RKB毎日放送
RKB毎日放送株式会社(アール・ケー・ビーまいにちほうそう、英: RKB MAINICHI BROADCASTING CORPORATION)は、RKB毎日ホールディングスの子会社で、福岡県を放送対象地域とした中波放送(AM放送)事業とテレビジョン放送事業を兼営している特定地上基幹放送事業者である。 TBSテレビ(JNN)系列コールサインはJOFR-DTV、リモコンキーIDはアナログ親局の4chから「4」。 ラジオ放送についてはRKBラジオを参照。 概要ネットワークは、テレビJNN、ラジオJRNに加盟。1951年設立時の局名がラジオ九州(Radio Kyushu Broadcasting)なので略称は「RKB」。その後、北九州市にあった西部毎日テレビジョン放送と合併した際に、略称RKBを継承して今日の局名となった。 ロゴマークについては、テレビ・ラジオで独自のものを導入する時期もあったが、2007年7月からは会社とテレビのロゴは「+rkb」に変更している。ただし、略称の公式表記はロゴとは異なり『大文字』が正しい。よって略称を「rkb」と小文字では表記しない。 夜間における緊急事態発生に備え、局アナ1人と制作・技術・報道部門のスタッフ数人が、局に毎日交替で泊まり込む「宿直勤務制度」を実施している。 テレビのニュース名称は、開局から1975年3月30日までは『RKB毎日ニュース JNN』、同年3月31日からは『JNNニュース』である。夕方のローカルニュースは『RKBニュースワイド』、『今日感NEWS』、『今日感 THE NEWS』などとなっていた。2021年現在、平日のローカルニュース番組は特に名称がなく、週末の昼間は『RKBヘッドラインニュース』を放送している。 ラジオのニュース名称は、かつては『RKB毎日ニュース』、『RKBヘッドライン』という名称であったが、現在は毎正時のニュースが『RKBラジオニュース』、毎時50分のニュースが『RKB50ニュース』となっている。 韓国の独立系放送局であった京仁(きょんいん)放送(仁川広域市)と姉妹提携関係を結んでいたが、同局が赤字経営から2005年1月1日に廃局となり、提携関係も消滅した。 2010年より、Jリーグ・ギラヴァンツ北九州リーグ公式戦の公式試合映像の製作をJリーグメディアプロモーションから、その映像を使用したスカパー!Jリーグ中継の番組制作をスカパー!からそれぞれ受託、実況は原則RKBのスポーツ担当アナウンサーを派遣している。 当局のテレビにおいては、2021年10月の改編以降、『THE TIME'』、『THE TIME,』、『ラヴィット!』、『金曜ビッグバン!』、『ひるおび!』『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』、『タダイマ!』と生放送番組が平日の午前4時30分から午後7時まで15時間半連続して放送されている。以前は午前10時台がドラマの再放送や通販番組などに当てられていたため、平日の午前11時から午後7時まで生放送番組が連続していた。2020年の火・木曜も同様である。(昼前から夕方にかけて生放送が連続する事例としては、同じJNN系列の毎日放送、大分放送や、NNN系列の札幌テレビ、青森放送(金曜のみ)、ミヤギテレビ、静岡第一テレビ、熊本県民テレビ、NNN系列でRKB毎日放送と同じく福岡県を放送エリアとする福岡放送なども同様である。) 西日本新聞社は西日本パイレーツ(後の西鉄ライオンズ→埼玉西武ライオンズ)の経営に失敗したため、1951年の開局時はラジオ九州への出資を見送ったが、RKBと西日本新聞は1958年のテレビ開局以降は親密な関係を持っている。 2016年4月1日に、西日本の民放では初めてで、全国の民放では7番目となる認定放送持株会社に移行した(準キー局である毎日放送(MBS)より早い)。また、旧法人のRKB毎日放送株式会社は商号を「株式会社RKB毎日ホールディングス」に変更し、経営管理・不動産事業を除く現業全般(放送・文化事業など)を、2015年9月29日に分割準備会社として設立された「RKB毎日分割準備株式会社」(2016年4月1日に新法人の『RKB毎日放送株式会社』に商号変更)が承継した。TBS系列ではTBSホールディングス(TBSHD)、中部日本放送(CBC)に次いで3番目の放送局を子会社に持つ放送持株会社である。在京キー局を除く地方局としては、CBCに次いで2番目となるが、TBSテレビやCBCテレビで行ったテレビ放送部門とラジオ放送部門の分社独立化や、RBCiラジオのような放送部門の社内カンパニー創設は行っていない。 事業所
沿革![]() (1958年 - 1969年) CM(コンサートの主催等)の社名表記では1980年代でも見ることができた ラジオ九州
西部毎日テレビジョン放送
合併・RKB毎日放送
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ネットワークと放送エリア
テレビネットワークの移り変わり
社史・記念誌RKBでは、以下の7冊を発行している(2022年10月時点)。
