さくら学院
さくら学院(さくらがくいん)は、日本の女性アイドルグループ。アミューズ所属のメンバーで2010年4月に結成し[3]、2021年8月31日に活動を終了した[1][2]。 概要アミューズのキッズ事業室から選抜された女子小中学生で結成された、学校生活とクラブ活動をテーマにした女性アイドルグループである[4][5]。中学3年生の3月で義務教育を終えると同時にグループを卒業することが決められており「成長期限定ユニット!!」と銘打っている。また「アイドルを超えた、スーパーレディーになる」「卒業まで常に完全燃焼する」などを「校則」として掲げ、ライブ・イベント・インターネット配信番組・テレビ番組・雑誌などで活動した[4][6][7][8]。 2010年4月に8名体制で結成[9]。初公演は2010年8月に行われたTOKYO IDOL FESTIVAL 2010 @Shinagawaで[9]、初のワンマンライブは同年11月に横浜赤レンガ倉庫で行われた「さくら学院祭☆2010」である[10]。同年12月に1stシングル『夢に向かって』でメジャーデビューし[10]、2011年4月に1stアルバム『さくら学院 2010年度 〜message〜』を発売した[11]。 さくら学院の活動最終年度となった2020年度(2020年9月1日 - 2021年8月31日)のメンバーは中等部7名、小等部1名の計8名で[2]、2020年度終了までに計36名が卒業した[1][12]。卒業生も含めメンバーは、少女漫画雑誌『ちゃお』のちゃおガールオーディション受賞者が多かった[13]。 学校生活をテーマとしたユニットであるため、運営においては現実の学校を模した用語が広範に使用されており、派生ユニットは「部活動」、メンバーは「生徒」、現メンバーは「在校生」、元メンバーは「卒業生」、新規加入メンバーは「転入生」、マネージャーは「職員室の先生」、ファンは「父兄」と呼ばれている。さくら学院の「三大行事」として「転入式」、「学院祭」、「卒業式」と名付けられたライブコンサートが毎年度開催されていて、歌とダンスに加えて新加入メンバーの紹介や卒業証書の授与式などが行われる[14]。「転入式」の中で行われる「生徒総会」では、最高学年を中心としたメンバーに「生徒会長」や「トーク委員長」などの生徒会の役職が与えられる[15][16]。他にも、様々な分野から有識者の講師を招く「公開授業」と題したイベントを定期的に開催し、過去にはさくら学院のコンセプトを紹介する「学校説明会」を行ったこともある[17][18]。基本の衣装は、さくら学院オリジナルデザインの学校制服で、冬服と夏服があり、中等部はネクタイ、小等部はリボンを着用する[19][20][21]。「学院日誌」と名付けられたさくら学院オフィシャルブログが開設されており、メンバーが手書きでルーズリーフに綴った文章や絵が掲載されている[22]。また、グッズも学校をテーマとしたものがいくつか販売されている[23]。 さくら学院をサポートする役割として先生役が設定されており、「担任の先生」の森ハヤシは、ライブやイベント、レギュラー番組のMCを務めたり一部の楽曲の作詞を行うなどして、さくら学院の活動に広範に関わっている[15][24]。「校長」の倉本美津留は、生徒総会での生徒会のメンバーと役職の発表、卒業式での祝辞のほか、放送作家や音楽家としての経験を生かして毎年度末に行われる「歌の考古学」をはじめとする「公開授業」の講師も務めている[25][17]。 卒業生の多方面での活躍や、成長期限定ユニットとしてメンバー育成に重点を置いた運営方針が、さくら学院の際立つ特徴として度々言及されている[26][27]。 メンバー
最終メンバーメンバーの記載順序は公式サイトに準拠した。なお、さくら学院の運営上の暦では活動最終年度の2020年度の年度末は2021年8月末であったため、実社会では3月末に年度末を迎えていた最終メンバーのさくら学院卒業時の実社会での学年は下記より1学年上級である。
旧メンバー※年度ごとのメンバーの記載順序は公式サイトに準拠した。
在籍期間最長在籍年度記録は菊地・水野・磯野・山出・藤平・吉田の5年度、最短は杉本の単年度。最長在籍日数記録は藤平・吉田の1,944日(5年3か月25日)、最短は杉本の330日(10か月26日)。最多同時活動人数記録は磯野・山出の24名、最少は杉本の11名。最年長在籍開始記録は黒澤の13歳11か月16日、最年少は木村の10歳2か月15日[注 7]。 ![]() 部活動
さくら学院には派生ユニットとして部活動が存在し、それぞれが部活のテーマに合った楽曲や衣装でパフォーマンスを行っている。
略歴(特記なき場合の出典は公式サイトの「さくら学院のあゆみ」[28]によった。また、さくら学院運営上の年度で記載した。) 2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
2016年度
2017年度
2018年度
2019年度
2020年度
作品さくら学院の作品シングルCD
ビデオシングル
デジタル配信シングル
アルバム
映像作品ライブ
その他
部活動ユニットの作品シングル
アルバム(部活動)
楽曲のタイアップ
賢くなれるシリーズ「教室エンターテインメント」をコンセプトに持つさくら学院には、「公開授業」イベントなどで生まれた生徒たちの言葉から学習ソングとして製作された、「聴くだけで『賢くなれるシリーズ』」が存在する。また、「科学部 科学究明機構ロヂカ?」の楽曲も小中学校で学習する理科の用語が歌詞の中に散りばめられており、理科の学習ソングとなっている。詳細は「科学究明機構ロヂカ?」を参照。
ライブ・イベント太字はさくら学院単独でのライブ・イベント。「公開授業」に関しては別節の#公開授業を参照。 2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
2016年度
2017年度
2018年度
2019年度
2020年度
公開授業さくら学院メンバーが舞台上で様々な分野の専門家の講師の授業を受けながら体験する様子を観覧する、授業参観がコンセプトのイベント。2012年度以降は年度末の定例授業として「校長」の倉本美津留が講師を務める「歌の考古学」が開催されており、メンバーが自分が生まれる前にリリースされた楽曲を選曲して、曲や歌詞にまつわる解釈やさくら学院への思いなどを発表してからアカペラで歌唱する様子を披露している[167][168]。なお、2019年度の「歌の考古学」は日本における新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う政府からのイベント自粛要請と、改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく新型コロナウイルス緊急事態宣言の発令を受けて最終的に中止となった[131]。また、2021年1月16日と17日に開催予定だった「落語の授業2」、「4コマ漫画の授業」は、緊急事態宣言の発令を受けて中止された後[169]、同年2月27日と28日に無観客オンライン有料配信で公開された。 公演一覧
テレビ放送
映像作品
出演ゲスト出演のものはさくら学院公式サイト及び、アミューズ公式プロフィールを参照 テレビレギュラー番組
インターネットレギュラー番組
ラジオインターネットラジオ
舞台
CM
書籍写真集
脚注注釈
出典
関連項目
外部リンクさくら学院
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