もしもタヌキが世界にいたらもしもタヌキが世界にいたら(もしもタヌキがせかいにいたら)は、フジテレビ系列クイズ番組『なるほど!ザ・ワールド』のエンディングテーマとして1983年に発表され、本番組が同年8月30日放送分で通算100回を達成するのを記念するエンディング曲として制定。同年7月5日から1984年10月9日にかけて放送された楽曲である。作詞は荒木とよひさ、作曲・編曲は坂本龍一。
概要歌詞には世界各国の「こんにちは」を意味する言葉と首都の地名が盛り込まれ、各国にちなんだ楽器の音色でフレーズが奏でられていた。 また、「○○タヌキになるでしょう」の「○○」は各国の名物である。 ユミ(遠藤由美子)と安田伸の在籍したバンド「シーラカンス」の競作でレコードが発売された。1984年にはユミが歌う続編「もしもタヌキが世界にいたら2」発売。こちらの編曲は瀬尾一三。 なお、当初は「ユミ」の正体は秘密だったが、『なるほど!ザ・ワールド』に「『ユミ』って一体誰なんだ?」という投書が多数来たため、番組内で遠藤由美子だった事を発表した。そして「2」ではジャケットに遠藤の顔写真が添えられた。 ユミ盤・シーラカンス盤の「もしもタヌキが世界にいたら」の初回プレス盤は正距方位図法による世界地図をコーティングしたピクチャー・レコードであった(A面が北半球、B面が南半球)。そしてどちらも7分を超す長尺曲のため、7インチ盤でありながら通常プレスも含め33⅓回転に設定された。 「もしもタヌキが世界にいたら」は10か国(「2」は9か国)が歌われており、 番組のエンディングではそのうちランダムに2コーラス(2も同様)が歌われる。ただし、「1」の3,5,8,10番および「2」の3番は番組で歌われていない。また「2」は7番以降の調が変更されるため、1コーラス目は1番から6番(3番は除く)、2コーラス目は7番以降から選ばれて放送された。 ディスクジャケット表は、「2」では後年『なるほど!ザ・ワールド』の番組マスコットを手掛けるイラストレーター、スチュワート・マスコウィッツによるタヌキが描かれていた。 これに対し「1」では、11匹のタヌキが周りにいる地球が描かれており、地球の部分を切り、地球を動かすと、タヌキが10匹に減るというトリックが添えられていた(地球追い出しパズル)。 ジャケット裏は世界の主な国名とその首都が記載されている(ユミ盤・シーラカンス盤初回盤)。 シングル収録曲ユミ盤(フォーライフ 7K-105)シーラカンス盤(フォーライフ 7K-110)
もしもタヌキが世界にいたら2(フォーライフ 7K-143)
『もしもタヌキが世界にいたら』に登場する国名
『もしもタヌキが世界にいたら2』に登場する国名絵本
脚注出典 |
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