本局及び中継局一覧ラジオRKBラジオ#基本データを参照。 テレビリモコンキーID![]() リモコンキーIDは「4」。福岡アナログ親局の4chから由来している。JNN系列準キー局の大阪MBSも同様の理由で「4」が使われる[注 9]。 この影響で、本来は「4」が割り当てられるはずだったNNN/NNS系列のFBSはSTVと同じく「5」[注 10]が割り当てられた。 MBS・RKB以外のJNN系列局のリモコンキーIDはHBC・TBC・MBCが「1」、RCC・tys・NBC・RKK・OBS・RBCが「3」、CBCが「5」、その他16局はTBS(キー局)・IBC・MROのアナログ放送チャンネルと同じ「6」が使用される。在福民放で「6」は他系列を含めどの局も使用していない(九州・沖縄で他系列を含め「6」を使用する局はMRTのみ)。 送信所
アナログ放送2011年7月24日停波時点
RKBテレビ・ラジオのサービスエリア外視聴
ケーブルテレビ再送信局以下のケーブルテレビではRKBテレビが再送信されている。なお地上デジタル放送は日本民間放送連盟が区域外再放送を禁止しており、デジタル放送再送信特例地域以外への再送信は原則不可であるとされていた。2011年(平成23年)7月24日のテレビ放送のデジタル転換により、地元にTBS系の局がある地域を中心に順次再送信が取り止められることになっていた。佐賀県はデジタル放送再送信特例地域として位置付けられ、地元にTBS系列もなく民放も1社しかないため、RKB側が地上デジタル放送においての区域外再放送に同意した。 大分県の場合は、OCT・OCN・CTB・CTSが2007年(平成19年)4月に大臣裁定を申請して、同年8月に再送信許可が総務大臣から出されて9月より再送信を実施、2008年(平成20年)7月にはRKB側も再送信に同意していたが、2015年(平成27年)2月2日にCTBが再放送継続協議が整わず再送信を終了。残る3局も同じ理由で2016年(平成28年)3月31日に再送信を終了した。KCVと豊後高田の場合は大臣裁定が出されず、RKB側も地元局も再送信を容認している。(なお同様に九州朝日放送も再放送を終了したが、テレビ大分がクロスネット局であり、一部視聴できない番組があることを踏まえ、引き続き福岡放送・テレビ西日本・TVQ九州放送の再放送は行われている) 山口県のケーブルネット下関についてはもともとアナログ時代から同社の配信エリアに電波が届いており(一部地域を除く)、デジタル化後も再送信を継続。しかし同県内の他のケーブルテレビ局(山口ケーブルビジョンなど)では、デジタル化に伴い再送信が打ち切られた。長崎県では地域によって対応が分かれ、紆余曲折を経て有明海沿岸・壱岐・対馬の各業者が再送信を実施している。 ※ 特例地域 徳島県、佐賀県 ※ 太字はデジタル波再送信実施局
その他デジタルTVは、福岡・関門・久留米・大牟田は開局当初は当面定格の1% - 10%の出力で放送(福岡局は久留米局の開始とともに定格出力となった)、宗像は試験放送中にアナログ放送に障害が発生したため試験途中から2Wに減力(開局でフルパワーとなった)[1]。行橋は当初からフルパワーで放送 RKB毎日放送の社屋の隣にはFNN/FNS系列のテレビ西日本の社屋がある。 基本的には24時間放送[注 12]だが、不定期で放送機器のメンテナンスのため放送を休止することがある。かつては毎年8月から9月にかけて土日深夜のニュースバードを休止してメンテナンスを行うことがあった。 新聞のテレビ欄の表示名
番組→ラジオ番組については「RKBラジオ § 現在放送中の番組」を参照
自社制作番組太字の番組はJNN西部ブロック(九州・沖縄・山口各県)向けの番組としてRKB毎日放送を基幹局(キー)とする共同製作。
TBS系列局制作番組太字は同時ネット
その他
過去に放送していた自社制作番組
過去に放送していた番組FBS開局まで放送されていた日本テレビ系の番組
腸捻転時代にネットされていた朝日放送の番組
ほか。 腸捻転解消でKBC・TNCから移行した毎日放送の番組☆=KBCから移行、●=TNCから移行
ブロックネット
本社が渡辺通にあった頃にネットされていたTBSテレビ系の番組◇は本社が百道浜に移転してからもしばらく放送。☆は現在も放送中。
TVQ開局まで放送されていたテレビ東京系の番組
深夜アニメ(※UHFアニメのみ)
TBS・MBSなどJNN系列のアニメに関してはTBS系アニメを参照。 上記以外の過去の放送番組主な受賞作品文化庁芸術祭賞
スタジオテレビスタジオ
ラジオスタジオ
サテライトスタジオ
アナウンサー現在報道制作センターアナウンス部所属〇は福岡県出身。全員が アナウンススクール 講師兼務。 男性
女性 スポーツ部所属2023年の社内組織改編を機に、アナウンス部に所属していた以下のスポーツアナウンサーが、アナウンス職のままスポーツ部へ異動している。 契約・派遣アナウンサー→「RKBミューズ § 主な所属者」も参照
過去(他部署所属・退職)※はアナウンス部長経験者。●は故人。 男性
女性
アノンシスト賞受賞歴
派遣・契約
アナウンサー以外
脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
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