With…夜はラジオと決めてます
with…夜はラジオと決めてます(ウィズ…よるはラジオときめてます)は、MBSラジオ(旧・毎日放送ラジオ)で2012年度ナイターオフ期間(2012年10月2日 - 2013年3月28日)の毎週火 - 金曜日に、同局本社(大阪市北区)のラジオαスタジオから放送されていた生ワイド番組。 概要放送時間は、毎週火 - 木曜日の17:54 - 22:00と毎週金曜日の17:54 - 20:30(何れもJST)。放送上は、2012年10月1日から2013年3月25日まで毎週月曜日の19:30 - 21:00に放送の関連番組『夜はラジオと決めてます~大人な音楽館~』(よるはラジオときめてます~おとななおんがくかん~、当ページでは『大人な音楽館』と略記)と合わせて、『夜ラジ』(よるらじ)という通称を多用していた。ただし、ラジオ番組表では、いずれも「夜はラジオと決めてます」と表記している。 なお放送では、上記タイトルの「…」に、日替わりでパーソナリティの氏名(火曜日:田口壮、水曜日:秋山豊寛、木曜日:増田英彦、金曜日: イトキン)が入っていた。そのため、当ページでは便宜上、火~金曜日放送分全般を指す場合に『夜ラジ』と略記。また、『大人な音楽館』、2012年10月7日から2013年9月22日まで毎週日曜日の午前中に放送されていた『朝もラジオと決めてます』(あさもラジオときめています、通称『朝ラジ』)、2013年4月2日(火曜日)からナイターイン期間限定で放送される『ナイターのあともラジオと決めちゃいます?』(ナイターのあともラジオときめちゃいます?、通称『あとラジ』)も取り上げる。 『with…夜はラジオと決めてます』概要放送開始までの経緯MBSラジオでは、2012年9月まで、ラジオ報道部が平日の夜間に『RadioNews たね蒔きジャーナル』(報道・川柳番組、以下『たね蒔きジャーナル』と略記)、『ネットワーク1・17』(防災情報・震災被災者支援番組)を制作。また、2010・2011年度ナイターオフ(10月 - 翌年3月)編成では、同局のスポーツ部が制作する『MBSとらぐみタイガースライブ!』(阪神タイガースを中心としたスポーツ情報番組、以下『とらぐみ』と略記)を火~日曜日の夕方に放送していた。 しかしMBSラジオでは、2012年のナイターオフ編成において、平日18 - 21時台に放送される自社制作番組の大幅な刷新に着手。以上の番組で扱った情報・企画を引き継ぎながら、MBSラジオの編成・制作・報道・スポーツ・技術各部による合同プロジェクトの一環として、火 - 金曜日で『夜ラジ』の放送を開始した[1]。 コンセプト当番組では、「大人のリスナー(仕事帰りの40~50代)」を想定したうえで、「今日を伝えるラジオ」「明日に期待を持てるラジオ」「共感できるラジオ」というコンセプトを設定。「夜はラジオと決めてます」という番組タイトルには、「日が暮れるまではラジオ以外のメディアやインターネットに接していても、日が暮れる時間からは、生活で接するメディアをMBSラジオだけに決めてみる」という宣言調のニュアンスを込めている[2]。 ちなみに毎日放送では、『夜ラジ』開始前の2012年プロ野球シーズンから、テレビ・ラジオにおける阪神タイガース戦中継のキャッチフレーズとして「withタイガース」を提唱。当番組でも、リクエストやメッセージを寄せたリスナーから、毎日抽選で5名に「withタイガース」オリジナルのメモパッドを進呈していた。2012年11月19日(火曜日)の放送からは、メッセージを紹介したリスナー全員に、当番組オリジナルのステッカーをプレゼント。さらに、抽選で5名に、メモパッドとステッカーをセットで進呈するようになった。 番組構成『夜ラジ』では、『MBSタイガースライブ』『とらぐみ』で扱ってきたスポーツ情報と、『たね蒔きジャーナル』などで取り上げてきた報道・地域情報をコーナー単位で放送。報道系の企画・特集コーナーでは、「今を伝え、明日を考える」というMBSラジオ情報番組の目標・精神を基に、さまざまな課題を当事者への電話・収録取材やスタジオトークなどを通じて検証していた。その一方で、『大人な音楽館』との共通企画として、「あの頃こんなヒット曲」(週替わりで特定の1年間に流行した楽曲を放送する企画)を全曜日で随時放送。