JR九州サービスサポート
JR九州サービスサポート株式会社(ジェイアールきゅうしゅうサービスサポート)は、JR九州所有の鉄道車両・駅ビル等の清掃業務及び福岡市高速鉄道(福岡市交通局)の委託駅駅務管理等の受託業務を行う九州旅客鉄道のグループ企業である。 2018年7月1日にJR九州メンテナンスの清掃部門を存続会社として、JR九州鉄道営業を吸収合併し、設立された[1]。 概要駅収受部門(旧JR九州鉄道営業)企業設立は1988年(昭和63年)2月18日である。国鉄分割民営化に伴い、日本国有鉄道(国鉄)時代に主に駅業務を受託していた日本交通観光社から、九州地区における業務(筑肥線及び大分地区を除く)の移譲を受け株式会社九州交通企画として設立した。九州旅客鉄道(JR九州)が100%出資する同社の子会社であった。 1998年4月1日付で、九鉄開発株式会社(当時の九州交通企画と同種の受託業務を行っていた企業。筑肥線の委託駅駅務、旧足立駅跡地の用地管理等を受託[2])と合併し、2012年4月1日付[3]で商号をJR九州鉄道営業株式会社に変更した。JR九州鉄道営業がJRの業務を受託していた各駅には、各駅に「駅長」が配属されていた。国鉄、JR退職者で当務駅長の資格を持つ者、助役、駅長経験者がJR九州鉄道営業に出向、もしくは再雇用されて「駅長」として営業業務に当たっていた。制服、制帽すべてJR九州のものに準じていた。 車掌業務においては、JR九州の車掌職社員の定年退職者を駅業務に限定せず車内改札要員としてJR九州鉄道営業が雇用し、優等列車自由席の車内改札を行っていた。 2015年3月14日から香椎線などに導入された「Smart Support Station」におけるANSWERシステムのオペレーターとサポートスタッフの業務を受託している。2017年3月4日から筑豊本線若松駅~直方駅間でも同システムが導入されているが、若松駅、中間駅については朝の通勤、通学時間帯は駅員を配置していた。 JR九州サービスサポートの発足後も、駅受託業務、車内改札業務、「ANSWERシステム」のオペレーターとサポートスタッフの業務を引き継いでいる。制服、制帽もJR九州に準じたものを引き続き使用している。 なお、JR九州鉄道営業では2011年より熊本県内で農業事業に参入していたが[4]、2015年にJR九州グループ内の農業事業をJR九州ファームに一本化するため、存続会社となるJR九州ファーム大分へ事業譲渡した[4]。 2023年9月30日で駅業務のサービスサポートは本社直轄となったため、JR九州の駅業務受託は終了した。 2025年4月1日にリネンサプライ業を行うJR九州リネン株式会社を吸収合併した。 業務は以下のとおりである。
不祥事2019年に福岡空港駅の駅員が、拾得した1日乗車券を融通しあい不正に利用した事案が発生している[5]。 駅業務受託
福岡市地下鉄の一部駅の業務を受託している。2023年10月までJR九州の以下の駅(一部のみ記載)を委託していた。
脚注
関連項目
外部リンク |
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