コード
文字
文字名(英語)
JIS名称
用例・説明
上付きラテン修飾文字
U+02B0
ʰ
MODIFIER LETTER SMALL H
IPA:有気音[ 3]
U+02B1
ʱ
MODIFIER LETTER SMALL H WITH HOOK
IPA:息もれ音 [ 3]
U+02B2
ʲ
MODIFIER LETTER SMALL J
IPA:口蓋化 [ 3]
U+02B3
ʳ
MODIFIER LETTER SMALL R
しばしばR音性 を表すために用いられる[ 3]
U+02B4
ʴ
MODIFIER LETTER SMALL TURNED R
U+02B5
ʵ
MODIFIER LETTER SMALL TURNED R WITHHOOK
U+02B6
ʶ
MODIFIER LETTER SMALL CAPITAL INVERTED R
U+02B7
ʷ
MODIFIER LETTER SMALL W
IPA及びアメリカの音声記号 :唇音化 [ 3]
U+02B8
ʸ
MODIFIER LETTER SMALL Y
アメリカの音声記号:口蓋化[ 3]
IPAではU+02B2 ʲ
を用いる
その他の発音記号用修飾文字
U+02B9
ʹ
MODIFIER LETTER PRIME
いくつかの発音記号で強勢 を表す[ 3] 。
キリル文字 のラテン文字翻字 において、ь (軟音化記号、ミャーフキー・ズナーク)の転写 に用いられる[ 3] 。
ヘブライ文字 のラテン文字転写において、末尾省略記号 のゲレシュ (׳ U+05F3)の転写に用いられる[ 3] [ 4] 。
U+02BA
ʺ
MODIFIER LETTER DOUBLE PRIME
いくつかの発音記号でより強い強勢や、対照的な強勢を表す[ 3] 。
キリル文字 のラテン文字翻字 において、ъ (硬音化記号、トヴョールドゥイ・ズナーク)の転写 に用いられる[ 3] 。
U+02BB
ʻ
MODIFIER LETTER TURNED COMMA
ハワイ語 、トンガ語 などのポリネシア諸語 の正書法 では声門破裂音[ʔ]を表す。ハワイ語ではʻokina、トンガ語ではfakauʻaと呼ばれる[ 3] 。
ウズベク語 の正書法では母音の変音記号として用いられる。
U+02BC
ʼ
MODIFIER LETTER APOSTROPHE
IPA:放出音 [ 3] 。
また、いくつかの言語や発音記号において声門破裂音 [ʔ]又は声門化 を表す[ 3] 。
ネネツ語 の正書法においては語末のnに由来する声門破裂音を表す。
ボド語 、ドーグリー語 では声調記号 として、マイティリー語 では母音の伸長、またはさまざまな短縮や省略を示すためにデーヴァナーガリー などと共に用いられる[ 3] 。
リス文字(フレイザー文字 )でも修飾文字として用いられる[ 3] 。
なお、約物 としてのアポストロフィ はU+2019 ’
を使うことが推奨されている[ 3] 。
U+02BD
ʽ
MODIFIER LETTER REVERSED COMMA
弱い帯気 [要検証 – ノート ] [ 3]
U+02BE
ʾ
MODIFIER LETTER RIGHT HALF RING
アラビア文字 のラテン文字翻字において、ハムザ(ء )の転写に用いられる[ 3] 。
ヘブライ文字 のラテン文字翻字において、アレフ(א )の転写に用いられる[ 3] [ 4] 。
いずれの転写においても声門破裂音 [ʔ]を表している。
U+02BF
ʿ
MODIFIER LETTER LEFT HALF RING
アラビア文字のラテン文字翻字において、アイン(ع )の転写に用いられる[ 3] 。
ヘブライ文字のラテン文字翻字において、アイン(ע )の転写に用いられる[ 3] [ 4] 。
いずれの転写においても有声咽頭摩擦音 [ʕ]を表している。
U+02C0
ˀ[ 5]
MODIFIER LETTER GLOTTAL STOP
IPA:声門化 [ 3]
しばしばU+02BC ʼ
或いはU+02BE ʾ
の異体表記として用いられる[ 3] 。
U+02C1
ˁ
MODIFIER LETTER REVERSED GLOTTAL STOP
しばしばU+02BF ʿ
の異体表記として用いられる[ 3] 。
U+02C2
˂
MODIFIER LETTER LEFT ARROWHEAD
調音点の前進 [要検証 – ノート ] [ 3]
U+02C3
˃
MODIFIER LETTER RIGHT ARROWHEAD
調音点の後退 [要検証 – ノート ] [ 3]
U+02C4
˄
MODIFIER LETTER UP ARROWHEAD
狭めの発音 [要検証 – ノート ] [ 3]