リスナーからも、その年に関するメッセージや楽曲のリクエストを受け付けていた。 MBSラジオのナイターオフ編成でスポーツ情報番組が生ワイド番組に内包されたのは、2009年度の『ノムラでノムラだ♪Go!Go!エキストラ』(『ノムラでノムラだ♪ EXトラ!』火~金曜日18時台)以来3シーズン振り。また、火曜日に『ネットワーク1・17』を組み込む一方で、水・木曜日には「ニュース深掘り」(『たね蒔きジャーナル』での企画を継承した報道特集)を放送した。ただし、近年のナイターオフ番組に続いて、『夜ラジ』でも他局(TBSラジオやニッポン放送など)制作の番組を一切内包しなかった。 テーマソングには、オオザカレンヂkeisuke(関西を中心に活動する男性ソロアーティスト)の楽曲(オープニング「ロマンティックあげるよ」・エンディング「ゆうきのたね」)を採用[3]。番組内のジングルや電子メールの告知にも、彼の歌声が使われていた[4]。 主な出演者パーソナリティには田口壮(元メジャーリーガー、オリックス外野手)、秋山豊寛(日本人初の宇宙飛行士、元TBS記者)、増田英彦(ますだおかだ)、イトキン(ET-KING)を日替わりで起用。増田にとっては、『MBSサウンドキングダム』火曜第1部(2008年4月 - 2009年3月)以来3年半振りに、MBSラジオの番組でレギュラーパーソナリティを務めることになった。また、増田以外のパーソナリティにとっては、当番組がMBSラジオで初めてのレギュラー番組。放送期間中の2012年12月には、同局が田口を「MBSラジオ スペシャルウィーク」のPR大使にも起用した。 さらに、近年のナイターオフ編成で生ワイド番組のパーソナリティを担当してきた馬野雅行・近藤亨(いずれもMBSのスポーツアナウンサー)や、『たね蒔きジャーナル』でニュースキャスターを務めた亀井希生(同局アナウンサー)が「パートナー」として日替わりで出演。19時台に放送するニュースコーナーや報道系企画(前述)には『たね蒔きジャーナル』のレギュラー出演者(水野晶子、千葉猛、上田崇順、近藤勝重など)、スポーツコーナーには同局の野球解説者がそれぞれ登場していた。 放送日時
出演者( ):出演時点での所属・肩書
放送内容「 」内は放送で使われているコーナータイトルで、時刻は目安。 主な共通コーナー
以下はいずれも、火~木曜日の共通コーナー。
タイムテーブル2012年度最終放送週の内容を基に作成。( )内の名前は、当該コーナーへの主な出演者。放送時刻は目安で、ゲストを迎えたり、中継を入れたりする場合にコーナーの放送順を入れ替えることがあった。 火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
『夜はラジオと決めてます~大人な音楽館~』
パーソナリティは鳥居睦子で、前述の「あの頃こんなヒット曲」を軸に、オールディーズや懐かしの歌謡曲などを放送。放送週のリクエスト対象年を発表したうえで、リスナーから楽曲のリクエストや、その楽曲にまつわるエピソードを募集した。 また、『大人な音楽館』独自の企画として、20時台後半に「大人な映画館」を編成。リクエスト対象年に日本で人気のあった映画を数本紹介するとともに、紹介した映画のサウンドトラックから数曲を放送していた。 鳥居によるワンマンDJスタイルの音楽番組でありながら、『夜ラジ』と同じく、番組内では「○月○日のニュース」や「お天気のお知らせ」も編成。オープニングの直後(19時台後半)に放送される「○月○日のニュース」には、河本光正(MBSアナウンサー、独立番組時代の『ネットワーク1・17』最終パーソナリティ)がキャスター[31]、平野がコメンテーターとして出演していた。 パーソナリティの鳥居は、『茶屋町音楽アワー』(2003年度 - 2005年度、火 - 木曜日)の終了以来7シーズン振りに、MBSラジオ・平日夜間のナイターオフ番組でレギュラーパーソナリティを担当。当番組の放送期間中には、月曜日のアシスタントを務める『ノムラでノムラだ♪ EXトラ!』に続いて、当番組で生放送を取り仕切った。また、「お天気のお知らせ」では、『夜ラジ』のアシスタントと同様に天気予報を伝えた。 なお、初回に当たる2012年10月1日には、『with・・・夜はラジオと決めてます前夜祭』として放送。同年のナイターイン編成まで月曜日の20:00 - 21:00に放送されてきた『MBSマンデースペシャル』は、当番組の後枠(21:00 - 22:00)で継続している。2013年2月18日には、本来の放送枠に続いて、『MBSマンデースペシャル』を『夜はラジオと決めてます~大人な音楽館~延長スペシャル』に充てた。 『朝もラジオと決めてます』
