青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校・中学校・高等学校
青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校・中学校・高等学校(あおやまがくいんだいがくけいぞく うらわルーテルがくいんしょうがっこう・ちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、埼玉県さいたま市緑区大崎3642にある私立小学校・中学校・高等学校。小中高一貫校。設置者は学校法人浦和ルーテル学院。学校法人青山学院の系属校である。 キリスト教の日本ルーテル教団系で、埼玉県で最初のミッションスクールである[1]。 概要1953年(昭和28年)聖望学園小学校として創立する。埼玉県で唯一の私立小学校であった[2]。1963年に中学校、1970年に高等学校が併設され、1974年に「浦和ルーテル学院」と改称する。 校名の「ルーテル」は、16世紀神聖ローマ帝国(現:ドイツ)の神学者、マルティン・ルター (Martin Luther) に由来する[1]。 「神と人とを愛する人間、神と人とに愛される人間」を建学の精神として、「ギフト」(神から贈られたかけがえのない才能や個性)を活かし伸ばし豊かな人間を12年間で育てることを目標としている。 生徒数の定員は小学校から高校まで900名程度、1クラスは約25名、全学年ともに1学年3クラスである。 小学校・中学校には制服があるが、高校には制服はなく私服である。 同じ日本ルーテル教団系の学校として、飯能市に聖望学園中学校・高等学校がある。 2015年、2016年度は東京大学への合格者を輩出するなど、進学指導にも重点を置いている。 沿革
教育理念
象徴小学校・中学校の制服は、スクールカラーである茶色を基調とし、気品と機能性を重視したデザインとなっている。 小学校では、冬はベレー帽、夏は軽快な夏帽を着用する。 高校には制服はない。時、場所、場合に基づいて自ら着用する服装を判断する[4]。 編成12年間を、第1期(1 - 3年生、「模索」)、第2期(4 - 6年生、「発見」)、第3期(7 - 9年生、「挑戦」)、第4期(10 - 12年生、「確立」)に分けている。 毎年クラス替えがある[5]。 高校から入学した生徒は、高1より混合クラスとなる[6]。 高2から文系と文理系(国公立大を目指すコース)に分かれ[7]、高3で文系・理系・文理系に分かれる[8]。 教育課程「12年間一貫教育」、「少人数教育」、「国際教育」、「キリスト教教育」を教育の4つの柱としている[9]。
フィールドプログラム(中学)週に1時間、自分の関心のあることを掘り下げる時間がある。
アメリカ研修中2~高2の希望者対象に、夏休みに4週間アメリカ研修が実施されている。 最初の2週間は、姉妹校コンコーディア大学(カリフォルニア州)に滞在し、英語研修やボランティア活動などを行う。 後半の2週間は、アリゾナ州フェニックスに移動し、同校と同じルーテル系の教会員の家にホームステイをするというプログラムである。 研修の目標は「キリスト教理解」「英語能力の育成」「人間理解」「アメリカの生活・文化の体験」である。 その他の制度
課業
行事宿泊研修小・中・高で修学旅行はない。代わりに、以下の宿泊研修がある[7]。 山の上学校(小学校)福島県に所有する宿泊施設がある。夏は登山やキャンプ、冬はスキーレッスンを通して心身を鍛え、協働力を身につける。 山の上学校(中学)夏と冬の年に2回、夏は登山や飯ごう炊飯・テント泊、冬にはスキー実習を行い、真のアクティブ・ラーニングを行う。 Final field trip(高2)3泊4日で沖縄に行く。目的は平和学習であり、沖縄の自然、文化、生活を体験する。 山の上学校(高校)勉強合宿を行う。 スクール・フェア九月に行う学園祭のことを「スクール・フェア」と称する。小中高全校児童生徒が一緒に参加する。 中学生は教室で展示活動、高校生は模擬店、部活の研究発表、舞台での上演などが行われる。 体育祭小1から高2まで11学年が縦割りで2組に分かれて競う。 競歩大会中学高校では、1990年から生徒全員参加による競歩大会が行われている。当初は10kmコースだったが、1996年から30kmに伸ばし、毎年10月か11月に開催されていた。2010年より、20kmコースに短縮された[11]。前年の2009年11月6日に行われた競歩大会で3年生女子生徒の死亡事故が発生している[12]。 その他の行事
施設2014年11月、現校地に新築移転した。敷地は約3万㎡。新校舎は卒業生の建築家が設計したもので、アメリカ人の牧師が建てた旧校舎のテイストを残しながらも、現代的で快適な造りになっている[7]。 教室棟、スポーツ棟、チャペル棟で構成される[14]。
活動
その他
入試小・中・高それぞれで入試を実施している。 小学校は募集定員75名で、男女比は概ね同数としている。親子同伴面接(1日間)と入学試験(2日間)からなる。 中学入試は、2022年度は、3回入試を実施しており、第1回は1月10日、第2回は1月12日、第3回は2月4日であった。それぞれに4科型と英検利用型があるが、いずれも定員は少ない。 高校入試は、2022年度は1月22日に実施された。募集定員15名。自己推薦入試と一般入試があるが、いずれも単願のみである。筆記試験は英・国・数の各100点、45分の300点満点である。 本小学校から他の中学校へは受験する割合は1割である[5]。 著名な出身者
アクセス脚注および参照
外部リンク
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