2005年のマレーシアグランプリ (ロードレース)

  2005年のマレーシアグランプリ

レース詳細
2005年のロードレース世界選手権 全17戦中第13戦
決勝日	2005年9月25日
開催地	セパン・インターナショナル・サーキット
開催コース	常設サーキット 5.543km
MotoGP
ポールポジション ファステストラップ ロリス・カピロッシ ニッキー・ヘイデン 2:01.731 2:02.993 表彰台 1. ロリス・カピロッシ 2. バレンティーノ・ロッシ 3. カルロス・チェカ
250 cc
ポールポジション ファステストラップ 青山博一 ケーシー・ストーナー 2:07.860 2:08.853 表彰台 1. ケーシー・ストーナー 2. アレックス・デ・アンジェリス 3. セバスチャン・ポルト
125 cc
ポールポジション ファステストラップ トーマス・ルティ ガボール・タルマクシ 2:14.546 2:14.839 表彰台 1. トーマス・ルティ 2. ミカ・カリオ 3. マティア・パシーニ

2005年のマレーシアグランプリは、ロードレース世界選手権の2005年シーズン第13戦として、9月23日から25日までマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催された。

125ccクラス決勝では、ポイントリーダーのトーマス・ルティがランキング2位のミカ・カリオの追撃を僅か0.002秒差で抑えきり、シーズン3勝目を挙げた。これで両者のポイント差は8となった。ランキング3位のガボール・タルマクシはトップから50ポイント以上離されたため、現実的なタイトル獲得の可能性はルティとカリオの2人に絞られることとなった^[1]。

250ccクラスでは、ランキング2位のケーシー・ストーナーが独走でシーズン3勝目を挙げた。一方ポイントリーダーのダニ・ペドロサはシーズン初の転倒リタイヤに終わり、両者のギャップは一気に詰まって38ポイントとなった^[2]。

今回バレンティーノ・ロッシのタイトル獲得が懸かっていたMotoGPクラスでは、ロリス・カピロッシがポール・トゥ・フィニッシュで2戦連続となる勝利を遂げた。ロッシは2位に入ってチャンプ確定、最高峰クラス5年連続制覇の偉業を達成した。125cc、250ccクラスも含めると7度目の世界タイトル獲得となったロッシはウィニングラップ中にマシンを止め、白雪姫と7人の小人たちの格好をしたファンクラブメンバーたちと喜びを分かち合った^[3]。

ロッシの圧倒的な強さにより、4戦も残して最高峰クラスのチャンプ争いは終結したが、このあとランキング2位の座を巡って熾烈な争いが展開されることとなる。このラウンド終了時点でマックス・ビアッジが159ポイント、カピロッシが142ポイント、コーリン・エドワーズが139ポイント、マルコ・メランドリが137ポイント、ニッキー・ヘイデンが134ポイントと、非常に多くのライダーが僅差でひしめき合う状況となっていた^[4]。

順位	ライダー	マニュファクチャラー	タイム/リタイヤ	グリッド	ポイント
1	ロリス・カピロッシ	ドゥカティ	43:27.523	1	25
2	バレンティーノ・ロッシ	ヤマハ	+1.999	7	20
3	カルロス・チェカ	ドゥカティ	+2.069	8	16
4	ニッキー・ヘイデン	ホンダ	+9.227	6	13
5	マルコ・メランドリ	ホンダ	+15.886	9	11
6	マックス・ビアッジ	ホンダ	+16.826	12	10
7	ケニー・ロバーツJr.	スズキ	+17.249	5	9
8	アレックス・バロス	ホンダ	+18.221	11	8
9	ジョン・ホプキンス	スズキ	+20.125	3	7
10	コーリン・エドワーズ	ヤマハ	+22.275	10	6
11	トニ・エリアス	ヤマハ	+29.856	14	5
12	玉田誠	ホンダ	+51.672	15	4
13	ロベルト・ロルフォ	ドゥカティ	+1:05.365	17	3
14	シェーン・バーン	ホンダ	+1:19.106	18	2
15	ルーベン・チャウス	ヤマハ	+1:19.356	16	1
16	フランコ・バッタイーニ	ブラータ	+1:55.882	19
Ret	ジェームス・エリソン	ブラータ	棄権	20
Ret	オリビエ・ジャック	カワサキ	棄権	13
Ret	中野真矢	カワサキ	棄権	4
Ret	セテ・ジベルナウ	ホンダ	棄権	2