『夜ラジ』の開始を機に、毎週日曜日に放送。『夜ラジ』に出演しない上田悦子(毎日放送アナウンサー)が、1人でパーソナリティを務めていた。 2013年3月31日までは、毎週日曜日の6:45 - 7:00に放送。放送前週の『夜ラジ』から、特にリスナーの興味を引いた話題について、ハイライトシーンの音源を改めて流していた。また、『夜ラジ』放送期間中の同月24日までは、「あの頃こんなヒット曲」で放送週にリクエストを募集するテーマ年をいち早く紹介。その年に発表された1曲も放送していた。 なお、2012年10月7日から同月28日までは、上記の放送枠を「第1部」として編成。自社制作による独立番組の『ごきげんサンデー・ミュージック』(7:00 - 7:30)『地球時間への旅』(7:30 - 7:45、2012年9月まで「第1部」の放送枠で編成)をはさんで、7:45 - 7:59に「第2部」を放送していた。同年11月4日からは、当番組の放送枠を「第1部」のみに短縮する一方で、第2部の放送枠を新番組『野村啓司のさそわれて京都』に充てていた。 『夜ラジ』『大人な音楽館』の放送終了後も、当番組は放送を継続。2013年4月7日からは、放送枠を毎週日曜日の9:00 - 9:15へ移動した。これを機に、『夜ラジ』シリーズとは直接の関係がないMBSラジオの番組・主催イベント情報や、関西と縁のあるアーティストのインタビューを中心に放送。また、『夜ラジ』シリーズとは別に、番組独自の公式サイトも開設された。 2013年9月22日の放送で終了。同月29日からは、当番組の放送枠で、原田伸郎の冠番組『のぶりんの聞きのがサンデー』を放送する。その一方で、「放送週にMBSラジオで流れた番組のダイジェスト音源を再生する」という当番組の制作手法は、U.K. (くっすん)がナビゲーターを務める2013年10月からの新番組『1179 いい話 泣く話』(毎週土曜日17:45 -17:59)に引き継がれている。 『ナイターのあともラジオと決めちゃいます?』概要
『夜ラジ』『大人な音楽館』の2012年度放送終了を機に、2013年4月2日(火曜日)からナイターイン限定のフィラー番組として放送を開始。通称は『あとラジ』で、基本放送枠は火~木曜日の21:00 - 22:00。『MBSタイガースライブ』のナイトゲーム中継を21時以降にも放送する場合には、中継の終了時点からステブレレスで直結していた。なお、金曜日の同じ時間帯には、同様のパターンで『報道するラジオ』の放送を継続する。 パーソナリティには、『MBSタイガースライブ』の「女子部員」(スタジオ担当アシスタント)である豊永(火曜)と石橋雅子(水・木曜)を、同番組との兼務扱いで起用。豊永は、『夜ラジ』の火・木曜アシスタントから事実上続投した。また、『夜ラジ』に続いて、「ロマンティックあげるよ」「ゆうきのたね」をテーマソングに採用。ジングルも『夜ラジ』から一部を流用している。 主なコーナー『MBSタイガースライブ』の中継を21時台前半で終了できる場合には、22:00の終了を前提に当番組の放送枠を短縮。中継が21時台後半以降も続く場合には、中継終了後から25分間放送する。そのため、中継試合の進み具合によっては、以下のコーナーの一部を割愛することで対応していた。
放送初日には第85回記念選抜高等学校野球大会の準決勝、翌日(2013年4月3日)には同大会の決勝が開催されたため、両日とも『春一番!センバツ甲子園』の最終版を当番組へ内包した。また、「MBSラジオ スペシャルウィーク」期間中の放送では、特別企画として事前収録による阪神の主力選手へのインタビュー音源を数日にわたって流していた[32]。 放送休止・特別編成など2012年
2013年
脚注
関連番組
外部リンク
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