藤田 慧（ふじた さとし、1987年11月24日[2][1][3] - ）は、日本の俳優、スーツアクター、アクション監督。大阪府出身[2][1][3]。ジャパンアクションエンタープライズ所属[1][3]。
人物
姉がいる[1]。
趣味は歴史散策[1]。
好きなものはTULLY'S、嫌いなものは正義[1]。
好きな色は紫[1]。
細身の体格で、『仮面ライダーW』のクレイドール・ドーパント役以降、仮面ライダーシリーズでの女性型怪人や女性ヒーローのスーツアクターを多く務めている[4][5][2][3]。
『手裏剣戦隊ニンニンジャー』にて初めてスーパー戦隊シリーズでレギュラーを務めた[2]。同作品ではヒーロー、ロボット、敵幹部、敵怪人、戦闘員とすべての役回りを担当した[2]。
『仮面ライダーエグゼイド』の仮面ライダーエグゼイドレベル1で初めて主役ライダーのスーツアクターを担当[3]。
JAEの佃井皆美とは同期で、『仮面ライダーW』のホッパー・ドーパントや『仮面ライダー鎧武/ガイム』の仮面ライダーマリカなど佃井が変身するキャラクターを演じている[5]。仮面ライダーマリカ役は佃井と交替で演じており、ベルトのサイズが同じであるなど体格がほとんど変わらないが、藤田は佃井のほうが顔が小さく太腿も細いと述べている[5]。
『鎧武/ガイム外伝 仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン』で共演した岩田さゆりは、自身と藤田の靴のサイズがほとんど同じであったと証言している[6]。
その身長の低さゆえ、現場に入った当初から周囲に「アクション俳優は身長が低いと続けていくのが大変なため、別の道も考えた方がいい」と言われており、『仮面ライダーゼロワン』ではスーツアクターからアクション監督となった渡辺淳の手伝いをするようになり、『仮面ライダーセイバー』以降は動画で作られたビデオコンテの編集を手伝ったという[3]。
スーツアクターとしての活動の傍ら、アクション監督としての活動もしており2020年の『仮面ライダーセイバー』と2021年の『仮面ライダーリバイス』でアクション監督補を数話務めており、親友であった東映のプロデューサー・湊陽祐の起用で2022年の『仮面ライダーアウトサイダーズ』でアクション監督としてデビューし、同年の『仮面ライダーギーツ』テレビシリーズではアクション監督を務める[3]。それに先駆け、『リバイス』の最終話では渡辺淳との共同でアクション監督を担当している。
影響を受けたアクション監督は、大内貴仁、下村勇二、川本耕史[7]。渡辺同様、呪術廻戦や進撃の巨人などアニメアクションの影響も受けている[7]。
出演
テレビドラマ
- 風林火山（2007年） - 兵士 役
- 龍馬伝（2010年） - 以蔵風の浪人 役
特撮テレビドラマ
テレビスペシャル
映画
スーパー戦隊ショー
- 炎神戦隊ゴーオンジャー
- 「炎神合体! エンジンオーG6降臨!!」
- 「天空の戦士! ゴーオンウイングス登場!!」
- 「最強パワー炸裂! LET'S GO-ON!!」
- 「熱き友情! 正義のドリフトパワー発動!!」
- 「グランプリファイナル! 素顔の戦士ラストラン!!」
- 「さよならスカイシアター! 熱き思いよ蘇れ!」
- 侍戦隊シンケンジャー
- 「侍戦隊シンケンジャー! シアターGロッソに見参!」
- 動物戦隊ジュウオウジャー
- 「動物戦隊ジュウオウジャー シアターGロッソに現る!!」
Vシネマ
オリジナルビデオ
Web配信ドラマ
PV
イベント
- JAE SEED「Christmas Party」（2010年） - ゲスト
雑誌
- HERO VISION VOL.37（2010年） - 本人インタビュー
バラエティ
その他
- 仮面ライダーウィザード(DVD/Blu-ray) VOL.2 映像特典「仮面ライダーウィザード イメージVTR1」（2013年） - アクション補助
- 仮面ライダーウィザード(DVD/Blu-ray) VOL.3 映像特典「仮面ライダーウィザード イメージVTR2」（2013年） - アクション補助
スタッフ
特撮テレビドラマ（スタッフ）
- 仮面ライダーセイバー 第44章 - 48章（2021年） - アクション監督補
- 仮面ライダーリバイス （2021年 - 2022年） - アクション監督補（第13話・14話・41話）、アクション監督（最終話）[注釈 2]
- 仮面ライダーギーツ（2022年 - 2023年） - アクション監督[59]
- 仮面ライダーガヴ（2024年） - アクション監督[60]
バラエティ（スタッフ）
テレビドラマ（スタッフ）
映画（スタッフ）
Web配信ドラマ（スタッフ）
オリジナルビデオ
脚注
注釈
- ^ アクション監督補兼任[43]
- ^ 後年のインタビューで藤田は、終盤の浮世英寿が五十嵐一輝と出会うシーンのみの担当であったといい、銭湯の前で話すのみであるということから、アクション監督というほどのことはしていないという[3]。
- ^ アクション監督デビュー作品[67]。
出典
- ^ a b c d e f g h i AVB 2020, pp. 52–55, 「スーツアクター・縄田雄哉×浅井宏輔×藤田慧」
- ^ a b c d e f g h i j k 「NINNINGER SUIT-ACTORS TALK_05 藤田慧」『手裏剣戦隊ニンニンジャー公式完全読本 天下無敵』ホビージャパン、2016年6月25日、54-55頁。ISBN 978-4-7986-1248-5。
- ^ a b c d e f g h 宇宙船188 2025, pp. 74–75, 「[インタビュー]藤田慧」
- ^ a b c d e f g h i j フォーゼ公式読本 2013, p. 69, 「FOURZE SUIT ACTOR INTERVIEW_05 藤田慧」
- ^ a b c d e f g h i j 鎧武公式完全読本 2014, pp. 88–90, 「GAIM SUIT-ACTOR'S TALK 03 今井靖彦×岡田和也×藤田慧」
- ^ 『東映ヒーローMAX』VOLUME 51（2015 WINTER）、辰巳出版、2015年3月10日、60頁、ISBN 978-4-7778-1433-6、雑誌コード：66115-76。
- ^ a b “2ページ目：アクション監督・藤田慧インタビュー【スーツアクターという仕事 アクション監督編：連載 第5回】 | アニメイトタイムズ”. アクション監督・藤田慧インタビュー【スーツアクターという仕事 アクション監督編：連載 第5回】 | アニメイトタイムズ. 2024年12月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 公式プロフィールより。
- ^ a b c d e f g 東映HM54 2016, pp. 88–93, 取材・構成 鶯谷五郎「東映ヒーロー仮面俳優列伝 藤田慧」
- ^ a b 公式読本 2010, pp. 114–115, 「W ACTION INTERVIEW_EX 宮崎剛」
- ^ “仮面ライダーオーズ/OOO 第37話 「眠りと1億とバース転職」｜東映［テレビ］”. 2011年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月27日閲覧。
- ^ 『仮面ライダーオーズ/OOOキャラクターブック Count the medals!』。 [要ページ番号]
- ^ 「スタッフ・キャストリスト」『仮面ライダー鎧武超全集』（第1版）小学館、東京〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2014年11月11日、137頁。ISBN 978-4-09-105146-2。
- ^ ゴースト読本 2016, pp. 73–77, 取材・構成 鳥本真也「KA2017年、東映・テレビ朝日）MEN RIDER GHOST ACTION WORLD 『仮面ライダーゴースト』のアクション世界 宮崎剛×高岩成二×渡辺淳×永徳」
- ^ a b 『東映ヒーローMAX』VOLUME 54（2016 AUTUMN）、辰巳出版、2016年10月10日、pp.82、89、ISBN 978-4-7778-1750-4。
- ^ 宇宙船155 2016, pp. 34–35, 「仮面ライダーエグゼイド」
- ^ a b エグゼイド読本 2017, pp. 79–83, 「EX-AID SUIT ACTOR Q&A」
- ^ ビルド読本 2018, pp. 73–75, 「BUILD SUIT-ACTOR'S TALK 01 高岩成二×永徳×藤田慧」
- ^ 東映HM60 2019, pp. 2–7, 「STARTUP MANUAL」
- ^ 宇宙船170 2020, pp. 32–35, 「仮面ライダーセイバー」
- ^ “仮面ライダーセイバー 第29章 その時、剣士が動いた。”. 東映オフィシャルサイト. 東映. 2022年6月18日閲覧。
- ^ “手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの2 ラストニンジャになる！”. 東映. 2015年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月22日閲覧。
- ^ 石川毅（編）「忍忍タイムス 連載その23」『TVぴあ[関東版]』1/13号、ぴあ、2016年1月13日、86頁、雑誌24702-1/13。
- ^ 21st 17 2018, pp. 6–7, 「宇宙戦隊キュウレンジャー」
- ^ “TV『王様戦隊キングオージャー 第32話』 – JAPAN ACTION ENTERPRISE”. 2023年10月8日閲覧。
- ^ a b c 映画パンフレットより。
- ^ a b エンドロールより。
- ^ a b 田﨑竜太（監督）『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE コレクターズパック』（Blu-ray Disc）。BSTD03354。
- ^ a b c “出演情報｜株式会社ジャパンアクションエンタープライズ”. 2020年11月27日閲覧。
