Summer Tour 2016 (ウィーザーとパニック!アット・ザ・ディスコのコンサート・ツアー)

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	本ツアーのポスター

Summer Tour 2016
ウィーザーとパニック!アット・ザ・ディスコのツアー
関連アルバム	『ウィーザー（ホワイト・アルバム）（英語版）』; 『ある独身男の死』;
初日	2016年6月10日
最終日	2016年8月6日
行程	1
公演数	42
ウィーザーツアー年表
パニック!アット・ザ・ディスコツアー年表

Summer Tour 2016（サマー・ツアー・トゥエンティシックスティーン）は、アメリカ合衆国のロックバンドであるウィーザーとパニック!アット・ザ・ディスコの共同名義によるコンサート・ツアー。それぞれのアルバム『ウィーザー（ホワイト・アルバム）（英語版）』と『ある独身男の死』の発売に伴うツアーであり、2016年6月から8月に42公演にわたって開催された^[1]^[2]。パニック!アット・ザ・ディスコにとっては、ブレンドン・ユーリーのソロプロジェクトへの移行後では初のツアーとなった^[3]。

経緯

2016年1月14日、パニック!アット・ザ・ディスコがアルバム『ある独身男の死』の発売^{[注 1]}に伴い、ウィーザーとの共同ヘッドライニング・ツアーを開催することを発表^[1]。ウィーザーとのツアーについて、ユーリーは「まるで子供のころの夢がかなったようなことだ」と語っている^[6]。ユーリーによれば、かねてよりウィーザーとのツアーを構想していたが、事務所側によって幾度となく却下されていた。このことについてユーリーは「この時点であまりにもめちゃくちゃイカれた話をしているんだ。なぜなら自分自身に火を放ったりとか、たくさんおかしなことを提案したんだから」と語っている^[3]。

オープニング・アクトはアンドリュー・マクマホン・イン・ザ・ウィルダネス^[7]、スイミング・ウィズ・ベアーズ^{[注 2]}、アトラス・ジーニアス（英語版）^{[注 3]}が務めた。また、ツアー中にはパニック!アット・ザ・ディスコの公式YouTubeチャンネルで舞台裏の様子などを収めたドキュメンタリー映像が公開された^[12]。

評価

日刊紙『テネシアン（英語版）』のデイヴ・ポールソンは、ナッシュビル公演のレビューで「ウィーザーとパニック!アット・ザ・ディスコはナッシュビルに懐かしくて、新しいサウンドをもたらした」と評した^[13]。

日刊紙『アリゾナ・リパブリック』のエド・マスリーは、フェニックス公演のレビューで肯定的な見解を示し、「公演における最大の名演」としてパニック!アット・ザ・ディスコが披露した「ボヘミアン・ラプソディ」のカバーを挙げた^[14]。

セットリスト

以下、2016年7月2日のPNCバンク・アーツ・センター（英語版）でのホルムデル（英語版）公演でのセットリストを記す^[15]。

ウィーザー

本編

カリフォルニア・キッズ（英語版）
ハッシュ・パイプ（英語版）
マイ・ネーム・イズ・ジョナス（英語版）
アイ・ウォント・ユー・トゥ（英語版）
ジャックド・アップ（英語版）
ポーク・アンド・ビーンズ（英語版）
L.A.ガールズ（英語版）
パーフェクト・シチュエーション（英語版）
サンク・ゴッド・フォー・ガールズ（英語版）
ビバリー・ヒルズ（英語版）
ドープ・ノーズ（英語版） / バック・トゥ・ザ・シャック（英語版） / キープ・フィッシン（英語版） / ザ・グッド・ライフ（英語版）
サーフ・ワックス・アメリカ
アンダン〜ザ・スウェター・ソング（英語版）
キング・オブ・ザ・ワールド（英語版） / オンリー・イン・ドリームスド（英語版）
アイランド・イン・ザ・サン（英語版）
セイ・イット・エイント・ソー（英語版）
エル・スコルチョ（英語版）

アンコール

バディ・ホリー（英語版）

パニック!アット・ザ・ディスコ

備考

「狂気＝天才」の演奏中では、ユーリーとダン・パウロヴィッチによるドラムバトルが行われた^[15]。
ツアー最終日である8月6日のアーバイン公演では、前年に脱退したドラマーのスペンサー・スミスが「ディス・イズ・ゴスペル」の曲紹介中にサプライズで登場し、ユーリーにギターを手渡すという一幕があった^[16]。