U+02C5
˅
MODIFIER LETTER DOWN ARROWHEAD
広めの発音 [要検証 – ノート ] [ 3]
U+02C6
ˆ
MODIFIER LETTER CIRCUMFLEX ACCENT
サーカムフレックス 。
IPA:下降曲線声調 。1989年までは上昇下降調を表していた[ 3] 。
発音記号によっては第2強勢を表すこともある[ 3] 。
以下に続く修飾文字としての文字幅を持った声調記号は、ダイアクリティカルマークの合成の代用表記として、修飾する文字または音節の前に書かれるものである。
U+02C7
ˇ
CARON
キャロン
キャロン又はハーチェク 。
IPA:上昇曲線声調。1989年までは下降上昇調を表していた[ 3] 。
中国語 普通話 の拼音 では第三声を表す[ 3] 。
U+02C8
ˈ
MODIFIER LETTER VERTICAL LINE
小縦線,第一強勢
IPA:第一ストレス [ 3]
発音記号によってはダウンステップ を表す[ 3] 。
修飾する文字または音節の前に書かれる[ 3] 。
メキシコ の先住民族 が話すオスマシン・チナンテク語 (英語版 ) では高平調を表す。
U+02C9
ˉ
MODIFIER LETTER MACRON
マクロン 。
IPA:中平板調。1989年までは高平板調を表していた[ 3] 。
修飾する文字または音節の前に書かれる[ 3] 。
中国語 普通話 の拼音 では第一声を表す。
U+02CA
ˊ
MODIFIER LETTER ACUTE ACCENT
鋭アクセント 。
IPA:高平板調。1989年までは高上昇調を表していた[ 3] 。
中国語 普通話 の拼音 では第二声を表す[ 3] 。
オスマシン・チナンテク語では中平調を表す。
U+02CB
ˋ
MODIFIER LETTER GRAVE ACCENT
鈍アクセント 。
IPA:低平板調。1989年までは高下降調を表していた[ 3] 。
中国語 普通話 の拼音 では第四声を表す[ 3] 。
しばしば第2/第3強勢を表す[ 3] 。
オスマシン・チナンテク語では低昇調を表す。
U+02CC
ˌ
MODIFIER LETTER LOW VERTICAL LINE
下小縦線,第二強勢
IPA:第二ストレス [ 3]
修飾する文字または音節の前に書かれる[ 3] 。
U+02CD
ˍ
MODIFIER LETTER LOW MACRON
しばしば低平声調を表す。 [要検証 – ノート ] [ 3]
フレイザー文字において修飾文字として用いられる[ 3] 。
U+02CE
ˎ
MODIFIER LETTER LOW GRAVE ACCENT
IPAで低下降調[ 3] の声調を表していたが、1989年に廃止された。
U+02CF
ˏ
MODIFIER LETTER LOW ACUTE ACCENT
IPAで低上昇調[ 3] の声調を表していたが、1989年に廃止された。
U+02D0
ː
MODIFIER LETTER TRIANGULAR COLON
長
IPA:長い発音。長母音 や重子音 などに用いられる[ 3] 。
U+02D1
ˑ
MODIFIER LETTER HALF TRIANGULAR COLON
半長
IPA:やや長い発音[ 3]
U+02D2
˒
MODIFIER LETTER CENTRED RIGHT HALF RING
IPA:強めの円唇[ 3]
U+02D3
˓
MODIFIER LETTER CENTRED LEFT HALF RING
IPA:弱めの円唇[ 3]
U+02D4
˔
MODIFIER LETTER UP TACK
IPA:狭めの発音[ 3]
U+02D5
˕
MODIFIER LETTER DOWN TACK
IPA:広めの発音[ 3]
U+02D6
˖
MODIFIER LETTER PLUS SIGN
IPA:調音点の前進[ 3]
U+02D7
˗
MODIFIER LETTER MINUS SIGN
IPA:調音点の後退[ 3]
両端に小さなセリフ があることがある[ 3] 。
ダイアクリティカルマークの前進を伴う代用表記
U+02D8
̆
BREVE
ブリーブ
ブレーヴェ 。
IPA:非常に短い発音
U+02D9
̇
DOT ABOVE
上ドット
上付きのドット符号
しばしば、中国語における軽声 (第5声)を表す[ 3] 。
U+02DA
̊
RING ABOVE
リング記号 。
IPAではしばしば無声音化 を表すリングビロー記号を記す際に、合成先となる基字が長いディセンダ を持つ場合の代用表記として用いられる。
U+02DB
̨
OGONEK
オゴネク
オゴネク
U+02DC
̃
SMALL TILDE
