アレックス・アントニオ・デ・メロ・サントス(ALEX Antonio De Melo Santos、1983年4月16日-)は、ブラジル出身の元プロサッカー選手、サッカー指導者。ポジションはミッドフィールダーだが、ディフェンダー(左サイドバック)やフォワードもこなす。通称、登録名はアレックス。
同じくサッカー選手のアランは、双子(一卵性双生児)の兄である。
来歴
クルゼイロECの所属時代は攻撃的な選手であり、初来日した2002年の川崎フロンターレでもFWで起用されていたが、翌2003年のアビスパ福岡移籍後に、当時監督の松田浩が左サイドバックにコンバート。以降このポジションが定位置になった。2006年は得点力不足のチーム事情により、主に試合途中からフォワードを務めることもあったが、松田浩から川勝良一に監督が交代してからは再び左サイドバックに固定された。
2007年はピエール・リトバルスキー新監督の下、再び攻撃的なポジションでプレー。開幕戦では2ゴールを挙げるなど、好スタートを切り攻撃の中心選手としてのみならず得点源としてもチームに大きく貢献、J2得点ランク2位となる26得点をあげた。しかし、福岡はJ1昇格を逃し、シーズン後の交渉で合意に至らず福岡を退団。柏レイソルへ移籍した。
2009年から、柏と同じ千葉県のクラブであるジェフユナイテッド市原・千葉へ移籍。2シーズンを過ごした。
2011年より、鹿島アントラーズへ完全移籍。2012年は、リーグ5試合及びナビスコ2試合に留まり、6月28日より徳島ヴォルティスへ期限付き移籍。2013年からは同クラブに完全移籍となった。2016年まで徳島でプレーし、2017年1月に契約満了で退団した[1]。
半年間の無所属期間を経て、2017年7月、カマタマーレ讃岐へ加入[2]。
2017年8月5日、第26節の水戸ホーリーホック戦で、史上33人目となるJ2リーグ通算300試合出場を達成した[3]。
2018年11月11日、J2第41節・東京ヴェルディ戦で、史上14人目となるJ2リーグ通算350試合出場を達成[4]。
2019年4月、現役引退と徳島ヴォルティスユースのアシスタントコーチ就任が発表された[5][6]。
2019年10月24日に開催されたJリーグ理事会において同年開催のJリーグアウォーズでJリーグ功労選手賞の授与が決定した。この年から外国人選手において母国フル代表での実績がない場合でも出場試合数の基準を満たせば受賞の対象となると改定された第1号の受賞選手となった[7]。
人物
10年以上にわたって日本で生活しており、日常会話やインタビューはほぼ日本語のみでこなせる[8]。
所属クラブ
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2002 |
川崎 |
4 |
J2 |
20 |
1 |
- |
3 |
2 |
23 |
3
|
2003 |
福岡 |
9 |
40 |
2 |
- |
3 |
0 |
43 |
2
|
2004 |
3 |
36 |
4 |
- |
2 |
1 |
38 |
5
|
2005 |
35 |
4 |
- |
0 |
0 |
35 |
4
|
2006 |
J1 |
30 |
2 |
2 |
1 |
0 |
0 |
32 |
3
|
2007 |
J2 |
45 |
26 |
- |
2 |
1 |
47 |
27
|
2008 |
柏 |
6 |
J1 |
28 |
5 |
4 |
1 |
5 |
0 |
37 |
6
|
2009 |
千葉 |
5 |
22 |
0 |
3 |
0 |
1 |
0 |
26 |
0
|
2010 |
3 |
J2 |
33 |
7 |
- |
0 |
0 |
33 |
7
|
2011 |
鹿島 |
5 |
J1 |
30 |
1 |
3 |
0 |
2 |
0 |
35 |
1
|
2012 |
5 |
0 |
2 |
0 |
- |
7 |
0
|
徳島 |
26 |
J2 |
14 |
3 |
- |
2 |
1 |
16 |
4
|
2013 |
3 |
32 |
1 |
- |
1 |
0 |
33 |
1
|
2014 |
J1 |
27 |
1 |
3 |
0 |
1 |
0 |
31 |
1
|
2015 |
J2 |
26 |
1 |
- |
1 |
0 |
27 |
1
|
2016 |
17 |
1 |
- |
1 |
0 |
18 |
1
|
2017 |
讃岐 |
31 |
18 |
0 |
- |
- |
18 |
0
|
2018 |
35 |
0 |
- |
0 |
0 |
35 |
0
|
通算 |
日本 |
J1
|
142 |
9 |
17 |
2 |
9 |
0 |
168 |
11
|
日本 |
J2
|
351 |
50 |
- |
15 |
5 |
366 |
55
|
総通算
|
493 |
59 |
17 |
2 |
24 |
5 |
534 |
66
|
その他の公式戦
指導歴
- 2019年 -
徳島ヴォルティス
- 2019年 ユース アシスタントコーチ
- 2020年 - 2021年 ユース コーチ
- 2022年 - 2024年 ジュニアユース コーチ
- 2025年 - トップチーム コーチ
脚注
関連項目
外部リンク
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※記述のない年は該当者なし | 1990年代 | |
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2000年代 |
- 00: 松永成立
- 01: ストイコビッチ
- 02: サントス
- 03: 井原正巳, 福田正博, 北澤豪
- 05: ビスマルク
- 06: 相馬直樹, 小島伸幸, 澤登正朗
- 07: 本田泰人, アマラオ, 城彰二
- 08: 秋田豊, 名良橋晃, 黒崎久志, 山口素弘
- 09: 小村徳男, 加藤望, 名波浩, 福西崇史, 森岡隆三, 森島寛晃
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2010年代 |
- 11: 三浦淳宏, 松田直樹
- 12: 藤田俊哉, 田中誠
- 13: 中山雅史, 土肥洋一, 服部公太
- 14: 伊藤宏樹, 岡野雅行, ジュニーニョ, 服部年宏, 波戸康広, 山田暢久, 吉田孝行, ルーカス
- 15: 宮本恒靖, 柳沢敦, 中田浩二, 新井場徹, 藤本主税
- 16: 山口智, 鈴木啓太
- 17: 市川大祐, 大島秀夫
- 18: 石原克哉, 加地亮, 坂田大輔, 土屋征夫, 羽生直剛
- 19: 小笠原満男, 川口能活, 中澤佑二, 楢﨑正剛, 播戸竜二, 巻誠一郎, 森﨑和幸, アレックス
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2020年代 |
- 20: 佐藤勇人, 那須大亮, 明神智和
- 21: 大黒将志, 佐藤寿人, 清水健太, 曽ヶ端準, 徳永悠平, 中村憲剛, 前田遼一
- 22: 青木剛, 阿部勇樹, 石原直樹, 大久保嘉人, 角田誠, 小林祐三, 高橋義希, 田中達也, 田中マルクス闘莉王, 田中佑昌, 玉田圭司, 谷澤達也
- 23: 上里一将, 大谷秀和, 駒野友一, 田中隼磨, 鄭大世, 富田晋伍, 中村俊輔, 橋本英郎, 藤本淳吾, 槙野智章, 水本裕貴, 本山雅志, 赤嶺真吾
- 24: 遠藤保仁, 柏木陽介, 柴﨑晃誠, 林卓人, 南雄太, 梁勇基, 渡邉千真
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Jリーグアウォーズ(最優秀選手賞 - JB11 - 得点王 - JBYP賞 - JFP個人賞 - J2MEP - 功労選手賞 - 最優秀監督賞 - 最優秀主審賞 - 最優秀副審賞 - JBP賞) |
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