33 岡山県
1
1
0
1
0
0
1
0
0
0
1
1
1
4
5
34 広島県
2
1
0
1
0
1
1
0
0
0
2
2
3
9
10
35 山口県
1
1
0
1
1
0
1
1
0
0
1
2
0
6
7
36 徳島県・高知県
1
1
0
1
0
1
1
1
0
0
1
1
0
5
6
37 香川県
1
1
0
1
1
1
1
1
0
0
1
2
0
7
8
38 愛媛県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
1
2
1
4
5
40 福岡県
3
1
1
2
1
1
1
1
1
1
3
4
1
14
16
41 佐賀県
1
1
0
1
1
0
1
0
0
0
1
1
0
4
5
42 長崎県
1
1
0
1
1
1
1
0
0
0
1
1
0
5
6
43 熊本県
1
1
0
1
1
0
0
0
0
0
1
1
0
3
4
44 大分県
1
1
0
1
0
0
1
1
0
0
1
1
1
5
6
45 宮崎県
1
1
0
1
1
0
1
1
0
0
1
1
0
5
6
46 鹿児島県
1
1
0
1
1
0
0
0
0
0
1
1
1
4
5
47 沖縄県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
1
2
1
4
5
総計
74+1
49
7
56
31
20
33
13
5
4
73
97
35
311
367
本来の定数は(74) 。神奈川県選挙区(+1) は、合併選挙による欠員補充(任期3年)。
党派の動き
与党
連立与党である自民党と公明党は選挙協力 を行うこととしている。勝敗ラインについて自民党総裁の岸田首相は「非改選を含めて与党で過半数(55議席[ 注 3] )」と述べた[ 30] 。また、公明党の山口代表も同様に「与党で非改選とあわせ過半数」を目標とした上で、公認候補を擁立した7選挙区で全勝、比例代表で7議席と800万票の獲得を目指すとしている[ 31] 。
自民党は全選挙区に合計49人・比例区に33人(うち特定枠 2人)の計82人の公認候補を、公明党は選挙区に7人・比例区に17人の計24人の公認候補を擁立。
野党
選挙区に31人と、比例代表に20人の合わせて51人が立候補。
泉代表は今回の参院選で、現有23議席以上の獲得と比例票を1300万票獲得することを掲げた[ 32] 。
今回は本拠地の大阪など近畿地方をはじめ、今まで出馬を見送っていた一人区にも独自候補を立て、選挙区に20人と、比例代表に26人の合わせて46人が立候補。
馬場共同代表は、今回改選を迎える6議席から12議席に倍増させ、非改選の9議席と合わせ、予算措置を伴う法案提出が可能となる21議席の確保を目指すとしている[ 33] 。また、松井代表は比例票については、立憲民主党を上回り野党第一党を目指すとしている[ 34] 。さらに、藤田文武幹事長は、京都選挙区と東京選挙区を最重要選挙区と位置付けている[ 35] 。
選挙区に13人と、比例代表に9人の合わせて22人が立候補。
玉木代表は、現有7議席を確保することを前提に、その上で1議席でも多く確保したい旨を示した[ 36] 。また、比例代表で500万票の獲得を目指すとしている[ 37] 。
選挙区に33人と、比例代表に25人の合わせて58人が立候補。
志位委員長は、東京選挙区の現職の当選と比例5議席の合計6議席を目標に掲げた。比例は650万票を掲げる[ 38] 。
選挙区に5人と、比例代表に9人(このうち特定枠1人)の合わせて14人が立候補。
山本代表は、「最大で8議席、最少でも3議席。2019年(前回参院選)に2議席を獲得したから、それを上回る結果が最低でも必要だ」とし、党勢の拡大を図るとしている[ 39] 。また、緑の党グリーンズジャパン の役員1人を比例区の候補とした。
選挙区に4人と、比例代表に8人の合わせて12人が立候補。
