警視庁フォートファイターズ
警視庁フォートファイターズ(けいしちょうフォートファイターズ)は、東京都を本拠地とする警視庁の男子バレーボールチームである。2023-24シーズンまでV.LEAGUE DIVISION3 MEN(V3男子)に所属していた。 概要1972年4月、警視庁特科車両隊にて「隊員の士気高揚・チームワークの確立・都民に親しまれる警察官」を目指すという趣旨のもとで創部された[1]。構成員は部長(特科車両隊隊長がそのまま務める。現在の部長は2024年2月20日より庄司博幸)から部員に至るまで全員が警察官である。1999年V1リーグ(Vリーグ2部)昇格。 愛称の「フォートファイターズ」は、バレーボーラーとしての所属選手たちの姿を「戦う砦」と捉えており、その姿から喩えて付けられている[2]。 ホームゲームは東京都内の体育館で開催される。 歴史1972年4月、警視庁特科車両隊にバレーボール部発足。実業団リーグ(Vリーグ2部)入りを目標とし、経験者や愛好者11名でスタートした[1]。 1981年より始まった地域リーグに第1回から参加。第2回、第4回、第5回大会では東部リーグ2位に入るが、最終ランドで2位以内に入れず実業団リーグ昇格はならなかった。以降、しばらく東部リーグを勝ち抜けない時期が続く。1999年の第19回地域リーグで、東部リーグで1位となり14大会ぶりに最終ラウンド進出。最終ラウンドでも1位となり初優勝を果たす。入替戦でも勝利し、創部27年にして漸く悲願のV1リーグ(実業団リーグより改称)昇格を達成した。 V1リーグ初参戦となる1999/2000シーズンの第2回V1リーグでは7位となり入替戦出場となるが、連勝して残留。以降は勝率5割に近い成績を残す。2002年は東京都代表として国体に出場し、3位の成績を残した。2003/04シーズンの第6回V1リーグでも6勝6敗の5割だったもの、2位以下が混戦になったこともあり、セット率で2位となり初の準優勝となる。Vリーグ入替戦では東レアローズに連敗しVリーグ昇格とはならなかったが、2戦とも1セット奪う健闘は見せた。 2004/05シーズン以降もV1リーグ(2006/07シーズンよりV・チャレンジリーグに改称)で5割に近い成績を残していくが、2007/08V・チャレンジリーグでは13勝5敗の成績で2度目の準優勝を果たした。V・チャレンジマッチ(入替戦)ではNECブルーロケッツから1セットも取れずに連敗して昇格はならなかった。 2008/09V・チャレンジリーグでは、ファイナルリーグで7戦全敗を喫して8位となる。2009/10大会でも上位リーグ進出を逃し7位。 2010年、「フォートファイターズ」がチーム愛称となる[3]。 以降は順位を上げ、2011/12シーズンでは4位、2012/13シーズンでは3位、2013/14シーズンでは念願の初優勝を果たした[4]。 2018年、新生V.LEAGUEにて2部のDivision2(V2リーグ)に在籍することとなった。V.LEAGUEライセンスはS2を取得[5]。 2020-21シーズン、新型コロナウイルス感染症流行の影響を考慮して、V2リーグ出場を辞退した[6]。 2021-22シーズン、2シーズンぶりの出場となったV2で、10勝18敗(不戦勝1、不戦敗2を含む)の成績で12位となったため、V3降格が確定した[7]。 2024年1月5日、V.LEAGUEは、警視庁が同年10月より開幕するジャパンバレーボールリーグ(JVL)の新リーグへの参入を見送ることを発表した。チームの事業化が困難で新リーグの意向に沿えないとの判断で見送りを決断した。競技活動は継続される[8]。 成績主な成績
年度別成績Vリーグ / 実業団リーグ・V1リーグ
V・プレミアリーグ / V・チャレンジリーグ
V.LEAGUE
選手・スタッフ(2023-24)選手
スタッフ
脚注
関連項目外部リンク
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