ツアー日程

日付	都市	国	会場
2016年6月10日	ザ・ウッドランズ	アメリカ合衆国	シンシア・ウッズ・ミッチェル・パビリオン（英語版）
2016年6月11日	コーパス・クリスティ		オールド・コンクリート・ストリート・アンフィシアター
2016年6月12日	ニューオーリンズ		ボールド・スフィア・ミュージック（英語版）
2016年6月14日	マイアミ		クリプシュ・アンフィシアター（英語版）
2016年6月15日	タンパ		ミッドフロリダ・クレジット・ユニオン・アンフィシアター（英語版）
2016年6月16日	アトランタ		レイクウッド・アンフィシアター（英語版）
2016年6月19日	チャールストン		ボルボ・カー・スタジアム（英語版）
2016年6月20日	シャーロット		PNCミュージック・パビリオン（英語版）
2016年6月21日	ローリー		コースタル・クレジット・ユニオン・ミュージック・パーク（英語版）
2016年6月22日	バージニアビーチ		ベテランズ・ユナイテッド・ホーム・ローンズ・アンフィシアター（英語版）
2016年6月24日	ブリストウ（英語版）		ジフィー・ルーベ・ライブ（英語版）
2016年6月25日	ポープウェル（英語版）		CB-MSパフォーミング・アーツ・センター（英語版）
2016年6月26日^{[注 4]}	スクラントン		ザ・パビリオン・アット・モンタージュ・マウンテン（英語版）
2016年6月28日	ギルフォード（英語版）		バンク・オブ・ニューハンプシャー・パビリオン（英語版）
2016年6月30日	ワンタフ（英語版）		ニコン・アット・ジョーンズ・ビーチ・シアター（英語版）
2016年7月1日	マンスフィールド（英語版）		エクスフィニティ・センター（英語版）
2016年7月2日	ホルムデル（英語版）		PNCバンク・アーツ・センター（英語版）
2016年7月3日^{[注 5]}	ピッツバーグ		ステージAE（英語版）
2016年7月5日	カムデン		BB&Tパビリオン（英語版）
2016年7月6日	トロント	カナダ	モルソン・カナディアン・アンフィシアター（英語版）
2016年7月8日	クラークストン（英語版）	アメリカ合衆国	DTEエナジー・ミュージック・シアター（英語版）
2016年7月9日^{[注 6]}	ミルウォーキー		マーカス・アンフィシアター（英語版）
2016年7月10日	ティンリーパーク		ハリウッド・カジノ・アンフィシアター（英語版）
2016年7月12日	ノーブルズビル		クリプシュ・ミュージック・センター（英語版）
2016年7月13日	ナッシュビル		アセンド・アンフィシアター（英語版）
2016年7月15日	ダラス		ジイエクサ・エナジー・パビリオン（英語版）
2016年7月16日	オクラホマシティ		オクラホマ・ズー・アンフィシアター（英語版）
2016年7月17日	ロジャーズ		ウォルマート・アーカンソー・ミュージック・パビリオン（英語版）
2016年7月19日	メアリーランド・ハイツ（英語版）		ハリウッド・カジノ・アンフィシアター（英語版）
2016年7月20日	カンザスシティ		スターライト・シアター（英語版）
2016年7月22日^{[注 7]}	ブランドン（英語版）		バッドランズ・モーター・スピードウェイ（英語版）
2016年7月23日	カウンシルブラフス		スティア・コサート・コーヴ（英語版）
2016年7月24日	グリーンウッドビレッジ		フィドラーズ・グリーン・アンフィシアター（英語版）
2016年7月26日	ウェストバレーシティ		USANAアンフィシアター（英語版）
2016年7月28日	バーナビー	カナダ	フェスティバル・ローン（英語版）
2016年7月29日	レドモンド	アメリカ合衆国	メリーモア・パーク・コンサート・ベニュー（英語版）
2016年7月30日	トラウトデール（英語版）		マクメナミンズ・エッジフィールド・アンフィシアター（英語版）
2016年7月31日	マウンテンビュー		シュアライン・アンフィシアター（英語版）
2016年8月2日	フェニックス		AK＝チン・パビリオン（英語版）
2016年8月3日	チュラビスタ		スリープ・トレイン・アンフィシアター（英語版）
2016年8月5日	サンタバーバラ		サンタバーバラ・ボウル（英語版）
2016年8月6日	アーバイン		アーバイン・メドーズ・アンフィシアター（英語版）

興行収入

会場	都市	チケット販売数 / 定員	総収益
ボルボ・カーズ・スタジアム	チャールストン	7,206 / 7,549（95%）	$318,732^[21]
バンク・オブ・ニューハンプシャー・パビリオン	ギルフォード	6,317 / 7,843 (81%)	$291,477^[22]
エクスフィニティ・センター	マンスフィールド	18,589 / 19,887 (93%)	$487,517^[23]
PNCバンク・アーツ・センター	ホルムデル・タウンシップ	16,641 / 16,933 (98%)	$515,438^[23]
BB&Tパビリオン	カムデン	18,249 / 25,445 (72%)	$513,150^[23]
DTEエナジー・ミュージック・シアター	クラークストン	14,929 / 15,192 (98%)	$438,102^[23]
ハリウッド・カジノ・アンフィシアター	ティンリーパーク	24,610 / 28,630 (86%)	$714,624^[23]
クリプシュ・ミュージック・センター	ノーブルズビル	19,334 / 21,260 (91%)	$481,086^[23]
ジイエクサ・エナジー・パビリオン	ダラス	17,622 / 20,102 (88%)	$503,385^[23]
USANAアンフィシアター	ウェストバレーシティ	19,006 / 20,006 (95%)	$452,753^[23]
シュアライン・アンフィシアター	マウンテンビュー	22,272 / 22,542 (99%)	$571,739^[23]
合計		184,775 / 205,389	$5,288,003

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ 『ある独身男の死』は、この発表の翌日に発売された^[4]。なお、ウィーザーのフロントマンであるリヴァース・クオモは同作に収録の「ビクトリアス」の制作に携わっている^[5]。
^ コーパスクリスティ公演のみ^[8]。
^ オクラホマシティ公演、ブランドン（英語版）公演、チュラビスタ公演の3回^[9]^[10]^[11]。
^ 『92.1 Fuzz Fest（英語版）』の一環としての開催^[17]。
^ 『X-Fest（英語版）』の一環としての開催^[18]。
^ 『サマーフェスト（英語版）』の一環としての開催^[19]。
^ 『Chuck's Kegger』の一環としての開催^[20]。