今回の選挙で得票率が2%を下回ると政党要件を失うことから、福島党首は比例120万票で1議席を取り、政党要件を満たす。そして、240万票の獲得と議席増を目指すことを掲げた。また、新社会党 の役員の1人を比例代表に追加した[ 40] [ 41] 。
すべての選挙区に73人と、比例代表に9人の合わせて82人が立候補。
立花党首は選挙区での立候補者は当選を目的としていないとし、政党要件を満たす票を獲得することで政党助成金の交付を受け続けることを目的としている[ 42] 。
諸派
選挙区に11人・比例区に1人の計12人公認候補を擁立。
比例区に11人(うち特定枠8人)公認候補を擁立。
全選挙区に公認候補を擁立した他、比例区に5人の計50人公認候補を擁立。
選挙区に8人・比例区に2人の計10人公認候補を擁立。
選挙区に8人・比例区に2人の計10人公認候補を擁立。
選挙区に9人・比例区に1人の計10人公認候補を擁立。
代表の荒木が東京都選挙区から公認候補で立候補した。
なお、ファーストの会は国民民主党と選挙協力を行っており、ファーストの会公認の荒木を国民が、国民の比例区の公認候補4名をファーストの会が、それぞれ相互推薦している[ 43] 。
代表の中村が東京都選挙区から公認候補で立候補した。
代表の沓沢が東京都選挙区から公認候補で立候補した。
代表の桑島が東京都選挙区から公認候補で立候補した。
代表の小畑が東京都選挙区から公認候補で立候補した。
代表の後藤が東京都選挙区から公認候補で立候補した。
党員の込山洋が東京都選挙区から公認候補で立候補した。
代表の青山が東京都選挙区から公認候補で立候補した他、千葉県選挙区に公認候補を擁立した。
党首の斎木が東京都選挙区から公認候補で立候補した。
党首の首藤が神奈川県選挙区から公認候補で立候補した他、東京都選挙区に公認候補を擁立した。
代表の内藤が東京都選挙区から公認候補で立候補した。
女性天皇と共に明るい日本を実現する会 (久保田京代表)
代表の久保田が神奈川県選挙区から公認候補で立候補した。
党首の押越が大阪府選挙区から公認候補で立候補した。
代表の組坂が福岡県選挙区から公認候補で立候補した。
その他
候補者擁立を断念、または他党の候補の応援などに回った政治団体は以下の通り。
党として公認候補を出さなかったが、北海道選挙区 に立候補した自民党候補1名の推薦に回る[ 45] 。
代表の渡辺は今回の参院選では改選対象であったが、公示日前日の2022年6月21日に今回の参院選への立候補を断念し、政界から引退すると表明。「第三極 を作るもくろみは終了した。最後までご尽力くださった皆さまに感謝申し上げる」と自身のフェイスブック上で表明した[ 46] 。
東京・生活者ネットワークは全国比例区では2名の立憲の候補、選挙区では立憲の1名の候補を推薦した[ 47] 。
緑の党グリーンズジャパンは野党共闘 に参加する形で全国比例区に出馬する立憲、社民、れいわの3名の候補を推薦した。選挙区では5名の立憲の候補と2名の共産の候補を推薦、支持している[ 48] 。
愛知県選挙区 に日本維新の会との共同公認で公認候補者を1名擁立[ 49] 。ただし、政見放送などの扱いで不利になることから、届出政党は日本維新の会の名義となっており、維新の候補者としてカウントされている。
党として公認候補を出さなかったが、沖縄県選挙区 に立候補した1名の無所属候補の支援に回る[ 50] 。
ウェブサイト
:沖縄の米軍基地を東京へ引き取る – 沖縄本土復帰から50年ー今の本土の姿勢は本当に正しいのかー
:女性天皇と共に明るい日本を実現する会
:政治団体「再エネの真実を知る会」 – 組坂義昭
公約・マニフェスト
キャッチコピー
自由民主党 :決断と実行。暮らしを守る。
公明党 :日本を、前へ。
立憲民主党 :いまこそ生活安全保障が必要です。
日本共産党 :平和でも、くらしでも、希望がもてる日本に
れいわ新選組 :「日本を守る」とは「あなたを守る」ことから始まる。
社会民主党 :がんこに平和!くらしが一番!
日本維新の会 :改革。そして成長。
国民民主党 :給料を上げる。国を守る
NHK党 :NHKをぶっ壊す
参政党 :あなたの気づきが日本を救う!
