1912年アメリカ合衆国大統領選挙United States presidential election, 1912
州別獲得選挙人分布図 ウィルソン ルーズベルト タフト
1912年アメリカ合衆国大統領選挙 (1912ねんアメリカがっしゅうこくだいとうりょうせんきょ、英 : United States presidential election, 1912 )は、1912年 11月5日 に行われたアメリカ合衆国大統領選挙 (第32回)。3人の有力候補が立ち、そのうち2人は大統領 経験者という中で戦われた。
現職大統領ウィリアム・タフト は共和党 の保守派の支持で党候補に再指名された。元大統領のセオドア・ルーズベルト は共和党の指名獲得に失敗した後、独自に党員集会を招集し新しく進歩党 (渾名はブル・ムース党、革新びいき)を創出した。進歩党がルーズベルトを候補者に指名し、主要州でも他の役職に候補者を擁立した。民主党 のウッドロウ・ウィルソン は論争の多かった全国大会 の46回目の投票で、ウィリアム・ジェニングス・ブライアン の支持のお陰で候補指名された。ウィルソンは、一般選挙での得票率は42%に過ぎなかったがタフトとルーズベルトを上回り、選挙人選挙では圧倒的な勝利を得た。民主党員が大統領に選ばれたのは1892年 から1932年 の間ではウィルソンだけである。また1856年 から1932年の間でもわずか3人しか選ばれておらず、その3人目だった。この選挙は選挙人選挙で第3の政党候補者が2位に入ったことでは最後のものとなった。
背景
1908年の選挙 で当時現職のセオドア・ルーズベルトは、大統領が2期を勤めた後は身を引くという長い間続いた伝統に従って再選を求めなかった。後継者としてウィリアム・タフトを指名し、タフトが1908年の選挙に勝利することになった。タフトの任期中に、タフトとルーズベルトの間に亀裂が拡大した。2人は共和党の中で2つの派閥の指導者となり、進歩派 は裁判所と敵対し、女性と子供の雇用制限に賛成し、自然保護に賛成し、労働組合により近く、工業製品にかかる関税に反対した。保守派は実業家寄りで司法権の優越性を主張した。タフトは保守派の領袖であり、ルーズベルトは進歩派の指導者だった。1910年までに亀裂は深くなった。
候補者の指名
共和党の指名
共和党の指名候補者
全国党員集会への代議員の中には、初めて州毎の予備選 で選ばれた者がいた。予備選は、ボスによる政党支配を崩そうと望んだ共和党の進歩派が提唱した。全部で14州が共和党の予備選を実施した。ラフォレットは最初の4州の予備選のうち2州(ノースダコタ州 とウィスコンシン州 )で勝利し、タフトがその他の2州(ニューヨーク州 とネバダ州 )を制した。しかし、ルーズベルトは4月9日 のイリノイ州 での大勝にはじまり、残り10州のうち9州(開催順にイリノイ州、ペンシルベニア州 、ネブラスカ州 、オレゴン州 、メリーランド州 、カリフォルニア州 、オハイオ州 、ニュージャージー州 、およびサウスダコタ州 )の予備選で勝利し、マサチューセッツ州 をタフトに譲っただけだった。
共和党の内紛を描いた風刺画 共和党全国大会 は、6月18日 から22日にかけてシカゴ で開催された。ルーズベルトにとって不運なことに、タフトが早くから代議員の取り込みを始めており、予備選で選ばれた数は少数だった。タフトは南部 州の党組織の大半から支持を得ていた。これらの州は1880年 以降の各大統領選挙で堅く民主党に投票してきており、ルーズベルトは南部州が共和党の勝利に貢献しないことを理由に代議員の数が4分の1もいることに反対した(実際に元アメリカ連合国 の州の代議員は209対40という大差でタフト支持だった)。共和党党員集会が招集されたときに、ルーズベルトは半数近い代議員の信任状に異議を唱えた。しかし、その時点では遅すぎた。代議員達はかってルーズベルトの一番の同調者だったエリフ・ルート を集会の議長に選任した。その後代議員達はアラバマ州 、アリゾナ州 およびカリフォルニア州のタフト支持代議員団を席に着かせた。これらの州はそれぞれ、597対472、564対497、および542対529と接戦だった。ルーズベルトが予備選で勝っていたカリフォルニア州の票を失ったことで、進歩派の代議員は望みを無くした。彼等はそれに続く点呼投票 の大半で「現在」(現職)に投票した。1872年 の大統領選挙以降、共和党には大きな分裂は無かった。この時点で民主党は有権者の45%の支持を得ており、分裂は致命的なものだった。党員集会でのルーズベルトの唯一の望みはラフォレットと「タフト阻止」の同盟を作ることだったが、ラフォレットとの仲も疎遠であり同盟はできなかった。
