谷津 (上尾市)
谷津(やつ)は、埼玉県上尾市の町名。現行行政地名は谷津一丁目および二丁目。住居表示実施済み[6]。郵便番号は362-0042[3]。 市の統計などでは上尾地区で分類されている。 地理埼玉県の中央地域(県央地域)で、上尾市中央部の大宮台地と、鴨川左岸側の低地からの谷戸からなる[7]起伏がある場所に位置する。町域は東部を高崎線を挟んで仲町や愛宕と接し、南部は西宮下、西部は富士見、北部は柏座と接する。全域が市街化区域[8]に指定され、駅前空間となる北東部は商業地域で、他は第一種住居地域や第二種住居地域に指定され、一部に耕作地が残るほかは主に住宅地が広がっている。上尾駅が至近にあり、その西口駅前広場が谷津の地区内に位置され、そこから西上尾第一・第二団地や川越市方面への路線バスや羽田空港へ向かう空港連絡バスも運行されるなど、市内では交通至便な地域である。 地価住宅地の地価は、2018年(平成30年)の公示地価によれば、谷津二丁目7-7の地点で14万6000円/m2となっている[9]。 歴史もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡大谷領に属する谷津村であった[7]。古くは柏座村のうちにあったが、正保〜元禄期の間に春日谷津村とともに分村して成立した。飛地が柏座および弁財両村のうちに存在した[7]。村高は『元禄郷帳』および『天保郷帳』によると122石余であった。化政期の戸数は16軒で、村の規模は東西5町、南北3町余であった[7][10]。地名の由来は低湿地を意味する「ヤチ」が起源である[7]。 1875年(明治8年)の農業産物高は『武蔵国郡村誌』によると米34.85石、陸稲3石、大麦50石、小麦23石、大豆13石、小豆1石、甘藷3000貫であった[11]。
存在していた小字※ 『新編武蔵風土記稿』には「榎戸」・「根カラミ」・「前クホ」・「並木」・「橋戸」・「杉ノ内」の記載があるが未確認である[34] 世帯数と人口2019年(平成31年)1月1日現在(上尾市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
小・中学校の学区市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[36]。
事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[37]。
交通地区の東境をJR東日本高崎線が通るが、鉄道駅は設置されていない。最寄り駅は柏座一丁目に所在する上尾駅[9]で至近距離にある。なお、西口駅前広場は谷津の区域に位置する。 道路地区内に国道や主要地方道・一般県道は通っていない。なお、上尾郵便局の直ぐ北側を東西に通る都市計画道路(仮称)仲町谷津線が計画されている[38]。高崎線との交差箇所はアンダーパスとなる予定。 バス谷津二丁目に所在する西口駅前広場より西上尾第一・第二団地方面や川越駅方面への路線バスが多数運行されている。 →詳細は「上尾駅 § バス路線」を参照
地域町内会祭事施設![]() ![]() 地区が駅前に位置するため、多数の商業施設が立地する。なお、上尾駅は柏座一丁目に立地する。地内に指定緊急避難場所は存在しない[44]。
脚注注釈出典
参考文献
関連項目外部リンク
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