野球スペイン代表
野球スペイン代表(西:Selección de béisbol de España)は、スペインにおける野球のナショナルチームである。WBSCヨーロッパに加盟するスペイン王立野球ソフトボール連盟によって運営されている。WBSC世界ランキングは22位(2023年11月2日発表時点)。 歴史欧州野球選手権には第1回から参加しており、1954年の第1回大会では準優勝し、1955年の自国開催の第2回大会では優勝している。それ以降は、2023年の第37回大会で2度目の優勝を果たすまでは3位入賞が12回と、長年にわたり最高成績が3位止まりであった。このことから、欧州内ではオランダ、イタリアに次ぐ3番手であるという見方がある。 1992年には、開催国としてバルセロナオリンピックでの野球競技に出場。プエルトリコに勝利するも、8位であった。 2007年の第30回欧州野球選手権では3位入賞し、北京オリンピック世界最終予選(大陸間プレーオフ)に進出した。 2012年の第32回欧州野球選手権では2大会ぶりの3位入賞を果たした。9月に開催された第3回WBC予選ではイスラエルを破り初の本選出場を決めた。ただ、第3回WBC参加の選手のうちスペイン出身はマニュエル・オリベイラ1人だけである[1]。 2013年3月の本戦ではドミニカ共和国、プエルトリコ、ベネズエラと強豪が揃うC組(サンフアンラウンド)に振り分けられ、全敗で1次ラウンド敗退となった。 2016年3月の第4回WBC予選ではパナマシティのロッド・カルー・スタジアムで開催された予選3組に振り分けられ、コロンビア、フランスに連敗して敗退した。 2022年9月の第5回WBC予選では、ドイツ・レーゲンスブルクのアーミン・ウルフ・アレーナで開催された予選A組で、勝利すれば本戦進出となる9月20日のイギリス戦に敗戦[2]。本戦進出の可能性を残していた9月21日のチェコ戦にも敗戦し、2大会ぶりの本戦進出とはならなかった[3]。 2023年9月にチェコで開催された第37回欧州野球選手権では、グループステージでギリシャ、オーストリア、開催国チェコに3連勝して決勝トーナメント進出を決めると、準々決勝ではスウェーデンを18-3で、準決勝ではオランダを7-6で、そして決勝ではイギリスを11-2で下し、1955年の第2回大会以来、実に68年ぶりの優勝を全勝で果たした。2本塁打11打点と打線を牽引したワンダー・エンカーナシオンが大会の最優秀選手賞(MVP)に、4本塁打を放ったオマール・エルナンデスが大会の最多本塁打賞と最多得点者賞(10)に輝いた[4]。 2025年3月の第6回WBCの予選では、前回大会予選と同様、本戦進出決定戦でチャイニーズタイペイ代表に敗れ、本戦出場はならなかった。 特徴代表選手の中にはベネズエラやキューバなど、中南米出身の選手が多い。また、マイナーリーグ経験者やリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルでプレーしている選手も多い。 国際大会
世界ランキングWBSCが発表している男子野球世界ランキングにおいて、スペインの順位は以下の通りである[5]。
歴代監督代表選手
脚注
関連項目
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