チルダ 。
IPA:鼻母音
U+02DD
̋
DOUBLE ACUTE ACCENT
ダブルアキュートアクセント
二重鋭アクセント 。
IPA:超高平板調
1989年のIPA改正に基づく追加
U+02DE
˞
MODIFIER LETTER RHOTIC HOOK
rの音色
IPA:R音性母音 [ 3]
U+02DF
˟
MODIFIER LETTER CROSS ACCENT
古いスウェーデン語 の辞書で鈍アクセント(アクセントⅡとも呼ばれる)を表すのに用いられる[ 3] [ 6] 。
U+02E0
ˠ
MODIFIER LETTER SMALL GAMMA
IPA:軟口蓋音化
以下に続く上付き文字はしばしば破擦音 の転写に使用される[ 3] 。
U+02E1
ˡ
MODIFIER LETTER SMALL L
IPA:側面開放 を伴う発音
U+02E2
ˢ
MODIFIER LETTER SMALL S
IPAで無声歯茎摩擦音 を伴う開放を表していたが、1989年に廃止された。
U+02E3
ˣ
MODIFIER LETTER SMALL X
IPA:無声軟口蓋摩擦音 を伴う開放
U+02E4
ˤ
MODIFIER LETTER SMALL REVERSED GLOTTALSTOP
IPA:咽頭化
声調記号
U+02E5
˥
MODIFIER LETTER EXTRA-HIGH TONE BAR
声調記号超高
IPA:超高声調
U+02E6
˦
MODIFIER LETTER HIGH TONE BAR
声調記号高
IPA:高声調
U+02E7
˧
MODIFIER LETTER MID TONE BAR
声調記号中
IPA:中声調
U+02E8
˨
MODIFIER LETTER LOW TONE BAR
声調記号低
IPA:低声調
U+02E9
˩
MODIFIER LETTER EXTRA-LOW TONE BAR
声調記号超低
IPA:超低声調
拡張注音符号 用声調記号
U+02EA
˪
MODIFIER LETTER YIN DEPARTING TONE MARK
注音符号 で広東語 の声調を記述する際に用いられる。
U+02EB
˫
MODIFIER LETTER YANG DEPARTING TONEMARK
注音符号 で広東語 の声調を記述する際に用いられる。
IPA用の修飾文字
U+02EC
ˬ
MODIFIER LETTER VOICING
IPA:有声音化
U+02ED
˭
MODIFIER LETTER UNASPIRATED
IPA:無気音
その他の修飾文字
U+02EE
ˮ
MODIFIER LETTER DOUBLE APOSTROPHE
ネネツ語 [ 3] の正書法において、語末のnに由来しない純粋な声門破裂音 [ʔ]を表す。
UPA 用の修飾文字
U+02EF
˯
MODIFIER LETTER LOW DOWN ARROWHEAD
UPA:広めの発音
U+02F0
˰
MODIFIER LETTER LOW UP ARROWHEAD
UPA:狭めの発音
U+02F1
˱
MODIFIER LETTER LOW LEFT ARROWHEAD
UPA:調音点の後退
U+02F2
˲
MODIFIER LETTER LOW RIGHT ARROWHEAD
UPA:調音点の前進
U+02F3
˳
MODIFIER LETTER LOW RING
IPA:無声音化
U+02F4
˴
MODIFIER LETTER MIDDLE GRAVE ACCENT
U+02F5
˵
MODIFIER LETTER MIDDLE DOUBLE GRAVEACCENT
U+02F6
˶
MODIFIER LETTER MIDDLE DOUBLE ACUTEACCENT
U+02F7
˷
MODIFIER LETTER LOW TILDE
U+02F8
˸
MODIFIER LETTER RAISED COLON
U+02F9
˹
MODIFIER LETTER BEGIN HIGH TONE
UPAにおいて高い声調で読まれる部分を囲んで示す[ 7] 。
U+02FA
˺
MODIFIER LETTER END HIGH TONE
U+02FB
˻
MODIFIER LETTER BEGIN LOW TONE
UPAにおいて低い声調で読まれる部分を囲んで示す[ 7] 。
U+02FC
˼
MODIFIER LETTER END LOW TONE
U+02FD
˽
MODIFIER LETTER SHELF
U+02FE
˾
MODIFIER LETTER OPEN SHELF
U+02FF
˿
MODIFIER LETTER LOW LEFT ARROW
UPA:吸着音