順位	ライダー	マニュファクチャラー	タイム/リタイヤ	グリッド	ポイント
1	ケーシー・ストーナー	アプリリア	43:23.138	4	25
2	アレックス・デ・アンジェリス	アプリリア	+3.133	3	20
3	セバスチャン・ポルト	アプリリア	+4.111	5	16
4	ランディ・ド・プニエ	アプリリア	+7.569	7	13
5	青山博一	ホンダ	+10.109	1	11
6	エクトル・バルベラ	ホンダ	+26.123	8	10
7	高橋裕紀	ホンダ	+27.301	18	9
8	ロベルト・ロカテリ	アプリリア	+28.006	14	8
9	シルバン・ギュントーリ	アプリリア	+59.478	9	7
10	関口太郎	アプリリア	+59.579	23	6
11	デューク・ヘイドルフ	ホンダ	+1:01.437	15	5
12	チャズ・デイビス	アプリリア	+1:04.004	20	4
13	ミルコ・ジャンサンティ	アプリリア	+1:04.803	21	3
14	スティーブ・イェンクナー	アプリリア	+1:12.500	22	2
15	マルティン・カルデナス	アプリリア	+1:21.073	24	1
16	エルワン・ナイゴン	アプリリア	+1:31.925	25
17	Mathieu Gines	アプリリア	+1:51.975	26
18	Nicklas Cajback	ヤマハ	+1 Lap	28
19	ヤコブ・シュムルツ	ホンダ	+1 Lap	13
Ret	シモーネ・コルシ	アプリリア	棄権	10
Ret	アレックス・バルドリーニ	アプリリア	棄権	19
Ret	アルノー・ヴァンサン	ファンティック	棄権	27
Ret	ダニ・ペドロサ	ホンダ	棄権	2
Ret	アンソニー・ウエスト	KTM	棄権	17
Ret	アンドレア・バレリーニ	アプリリア	棄権	11
Ret	アンドレア・ドヴィツィオーゾ	ホンダ	棄権	6
Ret	アレックス・デボン	ホンダ	棄権	12
Ret	ラドミル・ロウス	ホンダ	棄権	16

順位	ライダー	マニュファクチャラー	タイム/リタイヤ	グリッド	ポイント
1	トーマス・ルティ	ホンダ	43:02.214	1	25
2	ミカ・カリオ	KTM	+0.002	4	20
3	マティア・パシーニ	アプリリア	+9.684	2	16
4	エクトル・ファウベル	アプリリア	+9.709	9	13
5	ガボール・タルマクシ	KTM	+9.892	3	11
6	フリアン・シモン	KTM	+11.936	8	10
7	ファブリツィオ・ライ	ホンダ	+19.632	13	9
8	マヌエル・ポジャーリ	ジレラ	+19.755	7	8
9	マルコ・シモンチェリ	アプリリア	+19.967	5	7
10	小山知良	ホンダ	+20.071	11	6
11	マイク・ディ・メッリオ	ホンダ	+20.158	10	5
12	ルーカス・ペセック	デルビ	+20.427	6	4
13	パブロ・ニエト	デルビ	+21.178	23	3
14	アレックス・マスボー	ホンダ	+24.199	15	2
15	アレックス・エスパルガロ	ホンダ	+24.266	14	1
16	セルヒオ・ガデア	アプリリア	+24.481	18
17	ホアン・オリベ	アプリリア	+24.615	12
18	アンドレア・イアンノーネ	アプリリア	+48.038	24
19	エンリケ・ヘレス	デルビ	+48.157	17
20	ロレンツォ・ザネッティ	アプリリア	+49.093	19
21	サンドロ・コルテセ	ホンダ	+49.207	22
22	イムレ・トス	アプリリア	+1:02.994	26
23	ダリオ・ギウセペッティ	アプリリア	+1:03.000	25
24	マヌエル・エルナンデス	アプリリア	+1:03.756	21
25	マテオ・トゥネス	アプリリア	+1:11.588	31
26	アルバロ・バウティスタ	ホンダ	+1:20.152	20
27	David Bonache	ホンダ	+1:23.094	29
28	ジョルディ・カルチャノ	アプリリア	+1:32.733	28
29	張煒安	ホンダ	+1:47.362	37
30	サッシャ・ホンメル	マラグーティ	+1:47.672	35
31	ドニ・タタ・プラディタ	ヤマハ	+2:20.854	36
Ret	葛原稔永	ホンダ	棄権	27
Ret	ミケーレ・ピロ	マラグーティ	棄権	30
Ret	フェデェリコ・サンディ	ホンダ	棄権	34
Ret	ラファエレ・デ・ロサ	アプリリア	棄権	16
Ret	ヴァンサン・ブライヤール	アプリリア	棄権	32
Ret	カレル・アブラハム	アプリリア	棄権	33

ウィキメディア・コモンズには、2005年のマレーシアグランプリ (ロードレース)に関連するカテゴリがあります。

• “MotoGP official website”. 2011年1月27日閲覧。

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