新党くにもり :消費税をゼロへ
日本第一党 :新しい選択肢
幸福実現党 :この国に「精神的主柱」を
維新政党・新風:真正面から既成政党に挑む
ごぼうの党 :一番大切なものは何なのかを考えていたら笑顔でした
ファーストの会:東京大改革から日本大改革へ
沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党
:沖縄の米軍基地を東京へ引き取る
日本改革党 :日本人のための政治を!
核融合党 :核融合は安くて簡単!
天命党 :全ての”いのち”の尊厳を!
メタバース党 :日本人として誇れる國に。愛と感謝、許す心。
スマイル党 :日本をポジティブに!
自由共和党 :子どもたちの日常を取り戻すため
こどもの党 :あなたのための少子化対策
共和党 :政治は私たちのものだ。
平和党 :脱依存体質
女性天皇と共に明るい日本を実現する会
:女性天皇と共に歩む、腐敗の無い新しい日本
目覚めよ日本党:目覚めよ日本!!
再エネの真実を知る会
:事業者や国民が負担している再エネ賦課金の金額を減らしたい。
その他
2017年の衆院選 では党名の略称を旧・立憲民主党 は「民主党」とし、2019年の参院選 では旧・立憲民主党は「りっけん」、旧・国民民主党 は「民主党」としていたが、今回の参院選では2021年の衆院選 と同様に、立憲民主党と国民民主党が同じ「民主党」を略称として届け出た[ 51] 。
主な争点
選挙報道
情勢・議席予測
選挙前にメディアなどで発表された各党の情勢および獲得議席数の予測は、以下のとおりである。
議席数の予測の推移[ 注 6]
調査日[ 注 7]
調査主体
見出し
改憲勢力
出典
与党
自民
公明
計
維新
国民
計
立民
共産
社民
れいわ
N党
その他
2022年 7月4~5日
朝日
自公、改選70議席台の勢い 改憲4党で3分の2超も
56–65
12–15
68–80
10–16
2–7
80–103
12–20
3–8
0–1
1–5
0–1
4–11
[ 64]
2022年 7月2~5日
共同
自公、改選過半数へ堅調 立憲苦戦、維新に勢い
[ 65]
2022年 7月4日
時事
自民60議席超の勢い 改憲勢力3分の2視野 立民苦戦、維新に伸び
[ 66]
2022年 7月2–3日
FNN ・産経
自公 改選過半数の勢い維持 与党、改選過半数の勢い維持
[ 67] [ 68]
2022年 7月2–3日
毎日 JNN
野党がやや盛り返し「接戦区」増加 自公が勢いを維持 改選議席の過半数上回る勢い
[ 69] [ 70]
2022年 7月1–3日
読売 NNN
与党が改選過半数の勢い 立民は伸び悩み 維新は大幅増の公算
55–65
10–15
65–80
11–19
2–5
78–104
13–24
3–8
0–1
2–4
0–1
4–7
[ 71]
2022年 7月1–3日
日経
自公が改選過半数の勢い 立民伸び悩み、維新は伸長 改憲勢力3分の2視野
[ 72]
2022年 6月25–26日
毎日 JNN
自公改選過半数の勢い 自公で改選議席の過半数大幅に上回る勢い
[ 73] [ 74]
2022年 6月25–26日
産経 FNN
自公 改選過半数の公算大 「改憲勢力」3分の2維持へ 与党、改選過半数の勢い
[ 75] [ 76]
2022年 6月23日
産経
与党、改選過半数の勢い 改憲勢力3分の2も
[ 77]
2022年 6月22–23日
読売
自民、序盤リード 参院選比例の投票先、自民36%・維新10%・立民8%
[ 78] [ 79]
2022年 6月22–23日
朝日
自公、改選過半数上回る勢い 維新は倍増視野
56–66
12–15
68–81
9–15
1–7
78–103
13–22
4–8
0–2
1–5
0–2
4–8
[ 80]
2022年 6月22–23日
毎日
自公改選過半数の勢い 共闘限定的で野党伸び悩む
[ 81]
2022年 6月22–23日
共同
自公、改選過半数上回る勢い 立民伸び悩み
[ 82] [ 83] [ 84] [ 85]
世論調査
選挙特別番組
テレビ番組
ラジオ番組
選挙結果
党派別獲得議席
e • d
第26回参議院議員通常選挙
(2022年(令和4年)7月10日施行)
政党
獲得 議席
増減
選挙区
比例区
公示前
非改選
議席計
議席
得票数
得票率
議席
得票数
得票率
与党
76
00 7
52
24,203,788.241
45.51%
24
24,437,676.774
46.09%
69
70
146
自由民主党
63
00 8
45
20,603,298.241
38.74%
18
18,256,244.836
34.43%
55
56
119
公明党
13
00 1
7
3,600,490.000
6.77%
6
6,181,431.938
11.66%
14
14
27
野党・無所属他
49
00 2
23
28,976,223.389
54.49%
26
