JR九州フードサービス
JR九州フードサービス株式会社(ジェイアールきゅうしゅうフードサービス)は、九州旅客鉄道(JR九州)の子会社。主に自社ブランドの飲食店経営を行う。 概要JR九州における外食産業の中核企業として、居食屋形態・麺食事業・専門店事業(フランチャイズ事業含む)を行っている。2024年5月現在、60店舗を運営している。このほか、ななつ星 in 九州の車内食等の調理を行う「ななつ星調理室」を設置している[2]。JR九州の外食事業の源流は国鉄民営化により発生した余剰人員対策として、駅構内のうどん店や空きスペースをもとに経営多角化を図った「本社外食事業部」であり[3]、外食事業経営安定化にあたってはJR九州の歴代社長(石井幸孝、田中浩二、唐池恒二)が深く関与している[3]。 事業参入当初は8億円の赤字を計上していたが、唐池の改革により3年で黒字化された[3]。1996年(平成8年)に本社外食事業部が独立分社化し、JR九州フードサービスが設立された。唐池は同社に出向し、初代社長となった[3]。唐池の本社復帰後、赤字に転落するが、2000年(平成12年)に当時JR九州社長だった田中は唐池を再度JR九州フードサービス社長として出向させて黒字に戻した[3]。余剰人員対策だった外食事業は、現在ではグループ売り上げの5%を占める事業となったという[3]。 2017年にJR九州グループの分鉄開発を吸収合併し、同社のフランチャイズ店舗事業などを引き継いだ。その際、分鉄開発の所有していた宿泊施設「竹と椿のお宿 花べっぷ」をJR九州ホテルズが継承した。 また、中国に現地法人「上海JR九州フードサービス(上海捷尓餐飲管理有限公司)」を設立し[4][5]、上海に5店舗を展開[5]。食を通じて九州へのインバウンドの誘致に連動させるしくみの構築を狙っている[4]。 主な飲食店形態居食屋事業
麺食事業
専門店事業など(フランチャイズ含)
脚注
参考文献関連項目外部リンク |
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