VC長野トライデンツ
VC長野トライデンツ(ブイシーながのトライデンツ)は、長野県を本拠地とする男子バレーボールクラブチームである。運営は株式会社VC長野クリエイトスポーツ。2025-26シーズンはSV.LEAGUE MENに所属。 歴史2008年にVリーグ入りを目指すクラブチーム「VC.NAGANO」として設立[2]。設立者の笹川星哉は2007年までNEC長野(長野県伊那市)でプレーし、全日本6人制バレーボール実業団男女優勝大会に出場していたが、チームは廃部となり、それがきっかけでクラブチーム設立を決断した[3][4]。 2009年には長野教員バレーボール部と合併した[5]。 2011年度より地域リーグに参加し、2012年2月の第2回全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会東部決勝リーグでは初参戦ながら4位に食い込んだ[6]。同年、チーム名を公募によりVC長野トライデンツとした[5]。 2013年7月に運営母体となる一般社団法人VC長野クリエイトスポーツが設立され[1]、同年11月27日にVリーグ機構はVC長野トライデンツの準加盟を発表した[2][7]。 2015年3月、2015/16シーズンから開催されるV・チャレンジリーグIIへの参戦が内定した[8]。2016年1月、Vリーグ機構はVC長野トライデンツの正式入社内定を発表した[9]。初陣となった2015/16V・チャレンジリーグIIでは見事に優勝を果たし、V・チャレンジマッチ進出[10]、チャレンジマッチでは東京ヴェルディと対戦し1勝1敗となったが、セット率で上回り、VチャレンジリーグIへの昇格を決めた[11]。 チャレンジリーグI昇格後の2016/17シーズンには13勝8敗と健闘し、3位となった[12]。 2018年3月、Vリーグ機構は2018/19シーズンからの新リーグ構成を発表し、VC長野は最高峰であるDIVISION1(V1リーグ)所属となった[13]。また、同月に運営母体(VC長野クリエイトスポーツ)が株式会社に組織変更となった[1]。6月にジェイテクトSTINGSコーチのアーマツ・マサジェディが移籍加入し監督に就任[14]。 2018-19、2019-20シーズンは最下位に留まる。2020-21シーズンは1つ順位を上げて9位となった。 2021年、アーマツがクラブ規定およびコンプライアンス規定等に抵触する行為を行なったため、10月8日付で監督を解任された。後任として、2021-22シーズンは、V2女子のルートインホテルズ Brilliant Ariesの監督であった松本隆義が入団し監督代行を務める[15]。さらに、シーズン中に主力4選手がチームを退団する事態も起こった[16][17]。V1は5勝31敗(不戦勝2を含む)の最下位となり、V・チャレンジマッチのV1・V2入替戦に出場することとなり、そこでV2優勝のヴォレアス北海道と戦うこととなった[18][19]。入替戦初戦をフルセットで敗れ危機的状況に陥るが、第2戦をフルセットで勝ち、得点率で逆転してV1残留を決めた[20]。シーズン前の監督交代とシーズン中の4選手退団があった危機的状況の中で決めたV1残留であった。 2022年に、パナソニックパンサーズで6シーズン監督を務めた川村慎二が監督に就任し、2022-23シーズンより指揮を執る[21]。 2023年7月19日、運営会社である株式会社VC長野クリエイトスポーツの株式と経営権を株式会社メルコグループに譲渡する運びになったと発表した。2023年2月期で経営状態が悪化し、債務超過により同年8月に経営破綻する危機に陥った。チーム存続に向けてバレーボール関係者の協力を得る中で、メルコグループに全株譲渡と累積債務の解消、経営権譲渡が受け入れられた。それに伴い、メルコグループより派遣された大矢芳弘が代表取締役社長に就任し、クラブ設立から代表取締役社長を務めて来た笹川星哉は同役職を退任することとなった[22][23]。 成績主な成績
年度別成績V・プレミアリーグ / V・チャレンジリーグ
V.LEAGUE
SV.LEAGUE
選手・スタッフ(2025-26)選手
スタッフ
アンダーカテゴリー男女ともにU15チームが活動している[31]。女子アカデミーは2020年12月に設立が発表された[32]。 チームキャラクター地元の小学校で子どもたちとバレーを学んで楽しい日々を過ごすも、その学校が廃校になりひとりぼっちになってしまったグロッテが、VC長野トライデンツと出会い、再びバレーボールの楽しみを知るというストーリーがある。好きな食べ物はプリン。満月の夜に変身することができる。SNSを活用して広報係としても浸透している。 脚注
関連項目外部リンク
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