ルーズベルトはタフトや保守派のせいで味わった個人的屈辱に我慢できなくなり、妥協の候補者の可能性も受け入れられず、ひどく打ちのめされた。6月22日 の夜、ルーズベルトはその支持者達に党員集会から去ることを求めた。ルーズベルトは、タフト大統領が党内の進歩派から大統領指名を得るために代議員の不正な着席を認めたと主張した。かくして集会議長のルートの支持もあり、タフトの支持者がルーズベルトの支持者を上回った。集会は現職のタフトを大統領候補に、やはり現職のジェームズ・S・シャーマン を副大統領候補に指名した。シャーマンはリチャード・メンター・ジョンソン 以来となる候補に再指名された副大統領となった。
進歩党の指名
演説するセオドア・ルーズベルト(着色絵葉書)
共和党の進歩派はシカゴで再結集し、国民進歩党の結成を承認した。その夏遅くに正式に発足した時に、新しい進歩党はルーズベルトをその大統領候補に、カリフォルニア州出身のハイラム・ジョンソン を副大統領候補に指名した。ルーズベルトは記者の質問に答えて、「ブル・ムース」のように強く感じると言った。このことから「ブル・ムース党」と呼ばれるようになり、進歩党は連邦規制の増加と通常の人々の福祉保護を公約した。
この党を財政的に支えていたのは、出版者フランク・マンジーと銀行家J.P.モルガン とインターナショナル・ハーベスターの役員だったジョージ・パーキンスであり、パーキンスは事務総長として反トラスト綱領を潰したことでルーズベルトこそ真のトラスト破りだと考える改革派の支持の離反を招くこととなった。
民主党の指名
民主党の指名候補者
民主党全国大会 は、6月25日 から7月2日 にかけてボルティモア で開催された。長い膠着の後、元大統領候補ブライアンが、ミズーリ州出身の下院議長チャンプ・クラークを破るためにウッドロウ・ウィルソンの支持を表明した。クラークは過半数の票を得ていたが、「3分の2規則」とブライアンやその他からの厳しい反対のために、その支持が薄れていった。ウィルソンは46回目の投票で指名を勝ち得た。副大統領候補にはトーマス・R・マーシャル が選ばれた。
社会党の指名
ユージン・V・デブスの得票率6%は、社会党としての最高記録となった。
アメリカ社会党 は工業都市に地盤を置く地方政党の高度の党派連衡であり、通常はドイツ人 やフィンランド人など少数民族社会に根を下ろしていた。以前の人民党 の支持基盤である西部の田舎や鉱業地域、特にオクラホマ州 にも支持者がいた。1912年までに、党は33の州と160の都市、特に中西部 に1000人以上の選出された役職者がいると主張した。ユージン・V・デブス は1900年 、1904年 および1908年 にも大統領選挙に出ており、特に地方の動きを奨励するために1912年も再度出馬した[ 2] 。
ミルウォーキー のビクター・バーガー が率いる保守派は、能率を重んじる改革を奨励し、汚職の終結を訴えたので、「ガス と水 の社会主義 」という渾名が付いた。その対抗者は資本主義の転覆を欲する急進派であり、労働組合に浸透し、世界産業労働組合 (the Wobblies)との協力を求めた。少数の例外を除いて党は地方の労働組合と弱いかあるいは存在しない結び付きしかなかった。移民が1つの問題であり、急進派は移民を資本主義に対する党争の飼い葉と見ており、一方保守派は移民が賃金率を下げ、あまりに多くの都市資源を吸収していると苦情を言った。これらの問題の多くが1910年に社会党の第1回全国評議会で議論され、1912年のインディアナポリス で開催された党員集会でも再度議論された。1912年の時、実行委員会にビル・ヘイウッドを送り込み、西部のウォブリーに激励を送り、さらに産業別労働組合に賛成すると考えられる決議によって緒戦を制した。保守派は産業サボタージュや無政府主義(すなわち世界産業労働組合)を支持し、アメリカの選挙への参加を拒む社会主義者を追放する党憲法修正案で反撃した。結局、監獄の協調的組織、健康保険局、上院と大統領拒否権の廃止、および民主党が提唱する進歩的改革の一覧表を要求する保守的綱領を採択した。デブスは集会に出席せず、いつの日か共通の目標が見出されるという期待で、バラバラな集団を繋ぎとめておくことがその使命と見ていた。党は非常に派閥抗争が激しく統一を必要とする国政選挙を生き残れず、1912年選挙の後で解体した[ 3] 。
