『4』(4、または、Foreigner 4)は、イギリス人とアメリカ人からなるロック・バンド、フォリナーによる4枚目のスタジオ・アルバムで、アトランティック・レコードから1981年にリリースされた。
このアルバムは、ビルボードのアルバム・チャートで10週にわたって1位を記録。結局、アメリカのみで700万枚以上を売り上げることとなった。
背景と作曲
このアルバムは、もともと「サイレント・パートナーズ (Silent Partners)」というタイトルであり、後に「4」に変更された。1981年、有名なアートスタジオ、ヒプノシスは、このオリジナル・タイトルでのカバー・デザインを依頼され、ぼかしのかかった双眼鏡を持つベッドの若い男の、ブラック&ホワイトの画像を開発した。この完成したデザインは、メンバーが「かなり同性愛的」だと感じたため、断られた[2]。『4』の代わりのカバーは、ボブ・デフリンによってデザインされ、古い投影機がもととなった。ヒプノシスは、レコードレーベルと共にクレジットされた。
このアルバムは、『ヘッド・ゲームス』の頃に制作が始まり、バンドのハードロックへの転換が完了した作品である。イアン・マクドナルドとアル・グリーンウッドは、『4』の収録途中にバンドを脱退した。そのため、本作の曲のすべては、ミック・ジョーンズとルー・グラムによって制作されている。マクドナルドとグリーンウッドは、サクソフォーンとキーボードをそれぞれ演奏していたため、数人のセッション・ミュージシャンが必要とされ、「アージェント」のブリッジでサクソフォーンを演奏するジュニア・ウォーカーや、後にソロとして活動する若いトーマス・ドルビーらが参加した。アルバム・タイトルは4人編成になったバンドが発表する4作目の作品という意味でつけられた。
収録曲
パーソネル
フォリナー
アディショナル・ミュージシャン
プロダクション
- プロデュース - ロバート・ジョン・"マット"・ラング、ミック・ジョーンズ
- レコーディング、エンジニア - デイヴ・ウィトマン(チーフ・エンジニア)、トニー・プラット(ベーシック・トラック)
- セカンド・エンジニア - ブラッド・サミュエルソン
- アシスタント・エンジニア - エドウィン・ホブグッド、マイケル・ソバージュ
- マスター - ジョージ・マリオ
チャート
アルバム
シングル
※アメリカ・ビルボード
年
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シングル
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チャート
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最高位
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1981
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ジューク・ボックス・ヒーロー
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メインストリーム・ロック
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3
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ナイト・ライフ
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メインストリーム・ロック
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14
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アージェント
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クラブ・プレイ・シングルス
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32
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メインストリーム・ロック
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1
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ポップ・シングルス
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4
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ガール・ライク・ユー
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アダルト・コンテンポラリー
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5
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メインストリーム・ロック
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1
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ポップ・シングルス
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2
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1982
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ブレーク・イット・アップ
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ポップ・シングルス
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26
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ジューク・ボックス・ヒーロー
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ポップ・シングルス
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26
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ルアンヌ
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ポップ・シングルス
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75
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認定
脚注
注釈
出典
外部リンク
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スタジオ・アルバム | |
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コンピレーション・アルバム | |
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ライブ・アルバム |
クラシック・ヒッツ・ライヴ | Extended Versions | Can't Slow Down ... When It's Live!
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シングル | |
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関連項目 | |
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