- ^ HobbyJAPAN581 2018, p. 236, 「宇宙船H.S.S.」
- ^ パンフレット 2018, 「仮面ライダービルド インタビュー 勝利の法則、笑顔の未来 赤楚衛二×武田航平×水上剣星」
- ^ a b “アクション・スタントならJAE 株式会社ジャパンアクションエンタープライズ”. 2019年7月27日閲覧。
- ^ “ジャパンアクションエンタープライズ｜出演情報｜仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう！(東映まんがまつり)”. ジャパンアクションエンタープライズ (2020年4月10日). 2020年4月12日閲覧。
- ^ “『仮面ライダーゼロワン』井桁弘恵、悩み続けた唯阿役「このままこの作品にいていいのかな…」打開のきっかけ明かす”. マイナビニュース (2020年12月27日). 2020年12月27日閲覧。
- ^ “INTERVIEW〈鶴嶋乃愛〉”. パンフレット. 東映 事業推進部. (2020-12-18). p. 31
- ^ “ジャパンアクションエンタープライズ｜出演情報｜劇場版 仮面ライダーゼロワン”. ジャパンアクションエンタープライズ (2020年10月19日). 2020年10月25日閲覧。
- ^ “藤田慧 表現の深さを追い求めていく！”. ジャパンアクションエンタープライズ. 2021年3月18日閲覧。
- ^ “スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021”. ジャパンアクションエンタープライズ (2021年1月27日). 2021年1月27日閲覧。
- ^ 「超スーパーヒーロー大戦」スタッフトーク、「電王」について「今年中に発表が」 - 映画ナタリー
- ^ kzkevzyde6zaljlのツイート（1471424277308391426）
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- ^ 宇宙船159 2017, pp. 46–47, 「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング」
- ^ 宇宙船165 2019, p. 45, 「ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス」
- ^ パンフレット & 仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ
- ^ “Vシネクスト「ゼロワン Others:仮面ライダー滅亡迅雷」”. ジャパンアクションエンタープライズ (2021年3月5日). 2021年3月12日閲覧。
- ^ ooo10thの2021年11月8日のツイート、2021年11月8日閲覧。
- ^ “リバイス 第46話：「向き合う勇気…真に護るべきものは何？」”. 仮面ライダーWEB【公式】. 東映. 2022年7月24日閲覧。
- ^ “『仮面ライダーギーツ』は終わらず “ジーン”鈴木福が『緊急特番 蔵出し!デザグラスペシャル』を発表”. ORICON NEWS. (2023年9月16日). https://www.oricon.co.jp/news/2295183/full/ 2023年11月9日閲覧。
- ^ “スタッフ｜仮面ライダーギーツ”. テレビ朝日. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “仮面ライダー：新ライダーは“お菓子”の力で変身 口のような変身ベルト×グミをイメージしたクリアボディー 令和第6作「仮面ライダーガヴ」”. まんたんウェブ. MANTAN (2024年7月1日). 2024年7月1日閲覧。
- ^ “TV『ランファンQUEST』 – JAPAN ACTION ENTERPRISE”. 2025年7月15日閲覧。
- ^ “TV『連続テレビ小説「らんまん」（123）』 – JAPAN ACTION ENTERPRISE”. 2023年9月30日閲覧。
- ^ “映画『翔んで埼玉 ～琵琶湖より愛をこめて～』”. ジャパンアクションエンタープライズ (2023年11月23日). 2023年11月29日閲覧。
- ^ “映画『恋わずらいのエリー』 – JAPAN ACTION ENTERPRISE”. 2024年3月31日閲覧。
- ^ GeminiJun621のツイート（1112352895414894592）
- ^ “WEB『「劇場版 仮面ライダーリバイス」スピンオフ配信ドラマ「Birth of Chimera」』”. ジャパンアクションエンタープライズ (2022年7月22日). 2022年7月2日閲覧。
- ^ 仮面ライダーアウトサイダーズ ep1 オーディオコメンタリー（萩野崇×柴崎貴行）より
- ^ “映画『Vシネクスト「王様戦隊キングオージャーVSドンブラザーズ」』 – JAPAN ACTION ENTERPRISE”. 2024年4月28日閲覧。
参考文献
外部リンク
