笑アップ歌謡大作戦
『笑アップ歌謡大作戦』(ショーアップかようだいさくせん)は、1978年(昭和53年)10月1日から1982年(昭和57年)9月28日まで放送されていたテレビ朝日が制作し、その系列局で放送されていた音楽バラエティ番組である。その後も1982年11月2日から[1]、翌年3月22日までは『ザ・笑アップ』、同年4月12日から9月27日までは『新伍の笑エティ教室』(しんごのわらエティきょうしつ)と題して放送されていた。 概要当初は、日曜昼過ぎ開始の番組で、「口さき女」の異名をとって人気の出た中尾ミエを始めとして[2]、和田アキ子、水前寺清子、都はるみらの年増からアイドルまでの歌手たちが[2]、山城新伍の軽妙な司会で、プライバシーまで打ち明けたり、わいせつな言葉のやりとりなどで意外な一面を見せるという内容だった[2]。 番組前半(1 - 3時間目)では、山城が紋付羽織袴姿で口髭を蓄えた教師に扮し、ゲスト歌手とレギュラー陣に学校の授業形式で大喜利をさせ、後半(4時間目)では、出演者たちがコントを披露するという構成だった。レギュラー出演者に加え、毎週ゲストが出演。最多出場は男性は五木ひろし、女性は研ナオコ。 この番組がテレビ朝日にとって、不毛の時間帯だった火曜夜8時のゴールデンタイム移ることになり、プロデューサーの皇達也も自信がなかったが、社命とあって反対するわけも行かず[2]、移行に反対する山城を説得し、1980年(昭和55年)4月から放送時間を変更した。すると裏番組に何があっても怖くないと豪語するまでに安定した番組へと成長した[2]。最高視聴率は、1980年6月10日放送分の24.8%(ビデオリサーチ・関東地区調べ)。これは、後に『ミュージックステーション』が宇多田ヒカル初出演回の1999年6月18日放送分で26.5%を記録するまで、テレビ朝日でレギュラー放送される音楽番組ではトップの記録であった。 シリーズの終了後も、山城は引き続き『何かとワイド面白地球』に出演した。 出演者司会レギュラー出演者スタッフ
放送時間いずれも日本標準時。 笑アップ歌謡大作戦
ザ・笑アップ
新伍の笑エティ教室
放送局いずれも『笑アップ歌謡大作戦』第2期におけるネット局。
脚注参考文献
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