第30回有馬記念
第30回有馬記念(だい30かいありまきねん)とは、日本の中央競馬のGI競走である。 通算で30回目となる有馬記念の競走。この競走は1985年12月22日日曜日に中山競馬場の第10競走として施行され、発走時刻は15時25分であった。 当時の1着賞金は7,800万円であった。 レース施行時の状況七冠馬シンボリルドルフの日本国内最後のレースとなった。そのシンボリルドルフとミホシンザンの2頭が単枠指定制度対象馬とされた。その他、この年の第92回天皇賞・秋でシンボリルドルフに勝利したギャロップダイナなどが出走した。 従来通り、ファン投票上位および推薦委員会の推薦馬に出走資格が与えられたものの、シンボリルドルフとミホシンザンの出走を決めたことが影響し、他の有力馬の回避が例年以上に多かったことで、この年は前年第29回の11頭より立てよりもさらに1頭少ない10頭立てのレースとなった。 出走馬と枠順
レース展開スタート直後から、カネクロシオとニシノライデン、スダホークの3頭が先行を争う形となった。 その後、1周目の正面に入ると、ギャロップダイナこれら先行集団を交わして、第1コーナーで先行集団から一歩逃げる形で先頭に出た。 しかし、シンボリルドルフが徐々に追い上げ、第3コーナー手前で、それまで先頭に立っていたギャロップダイナを捕らえて追い抜くと、そのままゴールまで先頭に立ったが、入れ替わるようにミホシンザンが第3コーナーでシンボリルドルフをマークする形で追い上げに掛かり、ニシノライデンも最後の直線でギャロップダイナを交わすも及ばず、またスダホークが最後の直線で末脚を繰り出して追込に掛かるも、これも間に合わず、シンボリルドルフが1着でゴール板を通過した。 レース結果
払戻
達成された記録この競走で勝利のシンボリルドルフは、スピードシンボリ以来、史上2頭目となる有馬記念の2連覇・複数回の優勝を達成した[1]。 エピソード
脚注
参考文献
|
Portal di Ensiklopedia Dunia