2008年北京オリンピックのサッカー競技・女子(2008ねんペキンオリンピックのサッカーきょうぎ じょし)は、北京とほか4都市で2008年8月6日から21日まで行われた。開催国の中国と各大陸予選を通過した11チーム、合わせて12チームが争う。
出場国
UEFA所属チームの出場条件
ヨーロッパ(UEFA)予選は2007 FIFA女子ワールドカップが兼ね、UEFA所属チームのうち成績上位3チームが本大会に出場する。ただし以下の条件を設ける[1]。
- イングランドは出場資格がないため、同チームを除外した順位によって決定する[注 1]。
- 準々決勝敗退のチームは試合内容にかかわらずすべて同順位と扱い、またグループリーグ敗退のチームも試合内容にかかわらずすべて同順位と扱う。この扱いのために、もし上位3チームをちょうど選べない場合は、プレーオフを行って出場チームを決定する。
ワールドカップの結果、ドイツ(優勝)とノルウェー(4位)がオリンピック出場権を獲得し、スウェーデンとデンマーク(ともにグループリーグ敗退)でプレーオフ(ホーム・アンド・アウェー方式)が実施された。結果、スウェーデンが勝利しオリンピック出場権を得た。
プレーオフ
2試合合計 7-3 でスウェーデンがオリンピック出場
大陸間プレーオフ
CONMEBOL予選2位チーム(ブラジル)とCAF予選2位チーム(ガーナ)による大陸間プレーオフ(中立地での一発勝負)を実施。ブラジルが勝利しオリンピック出場権を得た。
会場
開催地である北京のほか、4都市で開催された。:
組み合わせ抽選
ポット分けとは別に第1シードが設けられ、第1シード国同士が対戦しないように、考慮して抽選が行われる。また、同じ地域連盟加盟国同士は対戦しない。オリンピック女子サッカーは女子A代表(年齢制限なしのその国最強の代表)の大会の為、第1シードは開催国の中国とFIFA女子ランキング上位2か国のアメリカとドイツの3ヵ国となった。
ポット1: アジア
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ポット2: 北米・アフリカ
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ポット3: ヨーロッパ
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ポット4: 南アメリカ・オセアニア
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グループステージ
グループE、F、Gの上位2チームと各グループの3位グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出する。
以下の日時は全て現地時間(中国標準時(UTC+8))。
グループE
グループF
順
|
チーム
|
試
|
勝
|
分
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
点
|
出場権
|
1
|
ブラジル
|
3
|
2
|
1
|
0
|
5
|
2
|
+3
|
7
|
決勝トーナメントに進出
|
2
|
ドイツ
|
3
|
2
|
1
|
0
|
2
|
0
|
+2
|
7
|
3
|
北朝鮮
|
3
|
1
|
0
|
2
|
2
|
3
|
−1
|
3
|
|
4
|
ナイジェリア
|
3
|
0
|
0
|
3
|
1
|
5
|
−4
|
0
|
グループG
各組3位チーム
順
|
グ
|
チーム
|
試
|
勝
|
分
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
点
|
出場権
|
1
|
G
|
日本
|
3
|
1
|
1
|
1
|
7
|
4
|
+3
|
4
|
決勝トーナメントに進出
|
2
|
E
|
カナダ
|
3
|
1
|
1
|
1
|
4
|
4
|
0
|
4
|
3
|
F
|
北朝鮮
|
3
|
1
|
0
|
2
|
2
|
3
|
−1
|
3
|
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出典:
決勝トーナメント
準々決勝
準決勝
3位決定戦
決勝
優勝国
2008年北京オリンピック 女子サッカー競技優勝国
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 アメリカ合衆国 2大会連続3回目
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最終結果
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク