アイウトン・ゴンサウヴェス・ダ・シウヴァ
アイウトン・ゴンサウヴェス・ダ・シウヴァ(Aílton Gonçalves da Silva, 1973年7月19日 - )は、ブラジル・パライバ州モゲイロ出身の元サッカー選手。現役時代のポジションはフォワード(センターフォワード)。 経歴ずんぐりとした体型からは想像できない突破力と強烈なシュート、柔らかなボールタッチが持ち味。ヴェルダー・ブレーメン時代の2003-04シーズンにはドイツ・ブンデスリーガ得点王に輝き、ドイツ人以外では初のリーグ年間最優秀選手 (Fußballer des Jahres) にも選ばれた。また、ドイツ・ブンデスリーガで100ゴール以上を挙げた外国人選手は、アイウトンを含め3人しかいない。 ドイツでの成功とは裏腹に、ブラジル代表への招集は一度もない(素行不良が原因といわれている)。一時期はブラジル代表を諦め、カタール代表入り寸前までいったり(結局国際サッカー連盟の新ルール適用により実現しなかった)、ドイツ国籍を取得しドイツ代表でのプレーを目指したこともあったが、いずれも断念している。 2004年にブレーメンを退団して以降は自己管理の甘さや素行の悪さが露呈し、世界各地のクラブを転々としている。2007-08シーズンはMSVデュースブルクと契約、ドイツ・ブンデスリーガへ復帰した。しかし、2008年2月に同チームとの契約を打ち切り、ウクライナのFCメタルルフ・ドネツィクに移籍した。同年、再びSCラインドルフ・アルタッハにレンタル移籍するも、2009年には母国ブラジルに戻りプレーしていたが、2009年7月に中国の重慶力帆足球倶楽部へ移籍した。12月にドイツ下部リーグのKFCユルディンゲン05へ移籍。2010年にはFCオーバーノイラントでプレー。 2012年にハッシア・ビンゲンに加入し、2013年に現役引退を表明。引退試合は自身のキャリアの中で最も輝いたヴェルダー・ブレーメンのホームスタジアムであるヴェーザーシュタディオンで行われ、4万2000人のサポーターが詰め掛けた[1]。 人物サッカーを始めた理由は、若い頃怠け者で寝るか乗馬するかしかしなかったため、母親が軍隊に入れるためのトレーニングとして始めさせたことによる。 ブラジルの小さな村のチームでプレーしていたところ、そのプレーを見たサンパウロFCのスカウトの目に留まり入団を誘われるも「寂しいので村を出たくない」という理由でこのオファーを蹴ったという過去を持つ。 ドイツ・ブンデスリーガで得点王を獲得した2003-04シーズンにおいて、全28ゴール中ヘディングでのゴールはわずか1ゴールと、重い体型が邪魔をしてか空中戦は苦手である。また、利き足ではない右足のプレーも苦手であり、彼のプレーの大半は左足が中心である。 タイトルクラブ
個人
脚注
関連項目外部リンク
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