一般選挙
選挙運動
1912年大統領選挙の運動は激しい争いになった。共和党が分裂したので、ウィルソンは11月5日 の投票時点で手際よく選挙を制した。それでもルーズベルトはウィルソンに多くの問題を突きつけた。ルーズベルトが選挙に出ていなかったらウィルソンがタフトを破ったかどうかは疑わしいものである。多くのルーズベルト支持者は、疑いも無くウィルソンよりもタフトの方を好んだであろう。1912年の選挙は進歩主義政策の高潮点と考えられている。ルーズベルトとウィルソンの間の対戦だけでも、多くの保守派がウィルソンを好んだと考えられるので、ウィルソンが勝利したかもしれない。ウィルソンは民主党と進歩派の基盤の多くを勝ち取ったことであろう。
社会党はほとんど金がなく、デブスの選挙費用はわずか66,000ドルだった。これは、350万部の小冊子と地方の集団によって組織された集会への旅行費用だった。その最大の催しはニューヨーク市で15,000人を集めた演説会だった。群集は『ラ・マルセイエーズ 』と『インターナショナル 』を歌い、副大統領候補のエミル・ザイデルは、「ほんの1年前、労働者達は腐った野菜や卵を我々に投げつけたが、今は全てが違う。...卵は高価過ぎる。いつの日かこの国のことを取り仕切る偉大な巨人がこの国に育ちつつある。彼は今は巨人ではないが、急速に成長する。この小さな巨人の名前は社会主義である。」と豪語した。デブスは社会主義者だけが労働者の代表になれると言った。彼は「禁止命令のビル・タフト」を非難し、ルーズベルトは「ペテン師、詐欺師およびかたりであり、その進歩的公約と誓約は低くまた全く原則の無い利己主義者と煽動政治家のホラ話」と冷笑した。デブスは、民主党、進歩党、および共和党は皆トラストで資金を稼いでいると言った。その言葉を載せた党の機関紙は、英語で5紙、その他の言語で8紙の日刊紙と英語で262誌、その他の言語で36誌の週刊誌であった。しかし、労働組合の運動は大部分がデブスを拒否し、ウィルソンを支持した。
ルーズベルトは進歩党として活発な全国選挙運動を遂行し、共和党の指名は「盗まれた」と非難した。「新民族主義」の説明書でその改革をまとめ、経済を規制する時の強い連邦政府の役割と、特に非進歩的な判決を下す連邦と州の判事達を監視し、間違った協調を非難し、その判決を撤回することを訴えて回った。ウィルソンは偶々「新自由主義」と呼ばれる政策を支持することになった。この政策は強い政府の代わりに個人主義に多くを基づかせるものだった。タフトは、勝利のチャンスが無いことを察知し、運動は静かなものとなり、判事は選挙で選ばれた役人よりももっと強力である必要性を訴えた。より極端な進歩主義とは分かれて、保守派が共和党をよりしっかりと支配するようにし、特に反トラストと関税の問題について、保守派指導者の多くが自分達の感覚に対してタフトが進歩的過ぎると不信を抱くくらいだった。共和党の動きの大半はルーズベルトを危険な急進派として信用を落とすことに向けられたが、大衆はルーズベルトがその議論に十分買って出られることを知っていた。その結果共和党はアメリカ史上最も手痛い敗北を喫することとなり、逆にルーズベルトの進歩党は20世紀において唯一二大政党よりも多くの票を獲得することとなった。一般選挙でタフトは23%の得票率だったのに対しルーズベルトは27%を得、タフトはわずか8票しか選挙人票を得られず再選を求めた大統領としては最悪の結果になった。ルーズベルトも大統領への返り咲きはならなかったものの、タフトに対い一矢報いることにはなった。
現職副大統領のジェームズ・S・シャーマンが1912年10月30日 一般投票まで1週間もないときに在職のまま死去し、共和党は急遽後継の副大統領候補としてコロンビア大学 学長 のニコラス・バトラー を選出した。バトラーは、シャーマンに投票されるはずだったユタ州 とバーモント州 の選挙人票8票を獲得している。
結果
この選挙には、その年早くにアリゾナ州 とニューメキシコ州 が州昇格を果たしたので、48州が参加した。
大統領選の結果
大統領候補者 出身州
党
得票数
得票率
選挙人得票数
副大統領候補者 出身州
選挙人得票数
ウッドロウ・ウィルソン ニュージャージー
民主党
6,296,284
41.8%
435
トーマス・R・マーシャル インディアナ州
435
セオドア・ルーズベルト ニューヨーク州
進歩党
4,122,721
27.4%
88