28,589,583.228
53.91%
51
53
102
立憲民主党
17
00 6
10
8,154,330.036
15.33%
7
6,771,913.804
12.77%
23
22
39
日本維新の会
12
00 6
4
5,533,657.454
10.41%
8
7,845,995.425
14.80%
6
9
21
国民民主党
5
00 2
2
2,038,654.596
3.83%
3
3,159,657.100
5.96%
7
5
10
日本共産党
4
00 2
1
3,636,533.992
6.84%
3
3,618,342.811
6.82%
6
7
11
れいわ新選組
3
00 3
1
989,716.000
1.86%
2
2,319,156.519
4.37%
0
2
5
参政党
1
00 1
0
2,018,214.627
3.80%
1
1,768,385.409
3.33%
0
0
1
社会民主党
1
0
178,911.000
0.34%
1
1,258,501.715
2.37%
1
0
1
NHK党
1
00 1
0
1,106,508.022
2.08%
1
1,253,872.447
2.36%
0
1
2
無所属
5
00 3
5
4,285,360.367
8.06%
-
-
-
8
7
12
ごぼうの党
0
-
-
-
0
193,724.387
0.37%
0
0
0
幸福実現党
0
0
134,718.000
0.25%
0
148,020.000
0.28%
0
0
0
日本第一党
0
0
74,096.851
0.14%
0
109,045.614
0.21%
0
0
0
新党くにもり
0
0
111,956.130
0.21%
0
77,861.000
0.15%
0
0
0
維新政党・新風
0
0
204,101.522
0.38%
0
65,107.000
0.12%
0
0
0
ファーストの会
0
0
284,629.000
0.54%
-
-
-
0
0
0
こどもの党
0
0
50,661.614
0.10%
-
-
-
0
0
0
日本改革党
0
0
46,641.000
0.09%
-
-
-
0
0
0
共和党
0
0
41,014.000
0.07%
-
-
-
0
0
0
自由共和党
0
0
33,636.000
0.06%
-
-
-
0
0
0
メタバース党
0
0
19,100.000
0.04%
-
-
-
0
0
0
女性天皇と共に明るい日本を実現する会
0
0
10,268.000
0.02%
-
-
-
0
0
0
スマイル党
0
0
5,408.867
0.01%
-
-
-
0
0
0
再エネの真実を知る会
0
0
3,868.000
0.01%
-
-
-
0
0
0
平和党
0
0
3,559.000
0.01%
-
-
-
0
0
0
天命党
0
0
3,283.000
0.01%
-
-
-
0
0
0
沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党
0
0
3,043.311
0.01%
-
-
-
0
0
0
目覚めよ日本党
0
0
2,440.000
0.00%
-
-
-
0
0
0
核融合党
0
0
1,913.000
0.00%
-
-
-
0
0
0
欠員
0
00 2
-
-
-
-
-
-
1
1
0
総計
125
00 4
75
53,180,011.630
100.0%
50
53,027,260.002
100.0%
121
124
248
有効票数(有効率)
53,180,014
97.29%
53,027,542
97.02%
無効票数(無効率)
1,479,040
2.71%
1,626,202
2.98%
投票総数
54,659,054
-
54,653,744
-
不足数
1,188
-
1,702
-
投票者数(投票率)
54,660,242
52.05%
54,655,446
52.04%
国内投票者数(投票率)
54,638,465
52.08%
54,633,539
52.07%
在外投票者数(投票率)
21,777
21.91%
21,907
22.05%
棄権者数(棄権率)
50,358,961
47.95%
50,363,757
47.96%
国内棄権者数(棄権率)
50,281,382
47.92%
50,286,308
47.93%
在外棄権者数(棄権率)
77,579
78.08%
77,449
77.95%
有権者数
105,019,203
100.0%
105,019,203
100.0%
国内有権者数(国内率)
104,919,847
99.91%
104,919,847
99.91%
在外有権者数(在外率)
99,356
0.09%
99,356
0.09%
出典:総務省|第26回参議院議員通常選挙結果調
選挙区投票率:52.05%(前回比: 3.25%)
