さくら総合リート投資法人
さくら総合リート投資法人(さくらそうごうリートとうしほうじん)は、東京都千代田区にかつて存在した投資法人(J-REIT)。 概要2016年に設立され東証に上場した。スポンサーはオーストラリアのガリレオグループと日本管財で、資産運用会社は「さくら不動産投資顧問株式会社」であった[1]。 前身である「ガリレオ・ジャパン・トラスト」は、ガリレオグループと日本管財により設立された日本の不動産を投資対象とするA-REIT(オーストラリア版REIT)として2006年12月にオーストラリア証券取引所(ASX)に上場したが[2]、市場価格の低迷していたためASXで上場廃止し[3]、J-REITに切り替えて東証に上場したものである[4]。 2019年5月10日、スターアジアグループ[5]のライオンパートナーズ合同会社より、さくら総合リート投資法人とスターアジア不動産投資法人との合併に向けた提案が出され、執行役員のライオンパートナーズ代表の杉原亨氏への交代と、資産運用会社のスターアジア投資顧問株式会社への交代を議案とする投資主総会の開催を請求された。対して、さくら総合リート側は同年5月17日に反対を表明した[6]。同年6月28日、関東財務局はスターアジアが請求した臨時投資主総会招集許可を決定した[7]。さくら総合側は対抗策として、同年7月18日に投資法人みらいとの合併を発表[8]、同年8月5日に合併契約を締結した[9]。同年8月30日、臨時投資主総会が開催され、スターアジア側の合併提案が可決され[10]、J-REIT初の敵対的買収が成立した[11]。 2020年3月1日に資産運用会社がスターアジア投資顧問株式会社に変更、同年3月30日の投資主総会にてスターアジア不動産投資法人との合併が可決[12]、同年7月30日に上場廃止、同年8月1日に吸収合併された。 沿革
ポートフォリオ上場当初は、18物件、取得価格57,360百万円であった[13]。
脚注
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