ハイラム・ジョンソン カリフォルニア州
88
ウィリアム・タフト オハイオ州
共和党
3,486,242
23.2%
8
ニコラス・バトラー ニューヨーク州
8
ユージーン・デブス インディアナ州
アメリカ社会党
901,551
6.0%
0
エミル・ザイデル ウィスコンシン州
0
ユージン・W・チャフィン イリノイ州
禁酒党
208,156
1.4%
0
アーロン・S・ワトキンス オハイオ州
0
アーサー・E・ライマー マサチューセッツ州
社会主義労働者党
29,324
0.2%
0
オーガスト・ジルハウス ニューヨーク州
0
その他
-
4,556
0.0%
0
-
0
合計
15,048,834
100%
531
-
531
選出必要数
266
-
266
州ごとの結果
[ 4]
ウッドロウ・ウィルソン 民主党
セオドア・ルーズベルト 進歩党
ウィリアム・タフト 共和党
ユージン・V・デブス アメリカ社会党
ユージン・チャフィン 禁酒党
アーサー・ライマー 社会主義労働者党
票差
州計
州
選挙人数
#
%
選挙人数
#
%
選挙人数
#
%
選挙人数
#
%
選挙人数
#
%
選挙人数
#
%
選挙人数
#
%
#
アラバマ州
12
82,438
69.89
12
22,680
19.23
-
9,807
8.31
-
3,029
2.57
-
-
-
-
-
-
-
59,758
50.66
117,959
AL
アリゾナ州
3
10,324
43.52
3
6,949
29.29
-
3,021
12.74
-
3,163
13.33
-
265
1.12
-
-
-
-
3,375
14.23
23,722
AZ
アーカンソー州
9
68,814
55.01
9
21,644
17.30
-
25,585
20.45
-
8,153
6.52
-
908
0.73
-
-
-
-
43,229
34.55
125,104
AR
カリフォルニア州
13
283,436
41.81
2
283,610
41.83
11
3,914
0.58
-
79,201
11.68
-
23,366
3.45
-
-
-
-
-174
-0.03
677,944
CA
コロラド州
6
114,232
42.80
6
72,306
27.09
-
58,386
21.88
-
16,418
6.15
-
5,063
1.90
-
475
0.18
-
41,926
15.71
266,880
CO
コネチカット州
7
74,561
39.16
7
34,129
17.92
-
68,324
35.88
-
10,056
5.28
-
2,068
1.09
-
1,260
0.66
-
6,237
3.28
190,404
CT
デラウェア州
3
22,631
46.48
3
8,886
18.25
-
15,998
32.85
-
556
1.14
-
623
1.28
-
-
-
-
6,633
13.62
48,694
DE
フロリダ州
6
35,343
69.52
6
4,555
8.96
-
4,279
8.42
-
4,806
9.45
-
1,854
3.65
-
-
-
-
30,537
60.07
50,837
FL
ジョージア州
14
93,087
76.63
14
21,985
18.10
-
5,191
4.27
-
1,058
0.87
-
149
0.12
-
-
-
-
71,102
58.53
121,470
GA
アイダホ州
4
33,921
32.08
4
25,527
24.14
-
32,810
31.02
-
11,960
11.31
-
1,536
1.45
-
-
-
-
1,111
1.05
105,754
ID
イリノイ州
29
405,048
35.34
29
386,478
33.72
-
253,593
22.13
-
81,278
7.09
-
15,710
1.37
-
4,066
0.35
-
18,570
1.62
1,146,173
IL
インディアナ州
15
281,890
43.07
15
162,007
24.75
-
151,267
23.11
-
36,931
5.64
-
19,249
2.94
-
3,130
0.48
-
119,883
18.32
654,474
IN
アイオワ州
13
185,325
37.64
13
161,819
32.87
-
119,805
24.33
-