【男性:52.27%(前回比: 2.85%) 女性:51.84%(前回比: 3.62%)】
比例区投票率:52.04%(前回比: 3.25%)
【男性:52.26%(前回比: 2.85%) 女性:51.84%(前回比: 3.62%)】
獲得議席(125)・選挙区議席数(75)に、神奈川選挙区の非改選補欠選挙(合併選挙)当選者(1)を含む。
党派別当選者内訳
党派
計
内訳
男性
女性
選挙区
比例区
現
元
新
計
現
元
新
男性
女性
計
現
元
新
男性
女性
自由民主党
63
41
2
20
50
13
45
31
1
13
37
8
18
10
1
7
13
5
立憲民主党
16+1
10
0
6+1
8
8+1
9+1
8
0
1+1
5
4+1
7
2
0
5
3
4
公明党
13
11
0
2
11
2
7
5
2
0
5
2
6
4
0
2
6
0
日本維新の会
12
5
1
6
9
3
4
3
1
0
3
1
8
2
0
6
6
2
国民民主党
5
4
0
1
3
2
2
2
0
0
0
2
3
2
0
1
3
0
日本共産党
4
3
1
0
2
2
1
1
0
0
1
0
3
2
1
0
1
2
れいわ新選組
3
0
1
2
3
0
1
0
1
0
1
0
2
0
0
2
2
0
社会民主党
1
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
0
1
NHK党
1
0
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
1
1
0
参政党
1
0
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
1
1
0
無所属
5
3
0
2
2
3
5
3
0
2
2
3
-
-
-
-
-
-
総計
124+1
78
5
41+1
90
34+1
74+1
55
3
16+1
54
20+1
50
23
2
25
36
14
出典:総務省|第26回参議院議員通常選挙結果調
(+1)は、神奈川選挙区の非改選補欠選挙(合併選挙)当選者(1)。
都道府県別選挙区当選者数
都道府県
定数
自民
公明
与党計
立民
維新
共産
国民
れ新
無所
野党計
与党計 - 野党計
01 北海道
3
2
0
2
1
0
0
0
0
0
1
1
02 青森県
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
1
-1
03 岩手県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
04 宮城県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
05 秋田県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
06 山形県
1
0
0
0
0
0
0
1
0
0
1
-1
07 福島県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
08 茨城県
2
1
0
1
0
0
0
0
0
1
1
0
09 栃木県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
10 群馬県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
11 埼玉県
4
1
1
2
1
0
0
0
0
1
2
0
12 千葉県
3
2
0
2
1
0
0
0
0
0
1
1
13 神奈川県
4+1
2
1
3
0+1
1
0
0
0
0
1+1
1
14 山梨県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
15 東京都
6
2
1
3
1
0
1
0
1
0
3
0
16 新潟県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
17 富山県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
18 石川県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
19 福井県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
20 長野県
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
1
-1
21 岐阜県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
22 静岡県
2
1
0
1
0
0
0
0
0
1
1
0
23 愛知県
4
1
1
2
1
0
0
1
0
0
2
0
