ルーンファクトリー5
『ルーンファクトリー5』(英題:Rune Factory 5)は、マーベラスより2021年5月20日に発売されたNintendo Switch用ゲームソフト[5]。キャッチコピーは「新たな舞台で 新たな冒険 ルーンファクトリー 新章はじまる」[6]。 開発2012年発売の『ルーンファクトリー4』の成功を受けて、シリーズプロデューサーのはしもとよしふみは続編の可能性について言及していた[7]が、開発元のネバーランドカンパニーが2013年に経営破綻し、シリーズの先行きは不透明な状況となっていた[8]。 その後、2019年2月14日に任天堂が放映したインターネット番組「Nintendo Direct」の中で、『ルーンファクトリー5』が開発中であると発表された[5]。 前作のリメイク版『ルーンファクトリー4スペシャル』とのセーブデータ連携による特典が得られる[9]。 開発は、シリーズのプロデューサーであるはしもとよしふみが代表取締役社長を務めるHAKAMA株式会社とされており、パッケージやタイトル画面でもHAKAMAの名前のみが掲載されているが、実際のソフトウェアの開発はゲーム開発の受託を専門に行うハイドが自社のホームページで「開発全般を担当した」と発表している[2]。開発経緯についてのインタビューも受けており、その中で「プロト版からコア開発を任され、2年半をかけて開発した」としている[10]ほか、社内の優秀なスタッフを配置しUnityをゲームエンジンに使用して数あるアセットを駆使したと発言している[11]。 一方、発売直後からロード時間の長さ、プレイに支障をきたすフレームレートの低下、「店主が営業時間中にほとんど店におらず店を利用できない」「特定の行動を取ると落下し続ける」「お祭りに何度も参加できる」などのシュールなバグからゲームの進行不能やアプリケーション強制終了のようなゲームプレイそのものを妨げる現象まで大小さまざま無数のバグ・不具合が指摘されていたが[12][13][14][15]、2021年6月22日に開催されたマーベラスの第24回株主総会の質疑応答において、本作と『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』について「どちらも一定のファンがいる自社IPなのに出来がよくなくシリーズのファンを失望させていると思う」など多数の不具合があることについての質問[16][17]に対し「ご指摘いただいたとおり、デバッグで不十分な部分があり、ロード時間が長かったり、一部不具合があった等、皆様にはご心配をおかけして申し訳ございません」とのマーベラス自ら不具合の存在や開発体制の不備を認める回答を出している[16][17]。公式ブログで発表されている更新データ(ソフトウェアアップデート)の内容も、発売当日から同年11月15日時点に至るまで100件以上に渡る具体的な事象のバグ・不具合に対する修正や直前の更新データを原因とするバグの再修正に終始し、ゲーム内容の追加要素はそれまで事前告知の無かった同性婚の追加のみに留まっている[18]。 世界観リグバースシリーズを通して舞台となっているノーラッド王国の辺境に位置する町[19][20]。Seed(シード)と呼ばれる警備組織が常駐し、町の平和を守っている[20]。 Seed長期化する戦争により悪化した治安を維持するため、各地には自警団が発足したが、自警団同士の争いに発展することもあった[20]。そんな中、ガンドアージュがそれらの自警団を取りまとめて組織化した[21]のがSeedと呼ばれる警備組織である[20]。 主人公はリグバースに辿り着いたのち、Seedリグバース所長のリヴィアの好意で見習い隊員として所属することとなる。 登場キャラクター主人公本作では男女どちらかの主人公を選択してゲームを開始することができる[19]。デフォルト名は任意の名前に変更可能。 主人公は旅の途中で記憶を失い、本作の舞台、リグバースで警備組織のSeedに見習いとして所属することとなる[20]。 ヒロイン候補
ヒーロー候補
サブキャラクター
主題歌システムメイキング前作の「オーダー」に当たるシステム。町の住民からの依頼を完了したり、モンスターを倒したりした際に手に入る「Seedポイント」を消費して、お祭り(イベント)の開催やインベントリ拡張などを行うことができる。 脚注
外部リンク
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