16,967
3.45
-
8,440
1.71
-
-
-
-
23,506
4.77
492,356
IA
カンザス州
10
143,663
39.30
10
120,210
32.88
-
74,845
20.47
-
26,779
7.33
-
-
-
-
-
-
-
23,453
6.42
365,560
KS
ケンタッキー州
13
219,484
48.48
13
101,766
22.48
-
115,510
25.52
-
11,646
2.57
-
3,253
0.72
-
1,055
0.23
-
103,974
22.97
452,714
KY
ルイジアナ州
10
60,871
76.81
10
9,283
11.71
-
3,833
4.84
-
5,261
6.64
-
-
-
-
-
-
-
51,588
65.10
79,248
LA
メイン州
6
51,113
39.43
6
48,495
37.41
-
26,545
20.48
-
2,541
1.96
-
946
0.73
-
-
-
-
2,618
2.02
129,640
ME
メリーランド州
8
112,674
48.57
8
57,789
24.91
-
54,956
23.69
-
3,996
1.72
-
2,244
0.97
-
322
0.14
-
54,885
23.66
231,981
MD
マサチューセッツ州
18
173,408
35.53
18
142,228
29.14
-
155,948
31.95
-
12,616
2.58
-
2,754
0.56
-
1,102
0.23
-
17,460
3.58
488,057
MA
ミシガン州
15
150,751
27.36
-
214,584
38.95
15
152,244
27.63
-
23,211
4.21
-
8,934
1.62
-
1,252
0.23
-
-62,340
-11.31
550,976
MI
ミネソタ州
12
106,426
31.84
-
125,856
37.66
12
64,334
19.25
-
27,505
8.23
-
7,886
2.36
-
2,212
0.66
-
-19,430
-5.81
334,219
MN
ミシシッピ州
10
57,324
88.90
10
3,549
5.50
-
1,560
2.42
-
2,050
3.18
-
-
-
-
-
-
-
53,775
83.39
64,483
MS
ミズーリ州
18
330,746
47.35
18
124,375
17.80
-
207,821
29.75
-
28,466
4.07
-
5,380
0.77
-
1,778
0.25
-
122,925
17.60
698,566
MO
モンタナ州
4
27,941
35.00
4
22,456
28.13
-
18,512
23.19
-
10,885
13.64
-
32
0.04
-
-
-
-
5,485
6.87
79,826
MT
ネブラスカ州
8
109,008
43.69
8
72,681
29.13
-
54,226
21.74
-
10,185
4.08
-
3,383
1.36
-
-
-
-
36,327
14.56
249,483
NE
ネバダ州
3
7,986
39.70
3
5,620
27.94
-
3,196
15.89
-
3,313
16.47
-
-
-
-
-
-
-
2,366
11.76
20,115
NV
ニューハンプシャー州
4
34,724
39.48
4
17,794
20.23
-
32,927
37.43
-
1,981
2.25
-
535
0.61
-
-
-
-
1,797
2.04
87,961
NH
ニュージャージー州
14
178,289
41.20
14
145,410
33.60
-
88,835
20.53
-
15,948
3.69
-
2,936
0.68
-
1,321
0.31
-
32,879
7.60
432,739
NJ
ニューメキシコ州
3
20,437
41.39
3
8,347
16.90
-
17,733
35.91
-
2,859
5.79
-
-
-
-
-
-
-
2,704
5.48
49,376
NM
ニューヨーク州
45
655,573
41.27
45
390,093
24.56
-
455,487
28.68
-
63,434
3.99