24 三重県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
25 滋賀県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
26 京都府
2
1
0
1
1
0
0
0
0
0
1
0
27 大阪府
4
1
1
2
0
2
0
0
0
0
2
0
28 兵庫県
3
1
1
2
0
1
0
0
0
0
1
1
29 奈良県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
30 和歌山県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
31 鳥取県・島根県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
33 岡山県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
34 広島県
2
1
0
1
0
0
0
0
0
1
1
0
35 山口県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
36 徳島県・高知県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
37 香川県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
38 愛媛県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
40 福岡県
3
1
1
2
1
0
0
0
0
0
1
1
41 佐賀県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
42 長崎県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
43 熊本県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
44 大分県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
45 宮崎県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
46 鹿児島県
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
47 沖縄県
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
-1
総計
74+1
45
7
52
9+1
4
1
2
1
5
22+1
29
出典:総務省|第26回参議院議員通常選挙結果調
神奈川県選挙区(+1) は、非改選補欠選挙(合併選挙)による欠員補充(任期3年)。
神奈川県選挙区の立民(+1) は欠員補充議席。
党派の動き
与党
自由民主党
選挙区45議席、比例18議席の合計63議席(改選前から8議席増)を獲得し、単独で改選過半数となった。32ある1人区では28勝4敗と大きく勝ち越し、特に沖縄県を除く西日本 の1人区では全て勝利した。なお、岩手県選挙区では30年ぶりに勝利したほか、宮城県選挙区、新潟県選挙区では1人区となってから初めての勝利となっている。
公明党
選挙区では現職7人が立候補し全議席を維持したが、比例では1議席減の6議席となり、合計は13議席となった。
野党
野党統一候補(無所属含む)
32の1人区のうち、11選挙区でNHK党・諸派を除く野党候補の一本化が実現したが、青森・沖縄の2勝にとどまった。
立憲民主党
選挙区10議席(うち1人は神奈川県選挙区における5位補欠当選)、比例7議席の合計17議席を獲得したが、改選前からは6議席減らす結果となった。1人区では青森、長野で勝利できたのみで、民主王国 とされていた岩手、新潟で議席を失った。
日本維新の会
選挙区4議席、比例8議席の合計12議席を獲得し、改選前の6議席から倍増した。特に、比例では立憲を上回り、野党第一党となったものの、安倍晋三銃撃事件の発生により、維新に流れていた保守票が自民党に回帰した結果、重点選挙区と位置づけた東京・京都をはじめ、奈良、愛知などで次点落選となるなど選挙区では伸び悩んだ[ 86] 。
なお、松井一郎代表は、投票締め切り直後に代表を辞任する事を表明した。
国民民主党
選挙区2議席、比例3議席の合計5議席を獲得したが、改選前からは2議席減らす結果となった。
日本共産党
選挙区では東京都選挙区で議席を維持したが、比例では2議席減の3議席となり、合計は4議席となった。
れいわ新選組
選挙区1議席、比例2議席の合計3議席を獲得した。
社会民主党
比例で福島瑞穂 が当選し改選前の1議席を維持、得票率2%に達したため政党要件についても維持した。
