Re:animation
Re:animation(リ・アニメーション)は、株式会社リアニメーションが開催していたアニメソングなどのアニメやゲーム関連音楽およびテクノ・ハウスなどを中心としたダンスミュージックのDJイベントである。通称は「リアニ」[3]。第12回は第1回からの東京都内ではなく山梨県上野原市の桂川河川敷にて開催された。 本稿では、企画・制作を担当していた株式会社リアニメーションについても記述する。 概要2005年に『交響詩篇エウレカセブン』および『コードギアス 反逆のルルーシュ』のファンがmixiで参加者を募ったオフ会が発祥とされ[4][5][1]、当初はDVD上映やカラオケで盛り上がった事をきっかけにエウレカセブンの楽曲や同作のモチーフとなった作品・楽曲を取り上げた音楽イベント「GEKKO NIGHT」を2006年2月に開催しテクノミュージックやハウスミュージック等も取り扱い以後5年間開催された[1][4]。その後次第に参加者人数が増えて行くうちに、その中から「野外でもやりたい」という声がきっかけで、現在のイベントの原型が作られていった[5][4]。 2010年に旧新宿コマ劇場前「歌舞伎町シネシティ広場」での野外DJイベントとして第1回を開催し[3]、Ustreamでのライブ配信は8000を超える視聴総数を記録し配信視聴者が現地に足を運びTwitterで拡散され全世界に発信された[1]。その後同跡地の再開発計画に伴い、2013年から2015年は舞台を中野駅前に移転した[6]。 その後2016年は新宿歌舞伎町、2017年はお台場海浜公園と都内各地で開催されていたが、2020年東京オリンピック大会の開催に伴いお台場海浜公園など都内での開催が困難となったことから2018年に行われた第12回は山梨県上野原市での開催となった。 当初は入場無料で開催資金はクラウドファンディングを活用し調達し出資者には優先入場券・鑑賞エリアの提供や横断幕等のサービスを提供し運営側と参加者側の距離を近づける趣向と取り入れ、一方でアイドルマスターやヒゲドライバー等の人気アーティストの起用も行いメジャーコンテンツとの関係性も強めた[1]。 地元行政と街組織と連携を取りながら発展的に継続的に開催されている、極めて異色のイベントとされた[3]。 合同会社アクペリエンスは2017年7月3日に株式会社へ改組されたと同時に、株式会社リアニメーションへ商号変更。一時期株式会社SKIYAKIの連結子会社となっていたが、2019年1月に資本関係を解消している[7]。2019年8月には本社を中野区から世田谷区へ移転した。 コロナウイルス感染拡大の影響でイベントが相次いで中止となったことに伴い株式会社リアニメーションは事業環境が悪化。「破産の準備に入っている」との噂を受け、Re:animation公式Twitterは2020年5月29日、株式会社リアニメーションが破産を視野に入れていることを認めた[8]。株式会社リアニメーションは、2020年10月28日に東京地方裁判所から破産手続開始の決定を受けた[2][7][8]。これにより、イベント自体も終了となった。 株式会社リアニメーションは、2021年4月19日に法人格が消滅した。 開催データ
脚注
外部リンク
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