-
19,455
1.22
-
4,273
0.27
-
200,086
12.60
1,588,315
NY
ノースカロライナ州
12
144,407
59.24
12
69,135
28.36
-
29,129
11.95
-
987
0.40
-
118
0.05
-
-
-
-
75,272
30.88
243,776
NC
ノースダコタ州
5
29,555
34.14
5
25,726
29.71
-
23,090
26.67
-
6,966
8.05
-
1,243
1.44
-
-
-
-
3,829
4.42
86,580
ND
オハイオ州
24
424,834
40.96
24
229,807
22.16
-
278,168
26.82
-
90,144
8.69
-
11,511
1.11
-
2,630
0.25
-
146,666
14.14
1,037,094
OH
オクラホマ州
10
119,156
46.95
10
-
-
-
90,786
35.77
-
41,674
16.42
-
2,185
0.86
-
-
-
-
28,370
11.18
253,801
OK
オレゴン州
5
47,064
34.34
5
37,600
27.44
-
34,673
25.30
-
13,343
9.74
-
4,360
3.18
-
-
-
-
9,464
6.91
137,040
OR
ペンシルベニア州
38
395,637
32.49
-
444,894
36.53
38
273,360
22.45
-
83,614
6.87
-
19,525
1.60
-
706
0.06
-
-49,257
-4.04
1,217,736
PA
ロードアイランド州
5
30,412
39.04
5
16,878
21.67
-
27,703
35.56
-
2,049
2.63
-
616
0.79
-
236
0.30
-
2,709
3.48
77,894
RI
サウスカロライナ州
9
48,357
95.94
9
1,293
2.57
-
536
1.06
-
164
0.33
-
-
-
-
-
-
-
47,064
93.37
50,405
SC
サウスダコタ州
5
48,942
42.07
-
58,811
50.56
5
-
-
-
4,662
4.01
-
3,910
3.36
-
-
-
-
-9,869
-8.48
116,325
SD
テネシー州
12
133,021
52.80
12
54,041
21.45
-
60,475
24.00
-
3,564
1.41
-
832
0.33
-
-
-
-
72,546
28.80
251,933
TN
テキサス州
20
221,589
72.62
20
28,853
9.46
-
26,755
8.77
-
25,743
8.44
-
1,738
0.57
-
442
0.14
-
192,736
63.17
305,120
TX
ユタ州
4
36,579
32.55
-
24,174
21.51
-
42,100
37.46
4
9,023
8.03
-
-
-
-
510
0.45
-
-5,521
-4.91
112,386
UT
バーモント州
4
15,354
24.43
-
22,132
35.22
-
23,332
37.13
4
928
1.48
-
1,095
1.74
-
-
-
-
-1,200
-1.91
62,841
VT
バージニア州
12
90,332
65.95
12
21,776
15.90
-
23,288
17.00
-
820
0.60
-
709
0.52
-
50
0.04
-
67,044
48.95
136,975
VA
ワシントン州
7
86,840
26.90
-
113,698
35.22
7
70,445
21.82
-
40,134
12.43
-
9,810
3.04
-
1,872
0.58
-
-26,858
-8.32
322,799
WA
ウェストバージニア州
8
113,197
42.11
8
79,112
29.43
-
56,754
21.11
-
15,248
5.67
-
4,517
1.68
-
-
-
-
34,085
12.68
268,828
WV
ウィスコンシン州
13
164,230
41.06
13
62,448
15.61
-
130,596
32.65
-
33,476
8.37
-
8,584
