西南学院中学校・高等学校
西南学院中学校・高等学校(せいなんがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、福岡県福岡市早良区百道浜にあるキリスト教系の私立中学校・高等学校である。略称は、「西南」(せいなん)。中高一貫教育と高等学校の外部募集を併施している。 概要福岡を代表する伝統校の1つであり、1916年(大正5年)に南部バプテスト連盟の宣教師C・K・ドージャーによって設立された私立中学西南学院(旧制中学)を前身とする。 自由で自主性を尊ぶ校風であり、キリスト教教育を基盤として、「地域社会および国際社会に奉仕する創造的な人格」を育むことを使命としている。 創立以来男子校であったが、1994年に高校を、1996年に中学を共学化した。また、かつての校舎は早良区西新にあったが、2003年に早良区百道浜に移転・統合された。旧校地で使用されていた講堂は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズによる設計であり、福岡市の有形文化財に指定されている(現在は、西南学院大学博物館として使用されている)。 教育聖書の授業が設定されており、聖書を通してキリスト教社会の価値観に触れ、生き方や倫理観について学ぶことができる。 朝のホームルームの時間に、教室での短い礼拝の時間があり、週に1度チャペルでの礼拝を行う(中学校は全学年、高校では学年ごと)。 また、英書の多読が奨励され、全生徒に対してオンライン英会話のカリキュラムが組まれており、外国人講師と1対1で英会話を行い実践的な英語力を育む。 春休みに行われる「Seinan Peace Making Program」(中等部3年生・希望制)では生徒5人に対し1人の割合で、オックスフォード大学やケンブリッジ大学の学生などによるディスカッションや発表の指導が行われる。 毎年さまざまな国から留学生(長期)やホームステイ(短期)を受け入れており、同じ教室で授業を受ける。 海外へ留学する生徒へのサポートも充実しており、毎年10名弱の生徒が海外留学している。 週5日制。高校では、2年から文系・理系の2コースに分かれ、3年から文I・文II・理の3つに分かれる。 2023年から、中学合同で体育祭が実施される。 建学の精神Seinan, Be True To Christ (西南よ、キリストに忠実なれ) 創立者のC・K・ドージャーが臨終に際して遺した言葉であり、チャペルにも、この言葉が刻まれている。 沿革
進路浪人生を含め、国公立大学へ80名前後、東京大学・京都大学にも毎年数名が合格し、九州大学へは毎年50名前後が合格。2018年度は、九州大学AO入試合格者を全国で最も多く輩出するなど、AO入試にも強い。 早慶やMARCH、関関同立など関東・関西の難関私立大学へも毎年多数の合格者を輩出している[1]。 併設校の西南学院大学への特別推薦制度があり、西南学院大学への推薦入学者も多い。 近年、海外大学への進学者も増加している。 部活動
著名な出身者政官界・法曹
実業界・社会事業
文芸・学術
芸能・音楽・放送業界
交通アクセス最寄りの鉄道駅 最寄りのバス停
最寄りの道路
併設校その他
脚注関連項目外部リンク |
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