きかんしゃトーマス とびだせ!友情の大冒険
『きかんしゃトーマス とびだせ!友情の大冒険』(きかんしゃトーマス とびだせ!ゆうじょうのだいぼうけん)は、テレビシリーズ『きかんしゃトーマス』の長編シリーズ13作目の作品である。 概要「きかんしゃトーマス」のフル3DCG製作による長編としては10作目にあたる。メインランドの製鉄所に捕らわれたトーマスと彼を救出しようと奔走する仲間たちを描く。新キャラクター、マーリンの声優には俳優ヒュー・ボネヴィルが起用された。 ストーリーがメインランド(イギリス本土)で展開されるため、イースト・ライディング・オブ・ヨークシャーのブリドリントンなど実在の地名が登場する。なお バローインファーネス駅は登場しない。また、シリーズ初の試みとして自閉症を表現した機関車「セオ」のほか、「レキシー」や前述の「マーリン」が新キャラクターとして登場している[3]。その他、映像表現上の試みとして機関車達が車体を揺らして感情を表現する演技(アニメーション)を採り入れた。 本作では1939年に米国で公開された映画『オズの魔法使』のオマージュが散見され、 同作の台詞「I've got a feeling we're not in Kansas anymore.」を改変した「I have a feeling we're not on Sodor anymore.」という貨車の台詞が使用される他、「I'm melting! I'm melting!」という新キャラクター、ハリケーンの台詞も「オズの魔法使」にて水をかけられた魔女の台詞を引用したものである。 長編第8作『きかんしゃトーマス キング・オブ・ザ・レイルウェイ トーマスと失われた王冠』以降アニメーション制作を担当したアーク・プロダクションが経営破綻によりジャム・フィルド・エンターテインメント社に買収されたため、本作からジャム・フィルド・トロント社名義で映像が製作される。 日本での公開日本では2018年4月7日より劇場公開。ゲスト声優にお笑いトリオの森三中が起用された。 前売り特典としてタカラトミー社製の玩具「テコロ プラレールトーマス」が配布された[4]。また、幼児鑑賞者を対象とした劇場鑑賞特典として同じくタカラトミー社製の玩具「トミカ カラフル貨車」(全6種)が配布された[5]。 なお配信・CS放送版にてセオを吹き替えた竹内恵美子は、のちにフルリニューアル版にて同じく自閉症を表現したキャラクターであるブルーノを演じることとなる。 あらすじソドー島のノース・ウェスタン鉄道で働くトーマスは、自分がお気に入りの機関車だと自惚れるジェームスに腹を立て、彼の仕事である貨物列車を奪いメインランドの町ブリドリントンへ大冒険に出かける。 トーマスは広大なメインランドに興奮していたものの道に迷い、燃料の石炭を使い果たしてしまう。そこにレキシーとセオという実験用機関車が現れ、トーマスは2台の暮らす操車場で石炭と水を補給してもらう。再出発したトーマスは、夕暮れの中キラキラと光り輝く建物に目を奪われる。そこは製鉄所で、ハリケーンとフランキーという2台の機関車にトーマスは歓迎されそこで一夜を明かすこととなったが、翌朝2台の態度が一変しトーマスは貨物列車を代わりに届けたハリケーンへの恩返しとして製鉄所に監禁されながら働くことになってしまう。 トーマスは一日中働いた後、もう1台の実験用機関車マーリンの協力により製鉄所から逃れることに成功し、レキシーたちのいる場所へ戻る。一方ジェームスはソドー島へ戻らないトーマスを探しにブリドリントンへ赴くが、そこで偶然出会ったハリケーン達に製鉄所へ連れて行かれる。それをまた偶然目撃したトーマスはジェームスも製鉄所に監禁させられると思い、友達として実験用機関車達と力を合わせてジェームスを救出に向かう。 メインランドのなかまたち製鉄所
実験用の機関車たち
運河
キャスト
脚注
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