2.15
-
632
0.16
-
33,634
8.41
399,975
WI
ワイオミング州
3
15,310
36.20
3
9,232
21.83
-
14,560
34.42
-
2,760
6.53
-
434
1.03
-
-
-
-
750
1.77
42,296
WY
合計:
531
6,296,284
41.84
435
4,122,721
27.40
88
3,486,242
23.17
8
901,551
5.99
-
208,156
1.38
-
29,324
0.19
-
2,173,563
14.44
15,048,834
US
接戦だった州
青字は民主党、赤字は共和党、薄緑字は進歩党が勝利したことを示す。数字は得票率の差。
得票率差1%未満 (選挙人数13):
カリフォルニア州 , 0.03%
得票率差1%以上5%未満 (選挙人数142):
アイダホ州 , 1.05%
イリノイ州 , 1.62%
ワイオミング州 , 1.77%
バーモント州 , 1.91%
メイン州 , 2.02%
ニューハンプシャー州 , 2.04%
コネチカット州 , 3.28%
ロードアイランド州 , 3.48%
マサチューセッツ州 , 3.58%
ペンシルベニア州 , 4.04%
ノースダコタ州 , 4.42%
アイオワ州 , 4.77%
ユタ州 , 4.91%
得票率差5%以上10%未満 (選挙人数73):
ニューメキシコ州 , 5.48%
ミネソタ州 , 5.81%
カンザス州 , 6.42%
モンタナ州 , 6.87%
オレゴン州 , 6.91%
ニュージャージー州 , 7.60%
ワシントン州 , 8.32%
ウィスコンシン州 , 8.41%
サウスダコタ州 , 8.48%
その後
ブル・ムース党は信頼される第3の政党になることができず、力を失って終わった。その候補者は1914年 の選挙でも結果は芳しくなかった。1916年 には消滅し、ルーズベルトに従った大半の党員は共和党に復党した。しかし、タフトの保守派が1912年以後も党と綱領を支配し、ハロルド・L・イケス のような進歩派数人は、より革新的な民主党に鞍替えした。
1912年の選挙は、ロバート・カウリーによって編集された『そのとき歴史が変わっていれば』(What If? 2)シリーズで、ジョン・ルカクスによるもう1つの歴史、『1912年、セオドア・ルーズベルトの選挙』で話題にされた。
脚注
参考文献
Chace, James (2004). 1912: Wilson, Roosevelt, Taft, and Debs—The Election That Changed the Country . Simon and Schuster. ISBN 0-7432-0394-1
Cooper, John Milton, Jr. (1983). The Warrior and the Priest: Woodrow Wilson and Theodore Roosevelt
Ira Kipnis, The American Socialist Movement, 1897-1912 1952.
Link, Arthur C. (1956). Wilson: Volume 1, The Road to the White House
Morgan, H. Wayne (1962). Eugene V. Debs: Socialist for President . Syracuse University Press. http://www.questia.com/PM.qst?a=o&d=7935245
Mowry, George E. (1946). Theodore Roosevelt and the Progressive Movement
Wilensky, Norman N. (1965). Conservatives in the Progressive Era: The Taft Republicans of 1912
一次史料
Wilson, Woodrow (1956). John Wells Davidson, ed.. ed. A Crossroads of Freedom, the 1912 Campaign Speeches
外部リンク
本選 予備選
用語 関連項目 その他
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