NHK党
比例で東谷義和 が当選して1議席を獲得、選挙区・比例とも得票率2%に達したため政党要件についても維持した。
諸派
参政党は比例で神谷宗幣 が当選したことで1議席を獲得し、選挙区・比例とも得票率2%に達したため政党要件を満たした。その他の諸派は議席獲得できなかった。
その他
無所属の候補者5人(与党系1、野党系4)が当選した。
政党
諸派 :1議席(1議席)
参政党 :神谷宗幣 (比例区)
議員
選挙区当選者
自由民主党 立憲民主党 国民民主党 公明党 日本共産党 日本維新の会 れいわ新選組 無所属
補欠選挙等
当選挙で当選した議員に係る補欠選挙 は2027年9月15日までに選挙を行う事由が生じた場合が最終期限であり、2027年10月の補欠選挙が最後となる。
東京都・神奈川県・埼玉県・愛知県・大阪府選挙区は、改選期が同じである同選挙区の議員の欠員が2人以上にならなければ補欠選挙の実施要件を満たさず、補欠選挙が行われない。
2024年6月、東京都選挙区 の選出議員であった蓮舫 が東京都知事選挙 に立候補したため、公職選挙法 の規定により退職(自動失職)したが、2025年3月15日までに同改選期の同選挙区選出議員の中でさらに欠員が出なかったので上述の実施要件を満たさず、同選挙区で補欠選挙は実施されず、2025年の第27回参院選の際に合併選挙として欠員補充することになった[ 87] 。
2024年8月、岩手県選挙区 の選出議員であった広瀬めぐみ が辞職したため、10月27日に補欠選挙が実施された[ 88] 。同月9日に衆議院解散 が行われ、補欠選挙と第50回衆議院議員総選挙 が同日に行われた。
比例区当選者
自由民主党 立憲民主党 国民民主党 公明党 日本共産党 日本維新の会 れいわ新選組 社会民主党 NHK党 参政党
繰上当選
初当選
計41名
※:衆議院議員経験者
自由民主党
20名
立憲民主党
7名
日本維新の会
6名
公明党
2名
国民民主党
1名
れいわ新選組
2名
NHK党
1名
参政党
1名
無所属
2名
返り咲き・復帰
計5名
自由民主党
2名
日本維新の会
1名
日本共産党
1名
れいわ新選組
1名
引退・不出馬
計27名
自由民主党
10名
立憲民主党
8名
公明党
2名
日本維新の会
1名
国民民主党
1名
日本共産党
1名
無所属
4名
落選
計15名
自由民主党
4名
立憲民主党
5名
公明党
1名
国民民主党
2名
日本共産党
2名
無所属
1名
記録的当選者・落選者
氏名
選挙区
政党
記録
最年長当選者
山崎正昭
福井
自民
80歳1ヶ月
最年少当選者
山添拓
東京
共産
37歳7ヶ月
選挙区最多得票当選者
朝日健太郎
東京
自民
922,793票
選挙区最少得票当選者
山崎正昭
福井
自民
135,762票
比例区最多得票当選者
赤松健
比例
自民
528,058票
比例区最少得票当選者
青島健太
比例
維新
33,553票
選挙区最多得票落選者
海老沢由紀
東京
維新
530,361票
比例区最多得票落選者
矢田稚子
比例
国民
159,929票
最高得票率当選者
鶴保庸介
和歌山
自民
72.06%
最多当選
中曽根弘文
群馬
自民
7回(連続)
注:比例区は特定枠及び繰上当選を除く
脚注
注釈
^ 参議院選挙の公示は、通常、投開票日の17日前に行われるが、6月23日 が沖縄県 で沖縄戦 の戦没者を追悼する「慰霊の日 」である事を考慮し、1日前倒しした[ 1] 。
^ いずれも神奈川県選挙区の中西健治(改選)、松沢成文(非改選)の辞職、失職に伴う[ 5] 。
^ なお、公示時点では過半数には56議席が必要であったが、東京五輪・パラ五輪組織委員会会長職のため、自民党から離れ無所属議員として活動していた橋本聖子 (比例区)が、6月30日に組織委員会の解散に伴い、7月1日付を以て自民党に復帰したため、55議席となる。
^ 正式名称「メタバース党@信州長野県茅野市を元氣にする会」(東京都選挙管理委員会の候補者情報より[ 44] )
^ 正式名称「過剰なコロナ対策と緊急事態条項に反対し選択の自由を保障する共和党」(東京都選挙管理委員会の候補者情報より[ 44] )
^ 上限・中心・下限を示している場合は中心のみ抜粋。
^ 調査日が記載されていない場合は公表日。
^ a b 補充当選(任期3年)。
^ a b c 特定枠での当選
当選者注釈
^ a b 院内会派「国民民主党・新緑風会」に所属。
^ 院内会派「立憲民主・社民」に入会。
^ 院内会派「沖縄の風 」に所属。
^ 不祥事(秘書給与流用問題)による引責のため。
^ 東京都知事選挙に立候補したため失職。
^ 不祥事による引責のため。
^ 体調不良のため。
^ 第50回衆議院議員総選挙 立候補による自動失職。
出典
関連項目
外部リンク
日本 の国政選挙・国民投票
合:合併選挙(参議院議員通常選挙と合併した補欠選挙)が実施された年
再:再選挙が実施された年
未:補欠選挙が予定されたが、実施されたなかった年